最近の宇宙開発シーンから
☆NASAの火星探査車「スピリット」は、4月から砂地に足場をとられて身動きできない状態が続いているが、その後の詳しい調査で、土壌の特徴がこれまで踏み込んだことのないようなものであることが明らかとなった。
スピリットが砂地にはまることはこれまでも度々あったが、今回はかなりの難敵であることがわかっている。車輪を動かすとなおさら車体が潜り込み、既に車底の一部が砂地についているようでもある。

車輪が掘り出した土壌を分析した結果、踏み込んだ場所は三層以上の構造からなることがわかったという。科学分析器運用チームの副責任者であるレイ・アービッドソン氏は「層は玄武岩質の砂、硫酸塩リッチの砂およびケイ素リッチなそれから成ります。恐らく風と水の作用で出来上がったものでしょうけど、仮説の段階です」と語る。
これまでに得られたデータから運用チームは各種物質を調合し、火星と同じ状態の土壌を再現、探査車の脱出法の検討を始める(下・大量の材料が準備され、ミキサーで調合されます。その他の画像はこちらへ)。


詳しくはこちらへ【NASA 06.25】
☆下は、国際宇宙ステーション(ISS)から撮影された、千島列島北部・松輪島で発生した大規模な噴火。ISSが上空を飛行したタイミングとたまたま合ったためにこのようなナイスショットが撮影された。(毎日の報道では若田飛行士が撮影されたそうですね@管理人)

松輪島は終戦まで日本が統治しており、今回噴火したのは「松輪富士」と呼ばれた火山。この日、大気は穏やかだったようで、噴火で生じた衝撃波が上空の雲に穴を開け、その中央へきのこ雲が伸びている。また、急速な上昇で噴煙に含まれる水蒸気が一気に凝結し、きのこの先端に雲が生じている。
大きいサイズなど、詳しくはこちらへ【NASA 06.12】
☆ALMAに搭載されるバンド10受信機の研究開発チーム (チームリーダーは国立天文台
先端技術センター 鵜澤佳徳:うざわよしのり) は、周波数帯787ギガヘルツから950ギガヘルツの受信機として、世界最高性能の低雑音受信機を開発することに成功しました。

(ALMA(Atacama Large millimeter/submillimeter Array)=日米欧の国際協力で建設中の究極の地上電波望遠鏡。南米のチリ共和国の北部にあるアタカマ砂漠の標高約5000mの高原(上図)に建設され、ハッブル宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡の10倍の分解能(0.01秒
角:大阪にある1円玉を東京から見分けられます)で宇宙の謎を探る。)
宇宙からの微弱な信号を検出しなければならない電波天文学では、超伝導状態を利用した受信機システムが使われています。超伝導状態では、非常に高い効率で電気信号を伝送することができるからです。
研究開発チームは、効率よく信号を伝える伝送路を持ち、かつ低雑音の超伝導集積回路の作製に取り組みました。化合物超伝導材料には、今回新たに窒化ニオブ・チタンを用い、情報通信研究機構未来ICT研究センターの協力を得て、その品質改善に取り組みました。厚さ270ナノメートルの窒化ニオブ・チタンの膜は、製作過程のさまざまな条件で品質が変わるために、高品質な膜を作製することは、大変困難でした。また、バンド10受信機で使われる超伝導集積回路は、サイズが数十マイクロメートルしかなく、設計通りの性能を実現するためには、高い製作精度が要求されました。
研究開発チームは、このような高い要求に応える回路を作製し、独自に開発した受信機システムに搭載して性能評価を行い、世界最高性能の低雑音受信機であることを証明しました。バンド10受信機がカバーする周波数帯では、カリフォルニア工科大学
(Caltech) や、オランダ宇宙研究機構 (SRON) が製作した受信機がこれまでの最高性能でしたが、いずれの場合も、ALMAの科学的目標を達成するには不十分な感度でした。さまざまな工夫を重ねて設計・開発したバンド10受信機は、CaltechやSRONが製作した受信機の性能を凌駕し、ALMAに搭載される受信機の中でも、開発が最も難しいとされてきたバンド10受信機の開発に成功したのです。
なおこの周波数帯には、医薬品や農薬などさまざまな試薬類に固有の吸収スペクトルが見つかっており、それらの試薬やガスの検出に対する応用が見込まれています。そのため、開発に成功したバンド10受信機が、ALMAに搭載され天文学の発展に大きく貢献するのはもちろんですが、本研究で確立された周波数1,000ギガヘルツ付近の信号を受信したり伝送したりする技術は、各種検査装置開発の基盤技術としての寄与も期待されます。
本成果は2009年6月16日から19日にかけて九州福岡で開催された超伝導エレクトロニクス国際会議 (ISEC 2009) において発表されました。詳しくはこちらへ【国立天文台 アストロトピックス 06.24】
☆1908年のツングースカ爆発とスペースシャトルとの関連がレポートされた。

1908年のツングースカ爆発では830平方マイルの森林がなぎ倒された。この爆発の成因として、数十メートル級の隕石が衝突したものと考えられている。この件についてコーネル大学のマイケル・ケリー氏らの研究チームはこのほど、彗星が衝突したものと考えられると主張する論文を発表したが、その根拠にスペースシャトルに関連する現象が例としてあげられている。
論文が「ジオフィジカル・リサーチ」誌のレターズに記載された。
彼らは、スペースシャトルが打ち上げられた直後、夜光雲がよく観測されることに注目した。夜光雲は中間圏(高度約60〜80km)という高空に出現する雲で、主に極地方で観測される。シャトルが上昇する際、大量の水蒸気が高空に放出されるが、それが極域に流れ込み、夜光雲の出現確率を高めるのである。(下は昨年7月、国際宇宙ステーションから撮影された夜光雲。地平線の下から太陽光が射すため、地上は夜でも明るく輝く。)

ツングースカの事件では、その後数日間にわたり、ヨーロッパ上空が夜間輝いたことが記録されている。研究チームはこれを夜光雲と断定し、彗星が突入したことでまかれた水蒸気の作用だろうと結論づけている。
詳しくはこちらへ【Cornell Univ.6.24】
☆水素ガスの巨大な塊が明るく輝く。そのメカニズムが精力的な観測と分析で明らかになった。
対象は、みずがめ座の「ライマンα・ブローブス」と呼ばれている水素ガス塊の集合域。ビッグバンから20億年しか経過していない深宇宙で、数百後年のスパンにわたって水素ガスの塊がいくつも散らばっている領域であり、“SSA22”と符号の付けられている。
水素原子のライマンα線(紫外域)が強く放射されていることからそのような名で呼ばれている。2000年、すばる望遠鏡を通して発見されたものであったが、巨大な水素ガス塊を照らしているメカニズムが謎だった。
下の画像で、左下は塊(ブローブ)の中でもっとも大きいものの一つである。水素ガスブロブは黄色で着色されており、その中に存在する銀河は白く着色されている。また、赤外線は赤で、X線は青で示されている。このうちX線観測は、銀河中心で超巨大ブラックホールによる強い放射が生じている強力な証拠となる。一方、右下は銀河中心からの放射をイメージした模式図。超巨大ブラックホールの周りにおける降着円盤機構からジェットが放射され、それがブローブ全体を照らしている様子を表現したものである。

銀河はこのような水素ガス塊の中で誕生すると考えられており、今回のメカニズムの確認は、その進化を研究する上で重要なものとなるのは間違いない。詳しくはこちらへ【Chandra 06.24】
…このようなブローブはいくつも発見されており、銀河進化論を研究する上で重要な対象となっています。最近も、既に見つかっているブローブよりもっと若い世代のそれが見つかり、「ヒミコ」と名付けられたことが報告されています(こちらへ)。
☆宇宙をほぼ光速で飛び交う高エネルギーの陽子や電子である「宇宙線」は、恒星が寿命を迎え、超新星爆発を起こした際に生じる衝撃波によって発生することが、観測で裏付けられた。オランダ・ユトレヒト大の大学院生イブリン・ヘルダーさんや宇宙航空研究開発機構研究員の馬場彩さん、広島大助教の山崎了さんらが26日、米科学誌サイエンス電子版に発表した。
宇宙線は1912年、オーストリアの物理学者による気球観測で発見されたが、長らく起源が不明だった。エネルギーが一定水準以下の宇宙線は、地球がある銀河系内で起きた超新星爆発で発生すると考えられるようになったが、観測で本格的に裏付けられたのは今回が初めて。エネルギーがもっと高い宇宙線は銀河系外で発生しているとみられるが、具体的な出所ははっきりしていない。
研究チームは、中国の歴史書「後漢書」に目撃証言が残る、西暦185年に発生した超新星爆発の残骸(ざんがい)を、欧州南天天文台(ESO)のVLT望遠鏡と米航空宇宙局(NASA)のチャンドラX線天文衛星で観測した。この残骸「RCW86」は、コンパス座の方向に約8200光年離れた所にあり、後漢書の記述は人類最古の超新星爆発の記録といわれる。【時事
06.26】
☆土星の衛星「エンケラドス」の南極域からはアイスダストが吹き出していることが知られているが、この氷片中にナトリウム塩が検出された。土星周回探査機「カッシーニ」の取得したデータを精査していて判明したもので、ナトリウム塩が検出されたのは初めてである。
このことは、エンケラドスの地下に液体の水があることを強く示唆している。論文が「ネーチャー」誌6月25日号に掲載された。
カッシーニは2005年、エンケラドス南極域から氷片ジェットが吹き出しているのを発見、ジェットの一部がEリングを構成していることが明らかとなった。カッシーニのコスミックダストアナライザーが、ナトリウム塩を検出した。
コスミックダストアナライザー分析チームは、液体の水がエンケラドスの地下にあるものと結論づけている。というのも、分析センサーにひっかかるほどの量は、水への溶解によって濃縮される他ないからである。

(上・ナトリウム塩の検出を基に、修正提案されている氷片噴出モデル。表面近くで地下水が激しくボイルし噴出するA案は、現実的でないと見られる。もしこのモデルであれば、地上でも検出できるほどのナトリウムが拡散しているはずだから。また、地下のもっと深いところでボイルし、すき間を通って外へ噴出しているB案も難しい。なぜならこの場合、水分の蒸発と共に塩が結晶化し、すき間が詰まってしまったり、表面では熱不足で充分な拡散ができないかもしれないので。C案は氷が昇華により拡散しているという考え。この場合、塩は太古の昔にそれが含まれた地層が形成され、ジェットとは別にその塩が外へ飛び出していると考えるが、この案もちょっと難しい。D、E案は地下の圧力岩盤釜の中でゆっくりと蒸発した水と共に外へ吹き出しているという案で、もっともありそうではあるが、確証はまだない。詳しくはこちらへ)
分析チームはまた、炭酸塩の存在を示唆するデータも検出しているとしている。これもまた、ナトリウム塩と合わせて、水の存在を示唆するものとなる。
一方、別の研究チームが、やはりネーチャー誌同号に、地上からの観測ではナトリウム塩は認められないとする論文を発表している。このチームもやはりエンケラドスのジェット中にそれを探し求めていたのだが、検出することができなかったのだという。カッシーニ・コスミックダストアナライザー分析チームとは相反する報告である。
カッシーニは今年11月、エンケラドスに2度のフライバイを行う。カッシーニ分析チームはこのフライバイ観測に期待を寄せている。詳しくはこちらへ【Cassini 06.24】
☆東大阪宇宙開発協同組合の雷観測衛星「まいど1号」が、危機に直面している。
管制業務を担ってきた宇宙航空研究開発機構との契約が5月末に切れた後、運用資金を工面できないからだ。
現在は、衛星を維持するための最低限の業務を宇宙機構が無償で続け、写真撮影などの活動はすでに中断。それも3か月が限界で、新たな資金源が確保できないと、まいど1号は今秋にも、活用されないまま地球を回るだけになる恐れがある。
1月23日に打ち上げられたまいど1号は、雷の観測や地球の写真撮影、アマチュア無線利用の通信実験など一通りの実験を5月までに無事、終了した。
同組合は、今後も写真撮影などを続け、約3年の寿命が尽きるまで有効活用する方針だった。【読売
06.24】
☆国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一さん(45)が来月初めにもロシア宇宙船「ソユーズ」に乗り込み、宇宙空間を飛行することが24日、分かった。係留するISSのドッキングポートから別のポートに移設する30分程度の「飛行」だが、宇宙航空研究開発機構の飛行士としては初のソユーズ搭乗となる。
宇宙機構によると、ISSにはソユーズや無人補給船「プログレス」などロシア宇宙船の係留ポートが3つあり、現在ソユーズ2機とプログレス1機がドッキングされている。
このうち、「ピアース」と呼ばれる区画に係留中のプログレスは6月末に切り離されて投棄されるが、若田さんは7月3日午後(日本時間)、ISS指揮官のゲナディ・パダルカさん(51)らと3人で、ソユーズのうち「ズベズダ」と呼ばれる区画に係留されている1機に搭乗。ISSからいったん分離した後、空いたピアースのポートまで飛行し、再びドッキングする。
本来は若田さんの搭乗予定はなかったが、米スペースシャトル「エンデバー」の打ち上げ延期により、滞在期間が延びた若田さんが担当することに。若田さんも自身のブログで「初めての経験になるので、とても楽しみ」としている。【時事
06.24】
☆2005年に米航空宇宙局(NASA)の火星探査機が水の痕跡を見つけた二つのクレーターのうちの一つが、08年に大崎市鳴子温泉にちなんで「Naruko」と命名されたクレーターであることが23日、分かった。NASAの資料を分析した大崎生涯学習センター(大崎市)は、「クレーターから水が出たことが、命名の決め手になったようだ」と喜んでいる。
クレーターの水は、最近流れた痕跡を見せている。探査機による観測で発見され、06年に米科学誌サイエンスに発表された。生涯学習センターは、火星のクレーターの命名に詳しい広島県の天文家佐藤健氏からの指摘で、NASAのホームページを閲覧し、水の痕跡があるクレーターとNarukoが同じであることを確認した。
生涯学習センターによると、佐藤氏が、クレーターを命名した国際天文学連合(IAU)に問い合わせたところ「クレーターに地下水流出で作られたと思われる溝があるとのリポートがあり、温泉で知られる鳴子の名の命名は適切と考えた」などとする回答を得たという。
火星の小さなクレーターは世界の人口10万人未満の町名が選ばれるという。無作為に抽出した候補から地理的、国家的、文化的な要素を考慮して命名される。
生涯学習センター振興係長で、プラネタリウム担当の遊佐徹さん(43)は「水温は不明だが、火星にNarukoの温泉がわいたかもしれないと考えると、非常に興味深い」と話している。
遊佐さんは7月3日に鳴子中で開かれる「『Naruko』命名記念大会」(鳴子ロータリークラブ主催、大崎市共催)で講演し、命名秘話などを披露する。講演会は午後1時半からで、仙台フィルハーモニー管弦楽団メンバーによるコンサートもある。入場無料。連絡先は大崎市鳴子総合支所0229(82)2191。【河北新報
06.24】
☆NASAのLROは無事に軌道へ投入されました!
管制部は23日午後7時27分、軌道投入を確認。今後2ヵ月ほどかけて軌道を確定し、最終的には高度50km付近を周回しながら月面を調査することになるとのこと。
一方、エルクロス(LCROSS)の方も無事に飛行を続けており、スウィングバイしつつ撮影された画像の一部が公開されている(下・左上はツィオルコフスキー・クレーターですかねぇ)。

詳しくはこちらやこちらへ【NASA 06.23】
☆火星周回探査機「マーズ・オデッセイ」の軌道変更マニューバが終了したそうです。
マーズ・オデッセイ運用チームは昨年9月以来、軌道の僅かな変更作業を続けてきた。2001年の火星周回開始以来、太陽同期軌道を飛行するオデッセイは、その直下が午後5時になるようになっていた。これは搭載されているガンマ線センサーが安定して機能するために必要な措置だったが(強い照り返しに弱い)、同センサーの運用は打ち切られた。このため、運用継続中の赤外線センサーがより高感度に直下の放射を拾えるよう、真下がお昼過ぎになるように軌道の調整が行われたのである。
昨年9月30日、スラスター噴射で軌道がドリフトするように仕向け、オデッセイは自然に軌道をずらしてきた。それから約9ヵ月後の今月9日、再度スラスターを噴射しドリフトを停止、軌道を確定した。これにより、直下の時刻は午後3時45分頃になった。
オデッセイは今後もさらなる運用が続けられ、2012年のマーズ・サイエンス・ラボラトリーあらため「キュリオシティ」でも通信リレーで活躍する見込み。詳しくはこちらへ【NASA 06.22】
…当初は今年の年末までかかると報じられていましたが、予定よりかなり早く遷移が終わったのですね^^
☆洋上打ち上げのシーロンチが破綻だそうです。詳しくはこちらへ
☆先日打ち上げられたNASAの月探査機「ルナ・リコネッサンス・オービター」(LRO)と「エルクロス」(LCROSS)は順調に飛行を続けており、日本時間23日夕方、LROが月周回軌道に入る。
月周回軌道投入開始は日本時間18時47分が予定されているが、NASA TVではその約15分前の18時30分より管制部からネット中継を開始する。
一方、エルクロスの方はアトラス上段と共に、月の南極側から裏側を通り、北極側に抜け出るスイングバイを開始する。これにより、地球までグルリと含んだ軌道に入る(下・大きいサイズはこちら)。

月面最接近は日本時間19時30分頃。運用チームはスイングバイのストリーミングビデオを同21時20分頃に公開する予定(詳しくはこちらへ)
エルクロスの月面インパクトは今年10月9日が予定されている。ターゲットは、南極付近の永久影が存在するクレーターが選定される見込み。詳しくはこちらへ【SpaceRef 06.23】
☆宇宙システム開発株式会社さまの人材情報サイト「かけはし」で“お仕事情報”が以下の通り更新されました。
「衛星試験センターで働く技術者を募集しております。業務は、試験装置などで取得したデータをデータベー
スに格納するシステムの開発と運営です。」
詳しくはこちらへ→http://www.kakehashi-ssd.jp/
☆国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一さん(45)を迎えに行く米スペースシャトル「エンデバー」の打ち上げが延期されたのを受け、若田さんは22日までに、宇宙航空研究開発機構を通じ「打ち上げの遅れは残念だが、(日本実験棟)きぼうを利用した仕事にさらに従事できることをとても幸運に感じている」などとするコメントを公表した。
エンデバーは17日に打ち上げ予定だったが、燃料注入時の水素ガス漏れにより中止。次の打ち上げ目標日は7月12日で、若田さんの滞在期間は約1カ月延びることになった。
宇宙機構によると、若田さんの健康状態は良好で、滞在延長も問題ないという。若田さんもコメントで「さらに充実したISSでのシステム及び実験運用と、きぼうの最終組み立てに気を引き締めて取り組みたい」としている。
☆昨年10月にNASAが打ち上げた太陽系外縁観測衛星「IBEX」(インターステラ・バウンダリー・エクスプローラー)は順調に機能している。軌道投入から約1ヵ月半の昨年12月3日、観測センサーがオンにされるや早速、特徴的なデータが取得されたという。
この衛星は、太陽系外縁からやってくると考えられている「宇宙線異常成分」(ACR)を観測するように設計されている。ACRとは、地球で観測される宇宙線の中で、太陽起源のものでもない、また、遠方の深宇宙を起源とするものでもない、そういう意味で“異常”な宇宙線のことを指す。現在のモデルでは太陽系外縁のターミネーション・ショック(太陽風が影響力を及ぼす端の領域)で生成されていると考えられており、この全天走査を行うことで、この外縁の様子にかつてなく迫ることができるものと期待されている。
運用しているサウスウェスト・リサーチ研究所(SwRI)の運用チームが観測を開始したとき、高速の原子を検出した。この時たまたまセンサーの前を月が横切り、この月で散乱された太陽風がセンサーに飛び込んだと考えると説明が付くという。
太陽からは高速の荷電粒子である太陽風が四方八方に流れ出ている。地球近傍では地球の磁場がシールドすることで、太陽風が地上まで到達しない。しかし月は磁場が弱いため太陽風が月面まで達し、散乱されて飛び散るものが出てくる。IBEXはこの飛び散った粒子を検出したのである。
下は、IBEX、月、地球の軌道と当時の位置関係。放物線に見えているのは、地球のバウ・ショックと磁気圏外縁(マグネトポーズ)。軌道図の下は衛星のスピン角を縦軸に、時刻を横軸に取ってカウントを表したもので、月方向からのカウントが白矢で示された部分。(角度幅は約6°とのことですが、これが月の特徴と一致するのでしょう@管理人)

運用チームは、月面に達した粒子の10%が飛び散り、90%が土壌中に吸収されると考えている。飛び散った粒子は衝突の際に電子を獲得し、中性原子になるが、IBEXで検出されたのも中性粒子であった。
今年の夏の終わり頃には、最初の全天走査マップがリリースされる予定とのこと。現時点でどのような成果が取得されているのかそれまで一切ノーコメントとのことだが、プロジェクト責任者のマッコマス氏は「どのモデルにも合っていないようだ」とほのめかしている。
詳しくはこちらへ【IBEX 06.18】
☆米ニューメキシコ州で19日、宇宙旅行の拠点となる「スペースポート・アメリカ」の建設が始まった。完成すれば、民間宇宙旅行者が宇宙へ向かう世界初の「宇宙港」となる。
ニューメキシコ州が約2億ドル(約190億円)を出資し、建設する。完成後は、民間として発の宇宙旅行を計画している英ヴァージン・ギャラクティック社が利用する。
同社は2008年にも、宇宙旅行事業を始めるとしていたが、実際にスペースポート・アメリカを利用した宇宙旅行は、2010年からとなる見込み。
同社によると、すでに世界120カ国・地域から4万5000人が宇宙旅行を予約しているという。費用は20万ドル。
着工式に出席したビル・リチャードソン知事は、「ニューメキシコはこの投資により、新しい宇宙産業に向けた新しい、重要な一歩を踏み出す」と述べている。【CNN
06.20】
☆土星の輪が見えなくなる「消失現象」が約15年ぶりに起こる。地球から見て輪が真横に位置するためで、しし座の方向にある土星の輪が、次第に細くなる様子が観察できる。
国立天文台(東京都三鷹市)などによると、土星の輪は氷粒が集まったものと考えられ、一つの大きな輪のように見えるが、複数の輪で構成されている。一番幅広いもので2万5000キロあるが、厚みは最新の研究で、わずか数十メートルと報告されている。
土星は太陽の周りを約30年かけて一周する。その軌道面から約27度傾いており、輪も同じように傾いている。地球から見ると、15年周期で輪の傾きが変化する。
前回は95年ごろに消失現象がみられた。今回は9月4日に地球から輪が真横に見える位置関係になる。また8月11日には、太陽から見て輪が真横になり、光が当たらずに輪が暗くなる現象が起きる。いずれも、日没直後の低い空に位置するため観測が難しく、「薄くなった輪を見るなら今がチャンス」。口径5センチ以上の天体望遠鏡があれば、輪が見えない土星の観測はできるが、消えかかった輪を確認するには、天文台などに設置された口径1メートル級の大型望遠鏡が必要という。
東京では、6月下旬の午後8時ごろ、南西の高さ40度ぐらいの空に土星が見える。国立天文台(電話0422・34・3600)では27日の定例観望会(午後7時半〜同8時半)で、土星を観察する予定。【毎日
06.20】
☆人類初の天体観測から400年を記念する世界天文年にちなむ「的川泰宣展 宇宙からの伝言−ものづくりと冒険の心−」が、20日から竹中工務店のギャラリーA4(江東区新砂)始まる。8月7日まで。宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授の的川泰宣さんは「日本や世界を覆う閉塞(へいそく)感を吹き払い明るく元気な未来を築くため、宇宙教育のスクラムに加わってほしい」と呼びかけている。
期間中、46年ぶりの皆既日食を楽しむ方法を的川さんが解説するワークショップ、的川さんと法隆寺の宮大工棟梁(とうりょう)が日本のものづくり精神を語るシンポジウムなどが予定されている。【産経
06.20】
☆宇宙航空研究開発機構は、(株)ギャラクシーエクスプレス及び(株)IHIエアロスペースとの間で研究開発を進めているLNG推進系開発の一環として、LNG(液化天然ガス)実機型エンジンの設計の妥当性を確認することを目的としたエンジンの燃焼試験を(株)IHI相生事業所にて実施しますのでお知らせします。詳しくはこちらへ【JAXA 06.20】
☆宇宙航空研究開発機構(JAXA)および日本放送協会(NHK)は、平成19年9月14日に打上げ、平成21年6月11日に月面に制御落下させた月周回衛星「かぐや」の制御落下直前の静止画像のハイビジョンカメラ(HDTV)による撮影に成功しました。
今回撮影した静止画像は「かぐや」が制御落下地点(GILLクレーター付近)に向け、高度を下げながら約1分間隔で連続ハイビジョンカメラ(望遠)で撮影したものです。「かぐや」が徐々に高度を下げるのにあわせて、月面が迫ってくる様子が画像からよくわかります。
この後、「かぐや」は日陰である制御落下地点に向かったため、落下まで月面が暗くなって月面は撮影できませんでした。このため、今回の画像が「かぐや」のハイビジョンカメラで撮影した月面のラストショットとなります。

詳しくはこちらへ【JAXA 06.19】
☆日本時間19日早朝に打ち上げられたLRO/LCROSS。一直線に、きれいに飛翔していきましたね^^


大きいサイズはこちらやこちらへ【photo: NASA】
☆NASAの月探査機「LRO/LCROSS」が日本時間19日午前6時32分、ケープカナベラル空軍基地より打ち上げられました。

詳しくはこちらへ【NASA 06.18】
☆18日木曜(現地時)に打ち上げ予定のNASAの月周回探査衛星「ルナ・リコネッサンス・オービター」(LRO)/LCROSSが17日、ロールアウトされました。

写真は、ケープカナベラル空軍基地41番射点に立つアトラス打ち上げロケット(大きいサイズ)。射点への移動は現地時間17日午前10時2分(日本時同日午後11時2分)に始まり、35分後に射点へ到着しました。
LRO/LCROSSの打ち上げタイミングは現地時間18日午後5時12分、5時22分および5時32分の3回(日本時19日午前6時12分、以下同様)。もしこのタイミングに打ち上げできなかったら、次は翌19日午後6時41分、同51分および午後7時1分(日本時20日午前7時41分、以下同様)にずれ込むことになります。詳しくはこちらへ【NASA 06.17】
☆下はNASAが続けている「ルナ・オービター・リカバリー・プロジェクト」(LOIRP)の成果の一部で、今月14日にリリースされた一枚。月の南極とその周辺を写したもの。

NASAは1966年から67年にかけて、5機の月周回衛星「ルナ・オービター」を送り込み、地表の調査を行った。これはアポロ計画の一環で、有人着陸に適した場所を探すのが主任務であった。しかしアポロ終了後、マスターテープはお蔵入りとなり、長い間放置されていたのであった。
この衛星で取得されたデータは膨大なものであったが、当時の能力では高解像度処理に限界があった。テープはその後いくつかの機関と人の手を渡ったが、2007年、民間宇宙企業「スカイコープ」を運営するデニス・ウィンゴ氏や「スペースレフ・インタラクティブ」のケイス・カウイング氏らによって再生事業がスタートしたのであった。これが現在、NASAエームズ研究所で「LOIRP」という名のもと続けられているのである。
南極点には有名な「シャクルトン・クレーター」がある。この底は太陽光が年間を通して全くあたらない永久影の領域として知られ、永久氷が存在すると信じられてきた。
月の両極にはセンシングにより大量の水が存在する可能性が指摘されているが、直接検出はまだなされていない。LROと同時に行われるミッションLCROSSでは極域にロケット上段をぶつけ、飛び散った土壌中に水などの存在を求める。詳しくはこちらへ【MoonViews/SpaceRef 06.14】
…改めて冷静に眺めますと、「かぐや」最大の業績は、シャクルトンの底に氷がなかったことを確認したことだなぁと思う管理人です。科学的のみならず、政治的にも。南極域に基地を造ることに躍起になり、各国に協力を求めていたアメリカですが、シャクルトンの氷の可能性はその最大の根拠というか、もはや精神的支えと言っても過言ではないものになっていたわけで、それを大きく揺らがす成果となったわけですし。逆にそれ故、米国がLCROSSにかける期待はとても大きいものとなっているかも知れません。かぐやが見たのは特定のクレーター底の表面だけですし、その他のそして地下がどうなっているかはまだわかっていませんし、これで水関連の物質が検出されたらまた大騒ぎかと。成果がとても楽しみなところですね。
☆第48回パリ航空ショーの模様
http://www.russianspaceweb.com/lebourget2009/index.htm
☆米航空宇宙局(NASA)は、17日に予定していたスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げを、7月11日へ延期した。
燃料の水素が漏れたのが原因。国際宇宙ステーション(ISS)に3月から滞在中の若田光一飛行士(45)は、エンデバーで7月初めに帰還する予定だったが、滞在が7月下旬まで延びる。
エンデバーは当初、13日に打ち上げの予定だったが、燃料の液体水素をタンクに注入中、水素が気化して周囲に漏れるトラブルが発生し、延期されていた。NASAは、修理してこの日の打ち上げに臨んだが、同じトラブルが再発した。
エンデバーの飛行は、国際宇宙ステーション(ISS)へ日本実験棟「きぼう」の最後の構成部分を運ぶのが目的。【読売
06.17】
☆「熊本発 日食ツアー」で検索かけて当サイトに入られる方もいらっしゃるようなので、ご参考までに。。
一昨日新聞に入っていた旅行案内チラシ↓

地元の交通会社主催のツアー一覧ですが、左上の皆既日食ツアー、まだ余裕があるそうです。熊本発→下関→船で蘇州へ→観光→日食帯へ船で→そのまま下関帰投の5日間という強行軍w
¥69,800−
写メでわざわざ写し込んでいる時点でバレバレですが、管理人個人的には右のロシア旅行の方に関心があったりw
熊本発直行、モスクワ・サンクトペテルブルグのめぼしい世界遺産は全部回って、典型的なロシア料理は全部食べるという全お任せコース。自由行動は殆どありませんから、抜け出してエネルギア博物館へ行ったりなどは出来ませんがw
で、裏面は…↓これまたツッコミどころ満載w でもこのノリは好きです^^ゞ

「コアラやレッサーパンダと一緒に日食を見よう!」
…彼らは昼間はたいがい寝てますが(爆
「限定1本!」
…日食はこの日しかありませんw
で、青縁の白ヌキ文字がプッと笑ってしまい…
「天候等により、日食を観察できない場合がございます。その際は、夕方のように暗くなる過程をお楽しみ下さい。」
…かなり苦しい^^;; でもまぁ実際そうするほかないでしょうけど。。
(下の「桃狩り・ブルーベリー狩り」の方も気になったり…(笑
以上、お問い合わせは「九州産交ナイスデーツアー」 http://k35.jp/
さて、車で指宿の更に南の長崎鼻までいくかとしても…かなり人出多そう^^;
かといって大隅の南端も…道が一本しかないぞ〜大隅史上初?の大渋滞か?【管理人】
☆北朝鮮が北西部のミサイル基地に加え、北東部の基地でも長距離弾道ミサイルの発射準備を進めていることが16日、分かった。2発ともテポドン2号かその改良型とみられる。
南東部では中距離弾道ミサイルの発射準備が進み、防衛省は近く新型の短距離弾道ミサイルが発射されるとも分析。自衛隊のレーダーによる警戒を強化するとともに、事態が切迫してくれば迎撃態勢に入る方針を固め、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の首都圏と関西への展開を検討している。
今回の発射準備では、5月末に長距離弾道ミサイルの機材が平壌近くの軍需工場で貨物列車に積まれたのが確認された。韓国メディアは北朝鮮北西部の平安北道(ピヨンアンプクト)東倉里(トンチヤンリ)にある新しい発射基地に搬入されたと一斉に伝えた。
その後、日本政府などの分析で、北東部の咸鏡北道(ハムギヨンプクト)舞水端里(ムスダンリ)の基地にも長距離弾道ミサイルの機材が運び込まれた形跡があることが判明。車両や人の動きから、東倉里と同時並行で発射準備を進めているとみている。舞水端里は平成18年7月と今年4月の発射にも使われた。
弾頭やブースター(推進エンジン)を公海上に落下させるため、舞水端里からは4月の発射時と同様、東北上空などを通過する形で東に発射。東倉里では南に発射して先島諸島周辺を通過させる可能性が高いが、こうしたコースに発射するかは不明だ。
日本政府内には、舞水端里と東倉里のどちらかの発射準備はダミーで、日米の情報収集活動を攪乱(かくらん)する陽動作戦との見方もある。だが、防衛省は両基地から発射されるとの前提で対処方針を検討している。今週に入り、地上レーダーのFPS−5とFPS−3を弾道弾探知モードに移行させた。
ミサイル防衛(MD)システムでの迎撃態勢は、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦を日本海に配置するが、4月と同様にPAC3の展開地が焦点。前回はミサイルの飛行コース通告を受け、PAC3を首都圏と東北に展開させた。今回は通告はない見通しで、より難しい判断を迫られるが、重要防護拠点の首都圏と関西への展開案が有力だ。
南東部の江原道(カンウオンド)旗対嶺(キテリヨン)の基地では、ノドンとみられる中距離弾道ミサイルの発射準備も進められ、3基地からの連続発射も懸念される。その場合、日本を飛び越える長距離弾道ミサイルよりも弾頭落下の恐れが強く、MDでの主たる迎撃対象でもあるノドンの対処に集中すべきだとの見方が大勢で、迎撃に向けた政治決断と日米連携の検討も急務になる。【産経
06.17】
☆「宇宙飛行士稼業を離れることはさびしいが、新しいチャレンジにもわくわくする。うれしさと悲しさが半々」。昨年3月、国際宇宙ステーション(ISS)に日本実験棟「きぼう」第1便を取り付けた土井隆雄さん(54)が16日午前(日本時間17日未明)、9月から国連宇宙部(ウィーン)宇宙応用課長に転身する思いを記者団に語った。
日本の今後については、「米国主導の月探査計画に参加することは比較的楽だが、有人宇宙船を開発できた国が世界の宇宙開発をリードする。ロシア、米国、中国に日本が続くことができるか。この数年で決めないといけない」と指摘した。
9月にH2Bロケットで初めてISSに打ち上げる無人貨物船(補給機=HTV)を有人宇宙船に改造することは「それほど難しくない。やろうと思えばできる」と語り、ISSの運用終了後は日本独自の小型宇宙ステーションを造ってもよいとの考えを示した。【時事
06.17】
☆お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が、NASA創立50周年を記念するドキュメンタリー映画「宇宙(そら)へ。」(8月21日公開)の日本語ナレーションを担当することになり、6月15日、東京・西早稲田のアバコクリエイティブスタジオにてアフレコを行った。
本作は、「ディープ・ブルー」「アース」など一連のドキュメンタリー作品で高く評価されている英BBCが、NASAに保管されていた貴重な未公開映像からロケット打ち上げ失敗や予期せぬ事故など知られざるNASAの歴史に肉迫し、人類の飽くなき冒険と勇気、情熱を描き出すヒューマン・ドキュメンタリー。
お馴染みのギャグを封印し真剣な表情でアフレコに挑んだ宮迫は、声優の経験(「Mr.インクレディブル」)はあるものの映画のナレーションは今回が初めて。心なしか緊張した面持ちで「これ、ドッキリちゃうの?」と言いながら、いつもより低めの渋い声で無事に収録を終えるとホッとした様子で、「家ではもっぱら嫁に罵声を浴びせられるだけで、声を発していない」と十八番の恐妻トークを展開。続きはこちらへ【eiga.com 06.16】
☆南米ギアナのクールー基地より今年予定されていたソユーズロケットの初飛行が、来年にずれ込むことが明らかとなった。15日、欧州宇宙機構(ESA)が公にした。
それによると、射点に設置されるガントリークレーンに遅れが出ているとのこと。
一方、ESAが開発を続けている新型ロケット「ベガ」にも遅れが生じているとのこと。詳しくはこちらへ【SpaceDaily 06.15】
☆NASAは、スペースシャトル「エンデバー」(STS−127)を米東部時17日午前5時40分(日本時間同午後6時40分)に打ち上げると正式に発表した。
またこの決定に伴い、月周回探査衛星「ルナ・リコネッサンス・オービター」(LRO)の打ち上げが18日にずれ込むこととなった。打ち上げのタイミングは3回あり、それぞれ午後5時12分、同22分および同33分である(各米東部時)。
つまり、LROの打ち上げは当初予定よりも24時間あとにずらされたわけだが、もしこの日の打ち上げができないとなると、次の機会は19日の午後6時41分か51分、これが更にダメだと次は20日の午後8時8分、18分または28分ということになる見込み。
詳しくはこちらへ【NASA 06.15】
☆鹿児島地方気象台・名瀬測候所が皆既日食特設ページを開設しました。
http://www.fukuoka-jma.go.jp/naze/solar_eclipse.html
☆米航空宇宙局(NASA)は14日、スペースシャトル「エンデバー」の新たな打ち上げ日を17日に設定したと明かした。これに伴い、月探査機の打ち上げを2日間遅らせるという。
NASAでは当初、エンデバーの打ち上げ日を13日に設定していたが、同日になって危険性のある水素ガスの漏れが見付かったことから、延期を決めていた。
新たな打ち上げは、米東部時間13日午前5時40分(日本時間同日午後6時40分)に予定されている。もし気象条件や技術的条件が整わない場合は、月探査機の打ち上げを優先するため、エンデバーの打ち上げは来月まで延期される。
エンデバーは今回、国際宇宙ステーション(ISS)まで日本の実験棟「きぼう」の船外実験装置を運び、5回の船外活動を行って同棟を完成させるのが主なミッション。7人のクルーが搭乗し、飛行期間は約16日間を予定している。【ロイター
06.15】
☆ダイエーは7月22日に、国内の陸地では46年ぶりに観測できる皆既日食を鹿児島県奄美市の「ダイエープラザ大島店」の屋上からハイビジョンカメラで撮影し、全国の直営約100店舗に設置した大画面モニターで生中継する。
イベントは午前10時から始め、専門家による日食の解説などをモニターで放映。皆既日食の映像は10時56〜58分頃になる見込みだ。
国立天文台によると、皆既日食は1963年に北海道東部で観測されて以来で、次回は2035年の予定。【読売
06.15】
☆ドイツ・エッセンのゲリット・ブランク君(14)は先頃、学校へ行く途中、火の玉が落下してくるのを目撃した。そして次の瞬間、手に痛みを感じ、足下には大穴が出現するという事態に見舞われた。
彼の手には3インチの傷ができていたといい、大音響で耳鳴りが数時間も続いたという。
その後の調査で、豆サイズの隕石が彼の手を直撃したことが判明した。これまでの公式記録で、隕石の直撃を受けた人はおらず、彼が初めてのケースとなった。隕石の直撃を受ける確率は100万分の1とも言われているが、彼は幸いにも致命傷を受けることはなかった。
ちなみに隕石に当たった有名な例としては、1954年11月30日、アラバマ州で隕石が民家を直撃し、床でバウンドしたそれが寝ていた女性に命中し負傷を負わせた事例がある。詳しくはこちらやこちらへ【The Telegraph 06.12】
…弾丸がかすめた、という例えではすまない遭遇ですね(怖
☆土星はまもなく、昼夜平分点(= Equinox, 春分、秋分)を迎える。現在、土星の赤道上で太陽をほぼ天頂にみる状態にあるが、これはつまり、輪にほぼ横から太陽光が射すことを意味している。幸運にも土星を周回する探査機「カッシーニ」がこのチャンスに居合わせ、過去には見ることのできなかった光景を撮影し続けている。
下は今年5月29日に撮影されたもので、キーラー・ギャップと、衛星「ダフニス」。まるでBB彈のような衛星ダフニスは直径8キロで、幅42キロのギャップの中を走っている。

ダフニスが輪の上に落とす影が印象的だが、それ以上に目を惹くのはその前後にさざ波のように立つ特徴。しかもこのさざ波が輪の上に落とす影が、リング面より飛び出した立体構造に迫るヒントになりうる。
影の長さから、構造はリングの厚さの150倍の高さに伸びていることがわかるという。詳しくはこちらへ【Cassini 06.11】
…カッシーニは昨年6月に、当初予定されていたミッションを全て終了し、以後今日まで(追加された)「Equinox
ミッション」を実行中ですが、そのネーミングはこのタイミングに合わせたものですね。
☆下は、今月7日、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」モジュールでカメラをセットする若田飛行士。リリースされる画像はこのようなデジカメで撮影されるのですねぇ。(大きいサイズ)

クルーの楽しみのひとつは、食事。「ユニティ」モジュールにて。(大きいサイズ)壁には写真やら歴代のパッチやら…学生の部屋のような感じにw

ハッチカバーに貼ってあるステッカーがウケます…制限速度17500マイル=28000km/h
…ISSの速度ですね。 「最大積載量・積めるだけ」とか、「最大搭乗人員・乗れるだけ」みたいなノリもついでにあればとw【photo:
NASA】
☆米国航空宇宙局(NASA)は、米国東部夏時間6月13日7時17分頃(日本時間6月13日20時17分頃)フロリダ州NASAケネディ宇宙センターにて実施することとしていたスペースシャトル「エンデバー号」(STS-127/国際宇宙ステーション組立ミッション(2J/A))の打上げを延期する旨、発表しました。
新たな打上げ予定日は、決まり次第発表いたします。
NASAによれば、液体水素燃料タンクに燃料を充填中に、水素ガスベントラインにリークが発見されたためです。プレスリリースこちらへ【JAXA 06.13】
☆オリオン座の中でも明るいことで知られる恒星「ベテルギウス」の大きさが、過去15年間で約15%縮小していると、米国の研究者が明らかにした。理由は不明だとしている。
レーザーの基本原理の発明でノーベル物理学賞を受賞した、カリフォルニア大学バークレー校のチャールズ・タウンズ博士は、過去20年にわたってベテルギウスを観測し続けている。
オリオン座の左上にあるベテルギウスは、地球から600光年の場所にある赤色巨星で、おおいぬ座のシリウスと、こいぬ座のプロキオンを結んで「冬の大三角形」を作ることでも知られている。
タウンズ博士によると、ベテルギウスの直径は過去15年前から年々小さくなり、その速度は年を追うごとに速くなっているという。
しかし、その理由は不明で、今後も観測を続けていくとしている。【CNN 06.11】
…バークレーのプレスリリースはこちらへ。観測する波長でも値が変わってくるなど、難しい面があることも解説されています。
☆月面に誘導落下させられた「かぐや」。そのインパクトの瞬間がオーストラリアのアングロ・オーストラリアン天文台で観測されました!

詳しくはこちらやこちらへ【Spaceweather.com 06.11】
☆宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の基本実験の一環として、このたび「きずな」の大容量通信を生かしたE-Mail同時多重伝送実験を実施します。実施するにあたり、広く皆様から実験への参加を募集いたします。伝送先となるメールアドレスのご登録を多数お待ちしております。(※登録いただきましたメールアドレスにつきましては本実験以外には使用いたしません。)

1.
コンセプト
超高速インターネット衛星「きずな」を使った実験にあなたも参加してみませ んか。
「星空からのメッセージ
一年に一度 おりひめとひこぼしが出会う七夕の日に・・
大切な人へ宇宙からメッセージを届けてみませんか。」
2.
概要
1. メッセージメールを家族・友人・知人等に送信する参加者をWEBサイト上
にて募集します。
2.
募集期間中に登録いただいた各送信先のアドレスやイラストカード等を
いったんJAXA内のサーバにて保存し、平成21年7月7日にまとめて宇宙に
ある衛星「きずな」へ向けて伝送します。
3.
「きずな」への送信はJAXA筑波宇宙センターに設置した地球局から行い
ます。「きずな」で中継したメールはもう一方の地球局で受信し、JAXA
のメールサーバを経由して相手先に届けられます。
募集期間やサンプルなど、詳細はこちらへ【JAXA 06.11】
☆10日、国際宇宙ステーション(ISS)でレアかつ史上最短の船外活動が行われた。いや、この活動は正確に言えば、いわゆる船外活動ではない。宇宙服を着た“船内”活動だったのである。
ISSに滞在中のゲンナジー・パダルカおよびマイケル・バラットの両飛行士は、日本時間10日午後3時55分より、「ズヴェウダ」モジュールのドッキングポート内で作業を開始。エアを抜いたポート内でハッチの交換を行い、活動は僅か12分で完了した。
この作業は、今年秋に打ち上げられる「MRM2」(ミニ・リサーチ・モジュール2)というモジュールに備えたもの。このモジュールは既にある「ピアース」ドッキングモジュールとほぼ同一型で、ピアースと正対するように接続される。
(下は、組立がだいぶ先まで進んだところでのISS主要部。ズヴェズダとザーリャを繋ぐドッキングポートにピアースが、そしてその正対にMRM2が結合している。)

(下は、今回行われた作業のビフォーアフター。MRM2が付くべき場所にはめてあったフラットカバーを取り外し、代わりにFGB(ザーリャ)側に取り付けてあったドッキングコーンが装着された。)

ドッキングポートは最大径でも僅か1.5メートルの球形。両飛行士は宇宙服を着込んだが、各種供給はアンビリカルケーブルで行われた。
この活動は船内で行われたが、米国、ロシアとも、真空中で遂行されるいかなる活動も船外活動とみなしている(ただし、ロシアはハッチオープンからクローズまでの時間を、米国では宇宙服のバッテリーオンからエアロックの再加圧までを活動時間とカウントしている)。このような活動はISSでは2001年にピアースで行われたことがあり、それ以前では1997年、ロシアのステーション「ミール」でプログレス衝突事故の後に行われている。
また、今回の活動時間12分間は、1965年のアレクセイ・レオーノフに始まった船外活動の歴史の中で、最短の記録となった。
MRM2は今年11月、ロシアのプログレス宇宙船に装着されて打ち上げられる予定となっている。詳しくはこちらやこちらへ【NASA/Space.com 06.10】
☆宇宙航空研究開発機構(JAXA)が平成19年9月14日に打上げた月周回衛星「かぐや(SELENE)」は、約10カ月間の定常運用及び約7ヶ月半の後期運用を行ってきました。
このたび、「かぐや」を月の表面の次の場所に予定通り制御落下させました。これにより、「かぐや」による月の観測データの取得は完了しました。
日時: 平成21年6月11日午前3時25分(日本標準時)
場所: 南緯65.5度 東経80.4度 GILLクレータ付近
「かぐや」の落下位置は月面の日影部分であり衝突閃光を観測できた可能性が僅かにあったと見込んでおり、国内外での撮影結果の提供を呼び掛けているところです。
子衛星であるVRAD衛星(おうな)につきましては、観測データ収集は完了しており、今後データの校正のために必要な観測を行った後、運用を完了する見込みです。なお、「かぐや」の観測データについては、11月1日からインターネットで公開を開始する予定です。プレスリリースはこちらへ【JAXA 06.11】
☆土星は、小望遠鏡でも見ることができる美しい「環 (わ)」を持つ惑星として知られています。環は、その大きさ
(幅) にくらべると厚みがとても薄いため、真横から見た場合には望遠鏡を使っても見ることができず、まるで消えてしまったかのようになります。このような現象を「環の消失」と呼びます。
今年の9月4日、約14年ぶりとなる環の消失現象が起こります。残念ながらその頃の土星は、見かけの位置が太陽に近いため観察するのは困難ですが、珍しいこの現象に注目してみましょう。
土星の環は、数多くの氷粒が集まったものだと考えられています。望遠鏡ではっきり見える環の部分の幅は、およそ数万キロメートルにも及びます。これに対して厚みは、せいぜい1キロメートルで、数十メートル以下とも報告されています。このように環は大変薄いため、地球から見て環を真横から見ることになる前後の数日間は、見ることができなくなります。環が実際になくなるわけではなく、見えない位置関係になるのです。
土星は、自転軸の傾きを同じ方向に向けたまま、太陽のまわりを約30年かけて一周
(公転) しています。そのため、地球から見たときの環の傾きは、約15年周期で大きくなったり小さくなったりする変化を繰り返していて、環の消失現象もその周期で起こります。前回環が消失したのは、1995年から1996年にかけてのことです。
国立天文台では、この環の消失現象が起こるしくみを広く理解していただこうと、環の消失現象の解説ページを公開するとともに、動きによってわかりやすく現象を解説するムービーを作成しました。解説ムービーは、解説ページ
(ウェブ) からご覧になれますので、ぜひご参照ください。
http://www.nao.ac.jp:80/phenomena/20090904/index.html
【国立天文台アストロトピックス 06.10】
☆NASAが威信をかけて開発を進めているアレスTロケットに関して、そのアボートシステムが不十分ではないかという懸念が、空軍内部であがっていることが明らかとなった。フロリダトゥディ紙が報じている。(下・ユタ州ATK社におけるアボートロケットの燃焼試験)

これは、今年5月20日に空軍からコンステレーション計画マネジャーのジェフ・ハンレー氏へ宛てたメモで表明されているもの。空軍のシミュレーションによると、打ち上げ上昇時に初段が爆発するという事態が生じた際、予定仕様のアボートロケットではオリオンカプセルの離脱が間に合わず、爆発で散ったデブリがカプセルに命中するリスクが高いことがわかったという。
一方、ハンレー氏は“We feel we have a very, very, very safe first stage.
Very reliable”と、初段そのものの安全性を強調する。氏によると、初段がトラブルを起こす確率は3000分の1から3500分の1になるという。なお、アレスTの総合的な打ち上げ失敗確率は2800分の1といい、これは現行シャトルのそれ(200分の1)に比べれば極めて小さい。
詳しくはこちらへ【Floridatoday 06.07】
☆現地時間8日、ケネディー宇宙センターでは国際宇宙ステーション(ISS)に追加されるモジュール「トランクウィリティ」のメディア公開が催されました。

これは主に生命維持システムが詰まった与圧モジュールで、来年2月に予定されているSTS−130ミッションでISSに運ばれることになっています(詳しくはこちらへ)。一方、そのSTS−130クルーも公開に参加し、メディアからの質問に応じました。

大きいサイズはこちらへ
一方、ケネディーでは間近に迫ったエンデバー(STS−127)の打ち上げ準備が進められています。今のところ特に問題はないようで…。現地時8日にはクルーが現地入りしました。

このフライトでは「きぼう」の暴露部が運ばれ、これで完成と相成る予定です。大きいサイズはこちらへ【photo: NASA】
☆“Spacesuits”という名の新刊、興味をそそったので取り寄せてみました。
米スミソニアン博物館には歴史的な宇宙服とその開発過程における試作品など、200点近くが所蔵されているそうですが、それらをふんだんに用いた宇宙服の解説本です。
黎明期の耐圧服からマーキュリー、ジェミニ、アポロ、スカイラブそしてシャトル宇宙服を本の上で“展示”したようなもの。全ページカラーで、どちらかといえば図鑑に近いものですが、要所を押さえた解説もちょうどよい分量でなされており、宇宙服に詳しくない筆者には興味深い話ばかりです。宇宙服に特化した本そのものが殆どないと思われますので、これは貴重な一冊かと。
(同類のものには“Russian Spacesuits”というソ連/ロシアの歴代宇宙服を解説したものがありますが、こちらはテキスト主体です…と言っても図・写真はかなり入ってはいます)【管理人】
☆下は、機体組立棟(VAB)ハイベイ4に置かれたアレスT−Xのコンポネンツ。ひとつのロケットへの組み立て開始は今月30日が予定されています。

大きいサイズはこちらへ
テスト発射が行われる39B射点の改造も続けられています。シャトル関連で必要とされた構造体の撤去も進んでおり、下はシャトル発射の直前までタンクのトップにくっついていた酸素ベントアームが外されようとしているところ。


大きいサイズはこちらやこちらへ【photo: NASA】
☆NASAが開発を進めているアレスTロケットのテスト機(アレスT−X)フライトが、今年9月18日以降にずれ込むとのこと。
アレスI−Xは4セグ+1ダミーセグの固体燃料ロケット初段に、モックの上段を乗せたテストロケットで、今年夏に39B発射台よりテスト打ち上げが予定されている。コンポネンツはすでに組立棟(VAB)に運び込まれており、今月30日からの組み立てが予定されている。
詳しくはこちらへ【NASASpaceflight 06.07】
☆宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、宇宙飛行士の土井隆雄さん(54)が国連宇宙部(本部・ウィーン)の宇宙応用課長に採用されたと発表した。国連宇宙部に宇宙飛行士が採用されたのは初めてという。
任期は今年9月から2年間。国連宇宙部は宇宙の平和利用施策を担当する部署。土井さんは人工衛星を使った通信や気象観測技術を遠隔医療や防災に活用する施策や、途上国への宇宙教育の推進などを受け持つ予定だ。在職中は宇宙飛行士としての訓練が受けられなくなるため、宇宙飛行はしない見込みだという。
NASAジョンソン宇宙センター(テキサス州)で訓練中の土井さんはJAXAを通じ、「国連での仕事は、世界のより多くの人々に宇宙開発の恩恵をもたらす。宇宙飛行士として培った経験を生かし、全力で取り組む」との談話を発表した。【毎日
06.05】
ケネディー宇宙センターでは、13日に打ち上げが予定されているシャトル「エンデバー」(STS−127)の準備が着々と進んでいます。4日、クルーも参加した最終打ち上げカウントダウンリハーサルも終了しました。下はそれを記念して撮影された一枚。

詳しくはこちらへ【NASA 06.04】
☆宇宙での生活や作業では頭の痛くなる悩みの種も尽きないだろうが、最新の研究によると、宇宙飛行士たちは実際に頭痛を起こすことが多いようだ。地上では深刻な頭痛に悩むことがあまりなかった宇宙飛行士でも、宇宙空間のミッションでは日常生活に支障をきたすほどの激しい頭痛に見舞われたと報告しているという。
今回の研究は学術的なアンケート調査に基づくもので、宇宙飛行経験者の多くが宇宙飛行中や国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在中に、頭が“爆発する”あるいは“異常に重くなる”ような頭痛を経験したと伝えている。
研究チームの一員でオランダにあるライデン大学医療センター(LUMC)のアラ・ヴェイン氏は、「このような感覚を引き起こす原因はまだ完全に解明できていないが、これまで疑いの濃かった宇宙酔い(宇宙動揺病)によるものではないことはわかった」と話す。
続きはこちらへ【ナショナルジオグラフィクス 06.05】
…宇宙“頭痛”、なのですねぇ。。
☆下は、足を取られて走行を停止している火星探査車「スピリット」の底。これはロボットアームの先にある顕微カメラで取得されたモザイク画像をつなぎ合わせて作られたもの。

このカメラは顕微鏡使用が主目的であり、フォーカスが合わずぼやけているが、車底の状態を知るには充分である。大きいサイズはこちらへ【NASA 06.03】
…車輪が半分以上埋まり、砂の一部が車体に接してますね。。
☆本日、米国航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトル「エンデバー号」(STS-127/「きぼう」船外実験プラットフォーム及び船外パレットの組立てミッション(2J/A))の打上げ日を下記のとおり発表いたしましたのでお知らせします。
このミッションで、「きぼう」日本実験棟のすべての構成要素の取付けが完了します。また、第18/19/20次長期滞在員として3月からISSに長期滞在している若田光一宇宙飛行士はこの「エンデバー号」で帰還する予定です。
打上げ日時:平成21年6月13日
7時17分(米国東部夏時間)
平成21年6月13日20時17分(日本時間)
※
1日延期となる度に、打上げ時刻は約20分早まります。
打上げ場所:米国フロリダ州
ケネディ宇宙センター
飛行予定期間:約16日間
搭乗員:コマンダー マーク・ポランスキー(NASA)
パイロット
ダグラス・ハーリー(NASA)
MS1 デイヴィッド・ウルフ(NASA)
MS2
ジュリー・パイエット(カナダ宇宙庁(CSA))
MS3 トーマス・マーシュバーン(NASA)
MS4
クリストファー・キャシディ(NASA)
ISS長期滞在クルー(MS5)(打上げ)ティモシー・コプラ(NASA)
(帰還)若田
光一(JAXA)
詳しくはこちらへ【JAXA 06.04】
☆カリフォルニアを1日(現地時)に出発したシャトル「アトランティス」が3日、フロリダのケネディー宇宙センターに帰ってきました^^
着陸間近のアトランティス。改造B747の背中に背負われ、アメリカを横断してきました。地元新聞社の支局舎らしき建物が並んでます…ここからフロリダ発の記事を流しているのでしょうか。

タッチダウン!到着は午後6時53分(現地時)とのこと。

大きいサイズはこちらへ【photo: NASA KSC】
☆太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。国立天文台は今月下旬に研究者を集めた検討会を開く。
太陽活動には数百年周期の変動も知られる。17〜18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなど「ミニ氷河期」に陥った。東京大宇宙線研究所の宮原ひろ子特任助教は「ここ1千年でも活動の極小期が5回あり、前回が1800年ごろ。歴史的には、そろそろ次の極小期に入ってもおかしくない」と指摘する。
国立天文台の常田佐久教授は「X線や光も弱まっている。今後、再び黒点が増えても、従来のような活発さになると考える太陽研究者は少ない」と話す。詳しくはこちらへ【朝日 06.03】
☆宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日本放送協会(NHK)は3日、月探査機「かぐや」が高度11〜22キロから月面を撮影したハイビジョン動画2本をホームページ(http://www.jaxa.jp/video/index_j.html)で公開した。いずれも4月に月の裏側をとらえた動画で、これほど低高度からの撮影は珍しい。JAXAは「クレーター内側の微妙な起伏が迫り、臨場感あふれる映像だ」としている。
詳しくはこちらへ【毎日 06.03】
☆下は、先月5日に国際宇宙ステーションから撮影された一枚、南米・チリのアタカマ砂漠の一角とのこと。

砂漠の中に鮮やかに彩られているのは蒸発池で、硝酸ナトリウム塩を生成する施設。ここで得られたそれは主に農業に用いられる他、薬剤や火薬などの製造にも使用されるもの。詳細はこちらへ【Earth Observatory】
☆米航空宇宙局(NASA)が、スペースシャトルの打ち上げにミニブログサービス「ツイッター」の記者を招待することを計画している。NASAはこれまでにも、宇宙飛行士による「ツイッター」投稿や火星探査機の「フェースブック」登録など、新しいソーシャルメディアを活用してきた。
NASAの報道官によると、この計画は当初、来週に予定されているスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げに合わせて実施される予定だったが、準備に時間がかかり、8月の「ディスカバリー」打ち上げまで延期された。
フロリダのケネディ宇宙センターに設置される取材エリアには、約150人の「ツイッター」記者を招待できる見通しで、そこからツイッターのユーザーに打ち上げの様子が報道される。
NASAは現在、招待する記者の選定や、高速インターネット環境の手配などに追われており、招待する「ツイッター」記者を米国民に限定するかどうかも、今後決められるという。【ロイター
06.02】
☆今月20日、初の無重力ウェディングが行われるそうです。無重力が体験できる航空機の中で式を挙げるとのことで…詳しくはこちらへ【Space.com 06.02】
☆下は、先日記載した北方四島に流れ込む煙の発生源。極東・アムール川東側のロシア領で、先月24日に撮影されたもの。

大きいサイズと詳細はこちらへ。一方、下はロシア・モンゴル国境を挟んで広がる大規模な森林火災。見えている湖はバイカル湖。大きいサイズはこちらへ

このような森林火災が地球上のどこかでいつも起こっているようです。【photo:
Earth Observatory】
☆ロボットアームを三脚としてつかって、砂地から脱出してはどうか…砂にめり込み身動きが思うように取れなくなっているNASAの火星探査車「スピリット」の脱出法を提案する書いた手紙が、NASAジェット推進研究所(JPL)に届いた。
この手紙を差し出したのは7才のジュリアン君。「私たちはみなさんから沢山の提案を受けています。このことはローバーに対する関心の高さを象徴しているでしょう」と語るのは、プロジェクトマネジャーのジョン・カラス氏。カラス氏によると、実際にロボットアームを使用した脱出法を検討しているとのことだが、ジュリアン君のやり方とは少々異なるとのこと。
詳しくはこちらへ【UniverseToday 05.29】
☆日本時間1日に大西洋上で消息を絶ったリオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス機447便の捜索について、同時間帯に米国の早期警戒衛星が収集していたデータが分析にかけられていることが明らかになった。
ブラジル・リオデジャネイロ発フランス・パリ行きエアバスA330は日本時間1日午前11時ごろ、レーダーから突然消えた。直前に自動送信されていたテレメトリーは11時33分(日本時)に電気系統の故障と減圧を記録、落雷によって墜落したのではないかと推測されているが詳しいことはわかっていない。
早期警戒衛星は高感度の赤外線センサーを搭載しており、主任務はミサイル発射の探知であるが、それ以外にも大気圏に飛び込む流星や雷と言った現象も拾い上げることが出来る。
詳しくはこちらへ【Spaceflight Now 06.01】
☆政府は2日午前の宇宙開発戦略本部(本部長・麻生首相)で、「宇宙基本計画」を了承した。
同本部事務局は今後5年間で必要な総額を官民から最大2兆5000億円と試算、基本計画に盛り込んだ。
09年度の政府全体の宇宙予算は3400億円あまりで、今後は年度ごとにかなりの上積みが求められる。同本部副本部長の野田宇宙開発担当相は「計画を絵に描いた餅にしないため、国民に示した。資金計画がなければ、努力目標がぼやけてしまう」と語った。
宇宙基本計画によれば、今後5年間で衛星や国際宇宙ステーションへの物資輸送機など34基を打ち上げ、外交や産業振興に役立たせる。
また、北朝鮮によるミサイル発射を受け、発射時の火炎の探知が可能な「早期警戒衛星」の導入や、将来の有人月探査に向けた二足歩行ロボットなどによる月面の探査も検討する。【読売
06.02】
☆下は、ケネディー宇宙センター・射点39Aの一角。シャトル固体燃料ブースターの噴気を受けるところで、先月のSTS−125アトランティスの打ち上げの際壊れた部分があり、そこの修理が完了したところ。

ここで使われているコンクリートは“Fondue Fyre”と呼ばれる耐熱性を特に強化したもので、アポロ時代から使用されている。打上では他にも配管の一部が壊れるなどのダメージがあったので、そこも修理されたとのこと。詳しくはこちらへ【photo: NASA KSC】
☆射点39Bに待機していたシャトル「エンデバー」が現地時間31日、39Aへと移動させられました。移動開始は現地時間午前3時16分。それから約8時間半後の午前11時42分、39Aに到着しました。
左奥に見えている射点は39B。そこから一旦手前に戻り、ここでスイッチバックし右奥の39Aへ向かいました(詳しくはこちらへ)。

【photo: NASA KSC】
☆2007年9月14日(日本時間)に種子島宇宙センターより打ち上げた月周回衛星「かぐや」は、予定の全球観測を完了し、2008年11月1日から後期運用に入っています。2009年2月以降、より低高度での更なる詳細な観測を続けています。
このたび、「かぐや(SELENE)」」を、予定通りに月の表面に落下させることといたしました。5月29日時点の最新の軌道解析に基づく落下予測時間、及び落下場所は以下の通りです。
落下予測日時: 平成21年6月11日 午前3時30分頃 (日本標準時)
落下予測場所: 東経80度、南緯64度付近
落下予想日時の月齢:17.3 (東京)
詳しい月面図などはこちらへ【JAXA 05.29】
☆ロシア宇宙開発史に記事をUPしました。今回は1959年のルナ1号/2号の報道を辿りました。興味ございます方はこちらへどうぞ【管理人】
「もっと高く、遠く!」
☆若田光一さん(45)ら3人の宇宙飛行士が長期滞在中の国際宇宙ステーション(ISS)に29日夜、3人の飛行士を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズ」が到着し、6人の常駐体制が始まった。ISSは建設開始から11年目で、運用や科学実験を本格的に行う準備が整った。
ドッキングから約1時間40分後に、ロシア、欧州宇宙機関、カナダの飛行士がハッチを開けてISSに移ると、若田さんら日米露の飛行士が笑顔で出迎えた。ISS計画を中心に進める米露日欧加の5機関の飛行士が初めて勢ぞろいした。
宇宙航空研究開発機構の立川敬二理事長は「今回の増員で、ISSや日本実験棟『きぼう』の能力が最大限引き出されるのを期待する」とのコメントを出した。【毎日
05.30】
☆2000年11月2日以降、国際宇宙ステーション(ISS)では、最大3名の宇宙飛行士による長期滞在が行われてきました(※)。この度、ロシア・ソユーズ宇宙船(19S)がISSとドッキングし、19Sに搭乗した3名の宇宙飛行士がISSに入室、滞在を開始したことにより、ISSでは6人の宇宙飛行士の長期滞在が開始されることとなりました。
(以下、全て日本時間による表記)
・ISSへのドッキング日時:
2009年5月29日(金)21時34分
・ISSハッチオープンおよび入室:
2009年5月29日(金)23時14分〜
<ドッキング前までのISS長期滞在クルー>
若田光一(JAXA):第18次/第19次/第20次搭乗員
ゲナディ・パダルカ(FSA*1):第19次/第20次搭乗員
マイケル・バラット(NASA*2):第19次/第20次搭乗員
<19Sミッション搭乗クルー>
フランク・ディビュナー(ESA*3):第20次/第21次搭乗員
ロバート・サースク(CSA*4):第20次/第21次搭乗員
ロマン・ロマネンコ(FSA):第20次/第21次搭乗員
詳しくはこちらへ【JAXA 05.30】
☆「宇宙基本計画(案)」について、平成21年4月28日から同年5月18日までの3週間にわたり内閣官房宇宙開発戦略本部のホームページ等を通じて御意見を募集したところ、約1500件の御意見をいただいたところです。
お寄せいただいた御意見とそれに対する考え方について、別紙のとおり公表いたします。 皆様方の御協力に厚く御礼申し上げるとともに、今後とも宇宙開発利用施策の推進に御協力をいただきますよう、お願い申し上げます。
プレスリリースはこちらへ【首相官邸 05.26】
☆政府が策定を進めている「宇宙基本計画」が、思わぬブーイングに見舞われている。この計画自体は、情報収集衛星を増強したり、有人での月探査を目指したりする意欲的なものなのだが、「二足歩行ロボットでの月探査」という項目に、批判が続々と集まっているのだ。
日本の宇宙開発についての基本方針を定めた「宇宙基本法」が2008年8月に施行され、これに基づいた国家戦略「宇宙基本計画」の策定が進められている。麻生首相が本部長を務める「宇宙開発戦略本部」が案をまとめ、09年4月28日から5月18日にかけてパブリップコメント(パブコメ)が募集された。
各地から寄せられたパブコメでやり玉に挙がっているのが、「月面2足歩行ロボット」。これは3月6日に行われた専門調査会の場で、専門調査委員のひとりである元宇宙飛行士の毛利衛氏が提案したもの。毛利氏が提出した資料では、国家目標として「日の丸人型ロボット月面歩行計画」をかかげ、「有人・無人の議論を超えた第3の道」「日本独特な有人宇宙開発の提案」などどうたっている。
計画案では、2020年頃に日本独自でロボットを活用した月の無人探査、25〜30年頃に宇宙飛行士とロボットが連携した有人月探査を目指しており、「2足歩行ロボット」も、その中の案として出てきたものだ。計画案には458人から1510件のパブコメが寄せられたのだが、そのうち約80件が「2足歩行ロボット」に集中。その中には、
「月や火星・金星への探査計画に、人は遅れ(原文ママ)なくとも耐環境型の自立ロボットを帯同させることも日本独特の研究といえます」
と、好意的なものもあるが、ほとんどが批判的なものだ。その中には、
続きはこちらへ【J−CASTニュース 05.29】
☆ケネディー宇宙センターで現在39B射点に座っているスペースシャトル「エンデバー」が、31日に39A射点に移動されることとなった。NASAが発表した。
エンデバーはアトランティス(STS−125)ミッションのレスキューの事態に備え、待機していたもの。STS−125は無事に完了し、今度はエンデバーが来月、STS−127ミッションに臨む。
エンデバーは来月13日の打ち上げ、16日間のミッションが予定されている。詳しくはこちらへ【NASA 05.28】
☆環境省、(独)国立環境研究所及び(独)宇宙航空研究開発機構は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT;平成21年1月23日打上げ)プロジェクトを推進していますが、今般、陸上の晴天域における二酸化炭素及びメタン濃度の初の解析結果が得られました。今後は、さらに、データの校正・検証等を行った上で、順次、観測データ及び解析結果等を一般に配布します。
平成21年1月23日に種子島宇宙センターから打上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)は、現在データの初期校正検証中ですが、今般、陸上の晴天域における二酸化炭素及びメタン濃度の初の解析結果が得られました。
今後は、さらに、データの校正・検証等を行った上で、順次、観測データ及び解析結果等を一般に配布します。詳しくはこちらへ【JAXA 05.28】
…まだ未校正の粗い段階ですが、CO2・メタンの全球測定が初めて行われたのは意義が大きいですね^^
☆アマチュアの撮影対象としても有名なM82銀河の奥深いところで、超新星爆発が起こっていたことが明らかとなった。この爆発は濃い星間ガスとダストに隠され、可視光やX線では見えなかったものである。
もしこのガスとダストがなかったら、アマチュアクラスの望遠鏡でも確認できたものであったという。
この発表を行ったのは、ドイツ・マックスプランク研究所電波天文学部(MPIfR)のAndreas
Brunthaler氏率いる研究チーム。報告論文が「アストロフィジカル・ジャーナル」誌レターズ今週号に記載されている。
M82はおおぐま座の、地球から1200万光年という近距離にある銀河。我々の銀河系よりサイズは小さいが、数百光年のスパンの狭い領域で恒星が続々と形成されている活発な銀河である。この銀河はその姿(画像・左端)から、“爆発銀河”と呼ばれることがあるが、こうなったのは過去に数多くの超新星爆発が生じたためである。

研究チームは今年4月上旬、米国のVLA電波干渉計でこの銀河を観測したところ、強い電波放射を検出した。彼らは昨年3月と5月に取得したデータを見直したところ、より強い放射が記録されていたという(画像・中央トップ。強く輝いている)。この放射は、2008年以前の観測では認められたかった(画像・右上端=2007年)。
ところが、可視光で昨年撮影された画像には何も特徴的なものは写っていなかった。しかも紫外線やX線波長でも検出されなかったという。
彼らは米国VLAにドイツの電波望遠鏡を併用したVLBI観測を行ったところ、リング状構造を確認(画像・右下端)。詳しく膨張速度を測ったところ、光速の4%=時速4000万kmの数値を得た。この値は典型的な超新星爆発のガス膨張速度である。この数値と膨張ガスのサイズから、超新星爆発が昨年1月末から2月始めにかけて発生したことがわかったという。
なお、この超新星爆発は、大質量恒星が重力崩壊を起こすタイプのものと考えられる。というのも電波は、重力崩壊の際の衝撃波が恒星外層を通過する際に生じるものと考えられるからである。
彼らはこうして、“見えない爆発”の存在を認識したわけだが、このような類の超新星爆発は他にもあると考えられる。詳しくはこちらへ【MPIfR/NRAO 05.27】
…類似のものとしては、まゆに包まれたクェーサーの存在など指摘されています。可視光やX線で見えない超新星爆発、たくさんありそうですね。
☆NASAは27日、2011年に打上が予定されている火星探査車「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」(MSL)の名前に、「キュリアシティ」(好奇心)と命名した。
この名前はカンザス州の小学生クララ・マさんが提案したもので、「好奇心は、誰の心にも燃え上がる永遠の炎。それは心を駆り立てるパッション」とウィニングエッセイに添えている。詳しくはこちらへ【NASA 05.27】
☆日本時間27日午後7時34分53秒、ソユーズTMA−15宇宙船が打ち上げられました。全ては順調で、29日に国際宇宙ステーションにドッキング予定です。
恒例の宣誓式に臨むクルー。カメラが周りを取り囲みますが…これもまた、感無量な瞬間でしょうね^^

リフトオフ!!第1発射台、通称「ガガーリン発射台」から離陸しました。ここは写真撮影用に設けられた場所のようで、青いプレートにはガガーリンのポートレイトと「ガガーリンスキー・スタルト」(ガガーリン・スタート)と記されています。ロシア語でロケット発射は“スタート”と表現します。

その他の画像はこちらへ【Roscosmos 05.27】
☆下は、今月21日にNASAの地球観測衛星「アクア」が撮影した北方4島とその周辺。オホーツク海から4島を通って南へ流れていく煙は、シベリアの森林火災から生じたものだそうです。

目を惹くのは、南の大渦。これは海洋プランクトンだそうで…すごい規模ですね(汗 詳しくはこちらへ【photo: Earth Observatory】
☆カザフスタン・バイコヌール宇宙基地。日本時間27日午後7時34分、ソユーズTMA−15宇宙船が国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて打ち上げられます。搭乗するのはロマン・ロマネンコ(船長、露)、フランク・ディベナ(フライトエンジニア、ベルギー)およびロバート・シルスク(フライトエンジニア、カナダ)の3飛行士で、彼らがISSに合流することで6人運用体制に入ります。
24日、基地の組み立て工房でソユーズシステムが完成しました。

ロケット、ロールアウト。強風のため予定が数時間遅れたようですが、無事に射点に到着しました。(その他の画像、こちらやこちらへ)

射点に据えられたロケットには、無事を願って神父が祈りを捧げます。

聖水をあちこちにかけているようで…

ロシア正教会でしょうか。昔から宇宙開発現場では験担ぎにかなり神経質だったロシアですが、ソ連時代にはこのような聖職者の出番はなかったでしょうねぇ(?)。普段のリリースではあまり見れない射点の内部もよく見えています(その他の画像)。
25日に行われたクルーによる恒例の植樹。(その他の画像)

打ち上げの無事を祈りましょう!【photo: Roscosmos】
☆下は、NASAジェット推進研究所(JPL)の職員が模擬地面を準備しているところ。火星探査車「スピリット」の今後の走行方針を考える上で重要な実験が行われるところである。

先日も報じられたが、スピリットは今なお走行停止の状態にある。砂地に足を取られたためで、同型車「オポチュニティ」や上のような実験施設などを駆使しながら、今後の走行プランを構築しているところだという。
この“救出作戦”には周回探査機「マーズ・オデッセイ」も使用される。探査車は地球とのダイレクト交信が可能だが、オデッセイを経由した交信も利用することで、頻度を上げた運用態勢に入っている。
このようなことは過去5年以上の運用中幾度かあったが、今回は特に慎重が期されている。というのも車輪が沈み、車体が地面に接地してしまう可能性があるからだ。詳しくはこちらへ【JPL 05.18】
☆下は、国際宇宙ステーション(ISS)で撮影された地球。とても美しい光景です^^

大きいサイズはこちらへ【photo: NASA】
☆ハッブル宇宙望遠鏡の改修を終えた米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「アトランティス」が25日午前0時40分ごろ、米カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地に帰還した。
アトランティスは12日に打ち上げられた。宇宙飛行士が延べ35時間以上に及ぶ船外活動を行い、ハッブル宇宙望遠鏡の広角カメラなどの観測装置や故障したデータ伝送装置を交換した。望遠鏡の修理はこれが最後で、少なくとも14年までの観測が可能になった。【毎日
05.25】
☆ハッブル宇宙望遠鏡の最後の修理を完了した米スペースシャトル「アトランティス」は24日、太平洋標準時刻24日午前8時39分、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地に着陸した。
アトランティスは当初22日にフロリダ州ケネディ宇宙センターに帰還する予定だったが、悪天候のため2度延期された。24日のフロリダ州の天候は23日より回復していたものの、大気の状態が不安定だったため、米航空宇宙局(NASA)は着陸地を同基地に変更した。シャトルが同基地に着陸したのは53度目。
アトランティスは今後7─10日以内に、ジェット機でフロリダ州に移送される。次のフライトは今年11月の予定。【CNN
05.25】
☆オバマ米大統領は23日、空席になっていた航空宇宙局(NASA)局長に、元宇宙飛行士のチャールズ・ボールデン氏(62)を指名することを発表した。議会で承認されれば、NASAのトップに初めて黒人が就くことになる。
NASAでは2010年のスペースシャトル退役後の後継機「オリオン」と、打ち上げ用ロケット「アレス1」の開発や、月の有人探査計画の見直しなど課題が山積。新局長の方針は、国際宇宙ステーション(ISS)に、実験棟「きぼう」を設置した日本の宇宙開発にも大きな影響を与えることになる。
ボールデン氏はサウスカロライナ州出身で、1968年に海軍兵学校卒業後、海軍パイロットとしてベトナム戦争に従軍。80年にシャトル飛行士の候補に選ばれ、86年から94年まで計4回シャトルに搭乗し、うち2回船長を務めた。飛行時間は680時間以上に上り、ハッブル宇宙望遠鏡を宇宙に運ぶ任務にも就いた。
米軍に戻った後は在日米軍副司令官などを務めた。ニューヨーク・タイムズ紙によると、退官後、アレス1やオリオン開発に関係する宇宙産業で働いていた。オバマ大統領はロビイスト規制の倫理規則を定めており、業界との関係の近さを議会で追及される可能性もある。【時事
05.24】
☆名古屋大の「南半球宇宙観測研究センター」は22日までに、太陽系から約1万7000光年離れた星団で、双方向に噴流が飛び出す「ジェット状」の超新星爆発が起きた痕跡を観測したと発表した。強力なエネルギーによる新型の爆発で、理論上起こり得るとされていたが、明確な痕跡が観測されたのは世界で初めてという。宇宙の形成や発展の過程を解明する新たな手掛かりとなりそうだ。
名大大学院の福井康雄教授らが明らかにし、観測結果は近く、学会誌に掲載される予定。【時事
05.22】
☆公開天文台ネットワーク (以下、PAONET) ひのでデータ活用ワーキンググループと国立天文台ひので科学プロジェクトは、2009年5月19日に行われたPAONET総会にて第2作目となるDVD「太陽のなぞに迫る
〜太陽観測衛星ひのでが解き明かす新たな太陽〜」をリリースしました。
これは、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が打ち上げた太陽観測衛星「ひので」の成果を紹介するDVDの第2作目です。第1作目「ひのでが見た太陽」は、昨年2008年3月に発行され、全国の科学館、公開天文台、プラネタリウムなどに配付され、収録されたビデオ作品が各地で上映されました。
今回のDVDは、難易度がやや高かった前作に比べてより易しくわかりやすく表現することに取り組み、一般向けを目指した内容になっています。また、教材として小中学校の授業でも取り上げられるよう、プレゼンテーションファイルと指導テキストを収録しました
さらに、今年7月22日に日本全国で見られる日食をテーマの一つとして取り上げ、日食が起きるしくみ等を紹介したビデオ作品と日食の安全な観測方法を書いた文書を収録しています。
●主な内容
○DVDビデオ作品:4編
(合計約20分)
「日食の姿」「コロナの謎に迫る」「フレアを予測する」
「たいようのおくりもの」(子供向け)
※それぞれハイビジョンビデオ作品ファイルも収録
○ドキュメントファイル
(HTMLコンテンツなど)
「日食を見よう!」(部分日食の安全な観察方法を紹介)
「太陽観測史年表」(ガリレオから始まる太陽観測の歴史を振り返る)
「DVDビデオ4作品の解説」及び「作品紹介ポスター
(展示施設向け)」
「ひので」特集記事 (国立天文台ニュース、ISASニュース、天文月報より)
このDVDは独立行政法人 科学技術振興機構 (JST) の協力により、5月下旬に発行される雑誌「Science
Window (サイエンスウインドウ)」初夏 (6-7月) 号とともに、特製パンフレット付きで、全国の小中高校、科学館などに1枚ずつ配付されます。「Science
Window」は個人でも購入できます (送料込み300円。購入方法は「Science Window」ウェブサイトを参照)。また、6月6日に開催される国立天文台公開講演会でも配付される予定です。
また、PAONET、JPA (日本プラネタリウム協議会)、JAPOS (日本公開天文台協会)
などの団体に所属している科学館、博物館、公開天文台などにはDVDが配付されます。これらの施設を中心に、収録されているビデオ作品を上映するキャンペーンが2009年9月23日まで行われます。上映施設など詳細はキャンペーンページをご参照下さい。
なお、DVDのリリースを記念して抽選で30名様にこのDVDをプレゼントいたし
ます。応募方法等の詳細は
http://hinode.nao.ac.jp/pao_hinode/get_dvd/
をご参照下さい (2009年6月30日締め切り)。【国立天文台アストロトピックス
05.22】
☆米航空宇宙局(NASA)は22日、ハッブル宇宙望遠鏡の修理を終えたスペースシャトル「アトランティス」の地球帰還日を、当初予定していた同日朝から23日以降に延期すると発表した。着陸予定地のフロリダ州が悪天候のため。
気象当局によると、メキシコ湾上空にある低気圧の影響でフロリダ州北東部では大雨が続いており、降雨地域が今後も広がる恐れがある。
フロリダ州の天候が回復しない場合に備え、NASAは2カ所の着陸候補地と時間を設定した。23日に帰還する場合はカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地へ、帰還日が24日になる場合は同空軍基地と当初予定のフロリダ州ケネディ宇宙センター、ニューメキシコ州ホワイト・サンズ宇宙基地が着陸予定地となる。
「アトランティス」は5月11日に打ち上げられ、搭乗した飛行士7人が船外活動を実施して、ハッブル宇宙望遠鏡を修理した。【CNN
05.23】
☆オバマ米大統領が20日、ハッブル宇宙望遠鏡の修理のためスペースシャトル「アトランティス」に搭乗している宇宙飛行士と電話回線を通じて会話した。
オバマ大統領は搭乗飛行士に、「どれだけ誇りに思っているか伝えたい。アメリカを象徴する探査へ貢献という意味でも、すばらしい手本を見せてくれた。修理によりハッブルの旅が続き、そのおかげで我々も成長と探査への旅を続けられる」と語り、業績を称えた。(【photo:
the White House こちらで実際の声を聞くことができます】)

また、まもなく飛行士らに新しい上司が来るだろうと述べ、米航空宇宙局(NASA)新長官の指名が近いことを示唆した。
この話を聞いたスコット・アルトマン船長は、「ということは、新長官がこのシャトルに乗っている人間ではないことは確実ですね」と、冗談で応えた。
しかし、オバマ大統領は新長官の詳細には触れずに、可能なら宇宙空間から撮影したシカゴの写真が欲しいと伝えた。【CNN
05.21】
☆下は、シャトル「アトランティス」船内で19日に撮影された一枚。ハッブル宇宙望遠鏡を切り離した直後の様子で、窓枠の向こうに浮かんだハッブルが印象的です。シャトルによるリペアは、もうありません。

遠ざかるハッブル…このような光景も、これが最後です。

眼下に広がる地球と合わせて、美しい光景ですね^^
下は、同日、メガン・マッカーサー飛行士が水酸化リチウムキャニスターを交換するところ。水酸化リチウムは二酸化炭素を吸収する性質があり、これを利用したCO2除去装置です。

その他の画像はこちらへ【photo: NASA】
☆宇宙航空研究開発機構は21日、予定の観測を終えた月探査衛星「かぐや」を来月11日に、月面に落下させると発表した。
宇宙機構によると、落下予定時刻は6月11日午前3時半ごろ。月の表側の南緯63度、東経80度のギルクレーター付近に落下させる。
かぐやは2007年9月、鹿児島・種子島宇宙センターで打ち上げ。同12月から本格観測を開始し、昨年10月末には予定されていた観測を終了。現在はより詳しいデータを集める後期観測に入っている。【時事
05.21】
☆日本人宇宙飛行士の若田光一さん(45)ら3人が滞在する国際宇宙ステーション(ISS)で、使用済みのトイレの水などを浄化する水再生システム(WRS)の利用が21日(日本時間)始まり、若田さんらが処理した水を試飲した。
WRSはトイレで回収した尿や、エアコンで集められた空気中の水分などを蒸留、ろ過、殺菌して飲料水などに再利用する装置。故障していたが、3月に若田さんらが修理した後、スペースシャトル「ディスカバリー」で処理済みのサンプルが持ち帰られ、検査の結果安全性が確認されたため使用にゴーサインが出た。【時事
05.21】
☆5月末に策定される政府の宇宙基本計画の“目玉”とされた独立行政法人「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)を文部科学省から内閣府に移管計画が、文科省と自民党文教族の激しい巻き返しで、断念に追い込まれた。H2Aロケット開発のJAXA移管による宇宙産業発展に期待が高まっていたが、国益よりも省益を優先する政府・与党の体質は相変わらずのようだ。
宇宙開発は平和利用に限定されていたが、昨年8月の宇宙基本法施行で、安全保障や商業利用が可能になった。政府は、平成21年度から5カ年の基本計画策定で、宇宙開発予算の6割を占めるJAXAの内閣府移管を検討。活動目的が「基盤的研究」に限定されるJAXAを移管すれば、産学官共同が進み、将来の宇宙開発で中心的役割を担えると見込まれたからだ。
河村建夫官房長官は4月22日、「宇宙開発の機能を強化するには文科省だけでは対応できない」と移管の意義を強調していた。
ところが、直後から文科省が巻き返し工作を始めた。塩谷立文科相は28日の記者会見で「JAXAは文科省の下で使命を果たしていかなければならない」と反対表明。自民党文教族も「JAXAは統合から3年。移管は時期尚早だ」と激しく抵抗した。
文教族は森喜朗元首相、町村信孝元官房長官ら大物議員が多い。麻生太郎首相や河村長官も文教族出身だけに推進派は厳しい立場に追い込まれ、推進派も「衆院選前に党内でもめるのは得策ではない」(自民中堅)と基本計画に移管を盛り込むことを断念。野田聖子宇宙開発担当相は19日、経緯を河村氏に報告した。【読売
05.21】
☆スペースシャトル「アトランティス」(STS−125)での改修作業が全て終了したハッブルは、日本時間20日午後9時57分、シャトルからリリースされた。
5回の船外活動による改修作業は、シャトルのペイロードベイに固定されて行われてきた。ハッブルはロボットアームによって軌道上へ戻され、地上からのコマンドで鏡筒カバーの展開が行われた。(下は5回目の船外活動中の様子。太陽電池パネルが折りたたまれ、先端の鏡筒カバーが閉じられているのがわかります。)

午後10時28分(日本時)、軌道離脱マニューバを実行したシャトルはハッブルから離れ、最後の別れを告げた。詳しくはこちらへ【NASA 05.19】
☆下は、X線宇宙望遠鏡「チャンドラ」などの取得データを合成して浮かび上がった活動銀河「3C305」。赤い部分はX線放射の強い部分で、淡いブルーはハッブルによる可視光画像。

パッと見、近代前の日本地図に見えてしまいますw 詳しくはこちらへ【Chandra 05.14】
☆米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「アトランティス」の宇宙飛行士は18日、ハッブル宇宙望遠鏡修理のための最後の船外活動を行い、計画通り計5回の同活動をすべて終えた。NASAは機能試験を行うが、「今後5−10年、寿命が延びるのでは」と期待している。
修理では、カメラや姿勢制御装置、電池などを交換。2004年8月以来、電気系統の問題が生じていた、天体の化学的成分などを調べる分光器の電気基盤も換えた。
前日実施された分光器の修理では、固く締められたボルトや、111個のねじで固定された防護カバーの取り外しと格闘。船外活動は約8時間に及び、過去6番目の長さとなった。
18日の作業を終えたグランスフェルド宇宙飛行士は「新しい機器で、さらなる宇宙の神秘を解き明かしてほしい」と語った。
シャトルは19日に貨物室から望遠鏡を軌道に戻す。NASAによると、シャトル打ち上げ費などを含めた今回の修理経費は約10億ドル(約960億円)。後継の宇宙望遠鏡は14年に打ち上げられる。【時事
05.19】
☆米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「アトランティス」の飛行士たちは17日、ハッブル宇宙望遠鏡の部分的な修理を行った。今回の船外活動は、計5回予定されている活動の4回目。
作業が行われたのは、2004年に電気系統の異常が発生して以降、使用されていなかった宇宙望遠鏡撮像分光器(STIS)。16日の船外活動で配線をやり直したハッブルの高性能カメラと同様、もともとはSTISも宇宙空間での修理は想定されていなかった。
ハッブル宇宙望遠鏡はこれまで、ブラックホールや数々の銀河現象の観測のために使用されてきた。NASAは今回の一連の修理作業により、同望遠鏡が少なくとも2014年まで「延命」できることを期待している。【ロイター
05.18】
☆下は、16日にアトランティスから撮影された地球。視点が高いですね〜と、解説を読むと、撮影時の高度は約560kmとのこと。アポロ以外で高高度飛行記録を作ったジェミニ11号のときとだいたい同じだそうで。

ちなみにジェミニ11号での最高高度は約1190km。詳しくはこちらへ【photo: NASA】
☆今月27日の打ち上げを目前に、ソユーズTMA−15宇宙船のクルーらがバイコヌールで訓練とチェックに臨みました。
ソユーズTMA−15に乗り込むのはロマン・ロマネンコ(船長、露)、フランク・ディベナ(フライトエンジニア、ベルギー)およびロバート・シルスク(フライトエンジニア、カナダ)の3飛行士。彼らが国際宇宙ステーションに合流することで、ついに6人運用体制に入ります。
エンジニアらから説明を受けるクルー

ソユーズ帰還カプセル内のクルー。この時点では宇宙服を着ないで各種チェックを行っています。

この後、船内宇宙服の着用チェックなどが行われました。詳しくはこちらへ【Roscosmos 05.17】
ちなみに下は、TMA−15クルーのミッションパッチ。これをデザインしたのは15歳のユーラ・メンケビッチ君。そもそも前機TMA−14ミッションのパッチでデザインコンテストが行われ、メンケビッチ君はそれに応募していたのであったが、ロマネンコ飛行士の目に留まり、「これは自分のフライトに完璧だ」と即チョイスしたのだという。

詳しくはこちらへ【Image: Mosnews】
☆日本時間16日午前9時57分、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地より、カザフの放送衛星「プロトスター2」を搭載したプロトンロケットが打ち上げられた。全ての行程は順調で、打ち上げは成功した。

詳しくはこちらやこちらへ【Roscosmos 05.16】
☆アトランティスにおける第3回船外活動が終了した。この活動ではハッブル宇宙望遠鏡に新しい観測センサー(Cosmic
Origins Spectrograph)のインストールと、撮像カメラのリペアが行われ、予定通り完了した。
両方の機器にはゴダード宇宙センターよりコマンドが送られ、共に正常に機能していることが確認された。さらなるチェックが今後行われる予定。詳しくはこちらへ【NASA 05.16】
☆NASAは、来月2日に打ち上げを予定していた「ルナ・リコネッサンス・オービター」(LRO)の打ち上げを、最低2週間、最短6月17日まで延期する決定を下した。
これは、アトラス5打ち上げロケット上段の検討に時間を要するための処置という。
LROの打ち上げでは、同時にLCROSS衛星も打ち上げられる。このLCROSSミッションは、アトラス5上段を南極近くのクレーターに激突させ、その衝撃で飛び散った物質の中に水が含まれていないかを検出するというもの。
上段は液体酸素と液体水素を燃料としているわけだが、これらが残存していたらそれより生じる水が誤認される可能性が出てくる。それゆえ残量は衝突前に廃棄するわけだが、一連のプロセスがうまく進むかシミュレーション検討を行っているという。
詳しくはこちらへ【Spaceflight Now 05.15】
☆一連のハッブル改修における2回目の活動が無事終了した。所要時間は7時間56分で、これは船外活動の歴史における歴代8位の長さ(ちなみに1位は2001年にISSで行われた8時間56分)。
この活動では、このミッション最大の目的である老朽化したジャイロの交換(3パック)と、バッテリーモジュールの交換が行われた。ジャイロは2台を対としたパックが3つあるのだが、そのうちの1つを取り付ける作業が難航し、結局それはスペアのジャイロパックと交換された。このスペアパックに入ったジャイロは旧型のものであるが、問題はない。別の2パックには新型のジャイロが2台ずつ入っている。ちなみにスペアパックのジャイロは99年のハッブルミッションで地上へ降ろされ、整備が行われ、このフライトで再び持ち込まれていたものであった。(下・船外活動中のマイケル・マッシミノ飛行士。その他の画像)

これで、ハッブルのジャイロは6台とも新しいものに置き換えられたことになる。なお、バッテリーパックは2つのうちの1つが交換され、もう1パックは18日の活動で交換される予定。
詳しくはこちらへ【SpaceDaily 05.15】
☆下は、土星周回探査機「カッシーニ」が昨年9月28日に撮影した、プレアデス星団・すばる。カッシーニは時々このようなターゲットを撮影し、カメラの性能チェックとキャリブレーションを行っています。

詳しくはこちらへ【photo: Cassini】
☆下は、ハッブルをキャッチした直後に撮影された一枚。シャトルがハッブルを訪れるのは7年ぶりで、これが最後。(その他の画像)

第1回船外活動中のアンドリュー・フューステル飛行士。(その他の画像)

あと4回の船外活動、順調に進むことを祈りましょう^^!デブリが衝突しませんように…
下は、12日にフロリダで撮影されたアトランティス。太陽の正面を横切っていきます。

シャトルの太陽面経過が撮影されたのは、これが初めてでは!?とても格好いい一枚ですね。詳しくはこちらへ【photo: NASA】
☆東大阪宇宙開発協同組合の雷観測衛星「まいど1号」が、ブームという腕を展開し、先端に取り付けた小型カメラで、地球を背景に自らの姿を撮影することに初めて成功した。 ブームは長さ約40センチのアルミ合金製で、カメラ用と磁気センサー用の2本を搭載。龍谷大の学生10人が作製した。衛星本体にたたんでいたのを、先月22日に展開。予定の半分ほどしか開かなかったが、撮影には成功した。青い地球の上空に浮かぶまいど1号の姿がはっきりと写り、本体側面の中央に取り付けられた記念プレートも確認できる。

同組合の今村博昭理事長は「最後の実験で元気な姿を見せてくれてうれしい」と喜ぶ。【読売
05.15】
☆日本時間14日午後10時12分、南米仏領ギアナのクールー基地より、赤外線宇宙望遠鏡「ハーシェル」と、CBM観測衛星「プランク」の2機がアリアン5ロケットで同時に打ち上げられた。
両者は欧州宇宙機構(ESA)が主導するミッションで、同機構が赤外線宇宙望遠鏡を打ち上げるのは初めて。同種のものとしてはNASAのスピッツアがあるが、ハーシェルの主鏡はスピッツアのそれよりも大きい。このことはより長波長の赤外線を観測することができることを意味している。
一方、プランクは宇宙マイクロ波背景放射(CMB)をこれまでにない高精度で観測、ビッグバンからわずか38万年しか経過していない世界に迫る。
両衛星はアリアン5で同時に打ち上げられ、26分後にハーシェルが、その2分後にプランクが切り離された。両者は別々に第2ラグランジュ点を中心とした安定軌道を目指し、約2ヶ月後より観測を開始することになっている。詳しくはこちらへ【ESA 05.14】
☆宇宙では「魔法のじゅうたん」にもラクラク乗れます−−。国際宇宙ステーションに長期滞在中の宇宙飛行士、若田光一さん(45)が15日、無重力状態で、4月末に続き2度目の「おもしろ宇宙実験」に挑んだ。今回は「じゅうたん」乗りや「水鉄砲」などの4実験。中継映像が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で公開された。
若田さんは午後5時半過ぎ、日本の実験棟「きぼう」で実験を始めた。畳1枚ほどの広さの布製「じゅうたん」に座ろうとすると、「じゅうたんから足が離れてしまいます」。最後は足の裏をテープで布に留め、サーフィンのように乗って見せた。残る5実験も今後行う。【毎日
05.15】
☆米航空宇宙局(NASA)が13日発表したところによると、中国の人工衛星破壊実験によって生まれた宇宙ゴミが、ハッブル宇宙望遠鏡修理のために打ち上げられた米スペースシャトル「アトランティス」に衝突する可能性があったことがわかった。環球時報が伝えた。
NASAによると、ハッブル宇宙望遠鏡修理のため米フロリダ州NASAケネディ宇宙センター(KSC)から11日(現地時間)に打ち上げられた「アトランティス」に衝突する可能性が指摘されたのは、中国が07年に行った人工衛星破壊実験によって生まれた直径約10cmの宇宙ゴミ。
アトランティス打ち上げ前には、「宇宙ゴミとの衝突の確率は200分の1より高い」と指摘したNASAの専門家もおり、NASAおよび同号の乗組員6人は宇宙ゴミの軌道に注目していた。当初、アトランティスの軌道を変更して、宇宙ゴミを避けるプランも検討されたが、NASAは最終的にその必要はないと判断した。
14日午前8時30分(北京時間)、宇宙ゴミはアトランティスから約3kmの位置をかすめて過ぎ去り、事無きを得た。NASAでは引き続き宇宙ゴミの軌道を追跡していくとしている。【Record
China 05.15】
☆スペースシャトル「アトランティス」の宇宙飛行士2人が米東部時間14日、第1回目の船外活動によるハッブル宇宙望遠鏡の修理作業を終了した。7時間を超える宇宙空間での作業で、望遠鏡からカメラとコンピューターを取り外し、新しいものに取り換えた。
第1回目の船外活動はジョン・グランスフィールド飛行士とドリュー・ヒューステル飛行士が担当した。まず、カメラを取り換えてから、コンピューターを交換した。活動時間は7時間20分だった。
第2回の船外活動は15日に実施する予定。担当はマイケル・グッド飛行士とマイク・マッシミノ飛行士。2人はジャイロスコープとバッテリーを取り付ける。
第2回を担当するマッシミノ飛行士は、宇宙空間からインターネットの一言ブログサービス「Twitter」に書き込みを続けている。
ハッブル望遠鏡の修理は2002年3月以来、7年ぶり5度目で、今回が最後となる。米航空宇宙局(NASA)が11日に打ち上げたシャトル「アトランティス」搭乗の飛行士が、計5回の船外活動で修理する予定。今回の修理は危険度が高く、地球上では万が一の場合に備え、、飛行士らの救助に向かうシャトル「エンデバー」が待機している。【CNN
05.15】
☆下はシャトル飛行2日目に撮影された一枚。中東・シナイ半島方面を眺めたものですが、通常のISSミッションより視点が高いのがわかりますね。

ミッションの成功を祈りましょう!大きいサイズなど詳しくはこちらへ【NASA 05.12】
☆下は、打ち上げ直後のアトランティスを、待機するエンデバー側から眺めたもの。

エンデバーが出動することがあってはならないわけで…。【photo: NASA KSC】
☆先日ISSへ向けて打ち上げられた無人貨物宇宙船「プログレスM−02M」が、13日午前4時24分(日本時)、ISSに無事到着した。【Roscosmos
05.12】
☆米航空宇宙局(NASA)は12日、ハッブル宇宙望遠鏡の修理のため前日に打ち上げたスペースシャトル「アトランティス」の機体に、「軽度」の損傷が見つかったと発表した。
打ち上げ時に損傷したと見られ、機体の耐熱タイル4枚がくぼんでいた。地球帰還時に影響がないかどうかを詳しく調べる。
アトランティスには飛行士7人が搭乗し、11日間の予定でハッブル宇宙望遠鏡の修理を実施する。船外活動は5度を予定している。
アトランティスに問題が生じた場合に備え、NASAはもう1機のシャトル「エンデバー」を待機させている。アトランティスでの地球帰還が無理と判断されれば、エンデバーが7人を迎えに行くことになる。【CNN
05.13】
☆火星で5年以上も活動を続けているNASAの火星探査車「スピリット」が、砂地に足を取られ身動きが困難な状況に陥っている。
このようなことはこれまでにも何度かあったが、今回は相当軟らかく深い砂地のようで、慎重な運用を強いられているという。(下・今月6日に取得された画像。足をとられて既に2週間以上が経過している。左の車輪は砂に埋まり溝は詰まり、まるでスポンジタイヤ)

スピリットの右前輪はモーターが3年前に故障しており、5輪で(リアを前にして)右前輪を引きずる格好で走行を続けてきた。上の画像はフロントハズカムで撮影されたものだが、視野にはここまで走ってきたわだちが見えている。(何度も車体を前後させたのでしょうか、駆動輪(左)側が深く埋もれています@管理人)
運用チームは現在、JPLの実験室で同じような状況を再現し、モックアップで脱出法を探っている。「スピリットは非常に難しい局面にあります」と語るのは、プロジェクトマネジャーのジョン・カラス氏。組織的かつ注意深く物事は進められており、スピリットを再び動かすのは数週間後になるだろうと語っている。
詳しくはこちらへ【NASA 05.11】
☆アトランティスは無事に飛び立ちました^^ しかし今回はハッブル宇宙望遠鏡の周回する高度約600kmまで飛び上がるもので、耐熱タイルの破損といった帰還不能の有事が生じた場合に備えて、「エンデバー」が射点39Bで待機しています。高度350km付近のISSには高度も軌道傾斜角も違うので退避できないためです。
エンデバーによるレスキューミッション(STS−400)が実行された場合、アトランティスと並走しながらロボットアームでそれを掴み、アトランティスの乗員はEVAで移乗します。わかりやすい手順がウィキペディアに出ています(以下ウィキペディアより)

そういえば、ISSミッションの場合はISSの目前で宙返り飛行を行い、ISSから船体全体の撮影を行って破損などをチェックしていましたが…今回それは行われませんね…ロボットアーム使用によるチェックのみということですか。。
☆NASAは日本時間12日午前3時1分、フロリダ州ケネディー宇宙センターよりスペースシャトル「アトランティス」(STS−125)を打ち上げた。

ハッブル宇宙望遠鏡には14日未明(日本時)に接近する予定で、6日間で5回の船外活動を行い、新たな観測センサーや故障部品の交換などを行う。
全てが順調に進むと、19日にハッブルを離脱し、22日に帰還することになる。【photo:
NASA 05.11】
☆冥王星の名付け親であるヴェネチア・バーニー女史が先月30日、死去した。90歳だった。
バーニー女史はイングランド出身。当時いつくかの命名案があったが、当時11歳の女史の提案が広く賛同を集め、結局これで確定したのであった。
現在冥王星へ向かって飛行を続けている探査機ニュー・ホライズンには、ダストカウンターが搭載されているが、これには彼女の名が付けられている。詳しくはこちらへ【New Horizons 05.08】
☆オホーツク海の海氷シーズン(前年12月〜当年5月)の海氷の勢力をあらわす積算海氷域面積(海氷の勢力)が、2009年(2008年12月〜2009年5月)は、1971年の統計開始以来の過去最小となる見込みです。
今シーズンのオホーツク海の海氷域面積は、過去最小に近い値で推移しています。前年12月から4月までの積算海氷域面積は、平年の63 %にとどまり、2006年以来の過去最小となりました。4月末現在の海氷域面積は31万平方kmと2006年の84%にとどまることから、今シーズンを通した積算海氷域面積は過去最小となる見込みです。
(右・5月5日現在の海氷。赤線は平年の領域)
詳しくはこちらへ【気象庁 05.08】
☆まもなく打ち上げられるシャトル「アトランティス」(STS−125)の準備は順調のようです。下はペイロードベイの搭載物。

一番下はサポートシステムで、中央は高感度紫外線センサー「Cosmic Origins
Spectrograph」と「IMAX 3Dカメラ」、一番上は広角撮像カメラ「Wide Field Camera
3」。
ハッブル宇宙望遠鏡の改修は通算5度目で、これが最後。このオペでハッブルは最低2014年までの運用が可能となる。詳しくはこちらへ【photo: NASA】
☆あと20年もすれば、長距離旅行は飛行機ではなく宇宙船でする時代が来るのかもしれない。宇宙旅行を手掛けるヴァージン・ギャラクティックのウィル・ホワイトホーン社長がロイターのインタビューに答え、そうした未来などについて語った。
リチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・グループ傘下の同社は、車いすの物理学者スティーブン・ホーキング氏や元F1ドライバーのニキ・ラウダ氏など、宇宙旅行を希望する人から総額4000万ドルの予約金を集めており、2年以内の商用宇宙旅行を計画している。
ホワイトホーン社長は、同社の宇宙旅行計画はまだ第1段階だと強調。将来的には、宇宙科学の分野や宇宙空間でのデータセンター、長距離フライトなど、企業にもさまざまなビジネスチャンスを提供できると語る。
また、1回20万ドルの宇宙旅行に300人の予約が集まったことで、ビジネスとして十分やっていけることを確信できたとし、現在はテスト飛行を繰り返すとともに、近く米連邦航空局(FAA)から認可が下りることを期待しているという。
ヴァージンが採用する技術は、ジェットエンジンを積んだ母船に宇宙船を搭載し、空中で切り離して大気圏外に投入するというもの。この方が地上からロケットを打ち上げる従来の方法に比べ、地球環境にも優しいと主張する。
ホワイトホーン社長によると、米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルなどに比べ、同社の宇宙船に使用している素材は軽いため、必要とする推進力も小さくて済む。
将来的には、宇宙船を使って1度大気圏外に飛び出し、英国とオーストラリアを2時間半で結ぶ長距離旅行も可能だと語る。ホワイトホーン社長が見据えるその実現は「20年後」だという。【ロイター
05.09】
☆盲点ってやはり意外なところにあるものですね〜…原子力電池枯渇。。
☆福岡県久留米市の西山浩一 (にしやまこういち) さんと、佐賀県みやき町の椛島冨士夫
(かばしまふじお) さんが、4月21日 (世界時、以下同じ) 等の観測から、いて座に新星らしき天体を発見しました。
この天体は、4月21.681日に焦点距離105ミリメートルのカメラレンズを使用したCCD観測によって12.5等の明るさで発見されましたが、USNO-B1.0カタログによると発見位置の近くには暗い星が存在したことや、発見直前の4月18.705日の観測では13.5等よりも暗かったことから、当初は変光星が増光したものではないかと推測されました。しかし、県立ぐんま天文台
(群馬県高山村) の衣笠健三 (きぬがさけんぞう) さんらのグループが、同天文台の1.5メートル反射望遠鏡を用いて、4月27日に低分散および高分散分光観測を行ったところ、観測から得られたスペクトルは、極大期を過ぎた古典的新星
(注2) の特徴を示しました。この観測結果から、新星であることが確認されたものです。【国立天文台アストロ・トピックス470
05.08】
☆日本時間8日午前3時37分、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地より国際宇宙ステーション(ISS)へ向けた無人貨物宇宙船「プログレスM−02M」が打ち上げられ、軌道投入に成功しました。
プログレスには合計2.5トンを超える食糧や水、燃料、新型宇宙服、それにISSクルーへの手紙などが搭載されています。
満月間近の月が夜空に輝いています

リフトオフ!!

ISSには日本時間13日早朝にドッキング予定。詳しくはこちらへ【Roscosmos 05.07】
☆NASAは日本時間8日未明、2010年度予算案を計上した。請求額は186億9000万ドル(約1兆8500億円)となっている。
この額は2009年度額の5%増。NASAはロバストな予算を基に、国際宇宙ステーション(ISS)の完成と、コンステレーション計画に力を注ぐことができると主張している。またそれらに加え、気候変動のモニターと研究に力を注ぐことを打ち出している。
また、シャトル退役で浮くことになる予算は、コンステレーション計画の推進に当てられる。
(管理人が興味ある惑星科学方面の予算は、09年度請求時のプランより約6400万ドル減。10年度案では月関連の探査予算が別枠で設けられています。)

一方、ホワイトハウスは有人宇宙飛行部門に対する独立審査機関を設置し、NASAの有人プログラムのチェックと可能な代替案の検討を行うことを表明した。
詳しくはこちらへ【NASA 05.07】
…独立審査機関の設置と共に、大統領がコンステレーションの見直しを指示したとのことです(こちら)。こうしないと議会を通らないっぽいのでしょう…
下・開発段階と運用段階にあるミッション一覧。93宇宙機ですか、多いな〜

☆2003年8月に打ち上げられて以来、稼働を続けているNASAの赤外線宇宙望遠鏡「スピッツア」の液体ヘリウムが、来週にも空となる見通しとなった。
赤外線、すなわち熱の波長を観測するにあたっては、観測センサーが出す熱そのものがノイズとなる。簡単に言えば、センサー自身の温度以下の熱は観測できないわけであり、観測レンジを広げるにはセンサーをそれ相当冷却する必要がある。赤外線には短波長の近赤外線、長波長の遠赤外線とそれらの中間が存在するが、波長が長いほどセンサーの冷却を要し、それが液体ヘリウムによって行われていた。
スピッツアには3つの観測センサーが搭載されているが、運用開始以来、−271℃に維持されてきた。これを実現する液体ヘリウムは360リットル搭載され、当初の見込みでは2年半程度で枯渇するとされていたが、運用努力によって5年半以上持ち堪えてきたのであった。(ちなみにこの量は、わが国の赤外線宇宙望遠鏡「あかり」の約2倍。あかりは1年半でヘリウムを失いました。@管理人)
下・右はボールエアロスペース社のクリーンルームで組み立て中のスピッツア。左はその内部図で、水色の部分がヘリウムタンク一式のクライオスタットで、その真上の茶色い部分が観測センサー群。さらにその上に主鏡が乗り、副鏡を通してセンサーに赤外線が導かれる。

今後のスピッツアでは、観測機器は−242℃で運用される。この温度では遠赤外線波長域の観測はできないが、しかし、近赤外線波長での観測は続行できる。近年成果を挙げている系外惑星やデブリ円盤の観測には問題はない。
詳しくはこちらへ【NASA 05.06】
☆今月2日、いわゆる宇宙に葬るための遺灰を載せたロケットが打ち上げられたが(下)、発射後間もなくエンジントラブルで墜落していたことが明らかとなった。到達最高高度は約27キロと見られているが、予定高度は120キロであった。

このロケットは「スペースロフトXL」ロケットで、学生製作のキューブ衛星を始めとした小型のペイロード打ち上げを請け負うUPエアロスペース社(コロラド)のもの。今回の打ち上げでも学生の小型衛星と、16人分の遺灰が搭載されていた。
同社の発表によると、ロケットは離陸10秒後に何らかのトラブルが発生し、墜落したという。同社は2006年に2度の打ち上げを行っているがいずれも失敗し、今回は3度目だった。なお遺灰には、大西洋に沈むタイタニック号発見に携わった一人であるラルフ・ホワイト博士(昨年死去)のものが含まれていた。詳しくはこちらへ【Space.com 05.06】
☆ロシアが構想している次世代型宇宙船は、ロケットを吹かしてた垂直着陸型になるようです。

ロケット噴射を操ることで、目的の場所に着陸することができるのだそうで。同種のもの、NASAも昔テストしていましたよねぇ…詳しくはこちらへ【BBC 04.29】
☆115億光年先の宇宙で、一般的な銀河の1000倍の速さで星を生み出す巨大な「モンスター銀河(怪物銀河)」が群れ集まる様子を、国立天文台と東京大などの研究チームが、南米チリの電波望遠鏡「アステ」を使って世界で初めて観測した。
7日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
モンスター銀河は、年間数千個もの星を生み出し、地球を含む銀河系より数倍重い。これまで個別の観測例はあったが、今回はみずがめ座の方向で30個を撮影することに成功した。
モンスター銀河は、大量のガスやちりに覆われているため、可視光や紫外線では観測できず、電波望遠鏡でのみ観測できる。
国立天文台の田村陽一研究員は「モンスター銀河の分布が初めてわかり、今後の研究で銀河の進化過程に迫りたい」と話している。【読売
05.07】
☆NASAは日本時間8日、2010年度予算を発表する(プレスリリース)。この中にはシャトル飛行延長に関する文言は入っていないが、NASA幹部は議員らに対してシャトル延長プランを2つ提示、その実現を訴え続けている。
シャトルは現在のところ、2010年をもって全機退役とされている。しかし現在遂行されているオリオン宇宙船/アレスロケットの開発(コンステレーション・プログラム)に時間がかかり、米国本土からの有人宇宙飛行再開まで最低でも5年のブランクが生じることがはっきりしている。その間の人員輸送は、ロシアのソユーズに委ねられることになっている。
このブランクを縮めるためにはシャトル飛行を延長する他ないが、予算の問題がある。NASAは2つのプランを示し、その実現を訴えているという。
そのひとつ(ケース1)は2012年までに3回の飛行を追加するというもので、新たに47億ドルの費用を要する。プランでは、この費用は後年の予算で追加するか、NASAの他のところから削って持ってくるかすることで対応し、コンステレーションのタイムラインには影響を与えないというもの。一方、もうひとつ(ケース2)では2015年までの運用と、飛行回数を一気に22回(STS−125から数えて)に増やすが、予算も総額140億ドルとふくれあがり、アレスの開発に影響が出るのは必至。しかしこのプランでは、民間が開発する宇宙船の使用を念頭においているところが興味深い。このケース2はコンステレーション計画の遅延を招く恐れもあるが、2015年まで追加予算を注入し続けることで、最終的には有人宇宙飛行再開までのギャップを縮めることができるのではないかとされている。
詳しくはこちらへ【NASAspaceflight 05.03】
☆先日、一部電子メディアで報じられたロシアの「フォボス・グラント」ミッション遅延の可能性に関し、計画を主導するラボーチキン公団およびロシア宇宙庁はそれを否定する声明を発表した。
それによると、予定されていた通り、今年中に打ち上げるとのこと。詳しくはこちらへ【Roscosmos 05.05】
☆カザフスタン・バイコヌール宇宙基地では、今週8日(日本時間)に打ち上げ予定の無人貨物宇宙船「プログレスM−66(M−02M)」の準備が着々と進んでいます。5日早朝には、射点に据え付けられました。
基地の組み立て工房で、宇宙船と打ち上げロケットとの組合せが行われました。

機関車が力強く押します

射点に到着。この後ジャッキアップされてセット

プログレスは日本時間8日午前3時37分に打ち上げ予定です。大きいサイズなどはこちらやこちらへ【Energia 05.04】
☆昨年8月27日に施行された宇宙基本法(平成20年5月21日法律第43号)において、宇宙開発戦略本部は、宇宙開発利用に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、宇宙開発利用に関する基本的な計画(以下「宇宙基本計画」という。)を作成することとされています。宇宙開発戦略本部においては、宇宙基本計画案の作成に向けた検討を進めており、このたび、宇宙基本計画の案を作成いたしました。宇宙基本計画が国民の皆様の声を適切に反映したものとなるよう、広く国民の皆様から意見を募集します。
詳細はこちらへ【宇宙開発戦略本部/首相官邸】
☆火星に無人探査機を軟着陸させる日本で初めての計画が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東大の研究者らの間で浮上した。平成30年の打ち上げを目指す構想で、環境変化の過程を探る。火星は月に続く有人活動の候補地として欧米などが探査競争を展開しているが、日本は火星を周回する探査機「のぞみ」を失敗し、後塵(こうじん)を拝している。関係者は「今度こそ」と意気込んでいる。
計画は「MELOS」(ミーロス)と名付けられ、既に100人以上の研究者が参加。25年ごろにJAXAの正式なプロジェクトとして開発着手を目指す。火星の大気のほとんどを二酸化炭素が占める理由や、火星誕生から数億年後に大気圧が下がり始め、現在は地球の1%以下まで減った原因などを探る。
火星は昨年、米国の探査機「フェニックス」が水の存在を確認、欧州も15年に探査機「マーズ・エクスプレス」を打ち上げた。ロシアも近い将来、衛星「フォボス」で軟着陸して土壌を地球へ持ち帰る計画で、各国の探査ラッシュが続いている。一方、日本は10年に周回探査機「のぞみ」を打ち上げたが機器の故障で軌道投入に失敗、計画が途絶えていた。
MELOS計画では、高度が異なる2基の衛星で大気の流れや組成などを高精度に観測する。探査機には小型車やレーザー装置、地震計などを搭載。レーザーを地表に照射し、蒸発した気体の元素を調べたり、小型車で土壌を分析することなどを検討している。土壌分析で生命の痕跡にたどり着く可能性もあるという。
佐藤毅彦・JAXA宇宙科学研究本部教授(惑星大気)は「火星の大気や土壌を研究すれば、気象学や地質学の発展に大きく貢献できる。ぜひとも成功させたい」と話す。【産経
05.04】
☆ハッブル改修ミッションへ飛ぶシャトル「アトランティス」の打ち上げが今月11日に正式決定されたが、デブリとの衝突リスクの最新の数値が明らかとなった。
今年2月、人工衛星どうしの衝突によって大量のデブリが散らばったのは記憶に新しい。ハッブル宇宙望遠鏡は国際宇宙ステーション(ISS)よりも高空の軌道にあり、それゆえこのデブリの一部と遭遇する確率はISSミッションよりも高まることが懸念されていたが、最新の評価によると、確率は221分の1であるという。この数値は、シャトルの固体ロケットブースターやメインエンジンに生じるトラブル発生確率と同程度とのこと。
この数値、実は昨秋の段階のものよりも小さいものになっている。これは、船尾を極力前方へ向け、ペイロードベイを地上に向けて飛行する形態を取ることで実現可能なものだという。
ちなみに通常のISSミッションのリスク確率は300分の1とされている。詳しくはこちらへ【Space.com 04.30】
☆一方、シャトルのラストフライトまで残り1年余りとなった今、現場作業員の削減も始まった。
NASAは、そのグループ全体でシャトル関連職員を1600人、それに13800人の請負人を擁しており、ぶら下がる関連企業も多い。予定では5月1日付けで160人を、その後今年9月までに900人をレイオフするという。
シャトルは2010年秋の退役まで、今月11日の打ち上げを含めて残り8回のフライトが予定されている。詳しくはこちらへ【Spaceflight Now 04.30】
☆太陽系の初期に形成された古代の物質は通常、地球に落下した隕石か、地球から数百万キロ先を通り過ぎる氷の彗星からしか発見されない。しかし今回、研究者たちが地球上空で化学実験を実施し、“ハエ取り紙”のような採取器を用いて大気中に漂っている彗星のちりを採取したところ、近隣の宇宙で最古と推測される物質が発見された。
採取された太古のちり粒子の一部は45億年以上前に形成された物質であり、恒星の爆発が太陽誕生の引き金になったという理論を裏付ける証拠となるかもしれない。
このちり粒子は長い時間を経ているにもかかわらず初期の状態が保たれているが、それは彗星の形成時にその氷の中に閉じ込められたからではないかと研究チームは考えている。続きはこちらへ【ナショナルジオグラフィク 04.29】
☆宇宙では、しばしばガンマ(γ)線バーストという現象が起こります。大質量星が崩壊してブラックホールが作られる超新星という巨大爆発現象に伴い、強いガンマ線のビームが特定の方向に放射されるものと考えられています。ガンマ線だけでなく、バースト発生から時間が経つにつれて急速に暗くなる可視光や赤外線での「残光」が捉えられれば、ガンマ線バーストの距離や性質を詳しく調べることができます。 こうしたガンマ線バーストは、その爆発現象の巨大さのために、宇宙のはるか彼方でも発見されてきました(注1)。そして、昨年に記録されたGRB 080913の赤方偏移=6.695がこれまでで最遠の記録でした(赤方偏移の値が大きいほど、距離が遠いことを意味します)。
しかし、ついに赤方偏移としてはじめて8の大台にのる天体が現れました。2009年4月23日(日本時間16時55分)に発生したガンマ線バーストGRB 090423 です。この天体はアメリカのガンマ線天文衛星スイフトによって、しし座の方向に検出されました。そして、地上の望遠鏡による追観測のため、その正確な位置が全世界の研究者に伝えられ、即座に多くの望遠鏡が向けられたのです。続きはこちらへ【国立天文台 04.23】
☆さらなる拡大が懸念されている豚インフルエンザに関し、NASAはスペースシャトル「アトランティス」(STS−125)クルーを今週末にも隔離する方向で検討していることが明らかとなった。
現在のところヒューストン地区には感染者が報告されていない。NASA関係者の移動にも制限は出されていないが、何か気になることなどがあったら躊躇せずに申し出て欲しいとミッションマネジメントチームから指示が出ている。詳しくはこちらへ【NASAspaceflight 04.29】
☆カザフスタン・バイコヌール宇宙基地では、国際宇宙ステーションに向けた無人補給宇宙船「プログレスM−02M」の準備が続けられています。

プログレスは5月8日早朝(日本時)の打ち上げが予定されています。詳しくはこちらへ【Energia 04.29】
☆下は、火星探査車「スピリット」が今月8日(Sol 1871)に撮影した風景。目の前に見える“山”は運用チームに「フォン・ブラウン」と呼ばれている(もちろん非公式の名称)。

このところトラブルが伝えられていたスピリットであるが、現在は特に問題なく走行を続けている。「フォン・ブラウン」までの距離は約160メートルで、今後数ヶ月内のターゲットとされている。詳しくはこちらへ【NASA 04.23】
☆小惑星表面の進化に関する新しい説が提唱された。それによると、表面は意外に早く“日焼け”するのだという。論文が「ネーチャー」誌に記載されている。
「小惑星はとても素早く“日焼け”するようです。しかしそれは紫外線によるものではなく、強い太陽風によるものですが」と語るのは、論文筆頭執筆者のピエール・ヴェルナッツア氏。これまで小惑星の表面は、時間の経過と共に変化していくものと考えられていたが、研究チームの説が正しければ、初期の段階で太陽による風化はほぼ完了してしまっていることになる。
研究チームは、小惑星どうしの衝突によって形成されたと考えられる小惑星群「Lucascavin」と「Datura」に注目した。これらの群は出来てから50万年程度しか経っていない若い小惑星群であり、その精密観測を行ったところ、かなりの赤みを、場合によってはもっと時間の経過した別の群よりも赤みを帯びていたのだという。
これらの観測データと、隕石に対する実験データを総合した結果、小惑星表面の風化はこれまで考えられていた以上に急速で、その後は穏やかに遷移していく可能性が描き出されるという。
「太陽風の中の高速荷電粒子が表面をたたき、驚くべきスピードで風化を進めていきます」と、ヴェルナッツア氏は語る。その連続的な作用は、表面がフレッシュな小惑星のそれを僅か100万年ほどですっかり風化させてしまうというのである。
下はその変化を表現した模式図。衝突で生じた新たな小惑星は(風化を受けていない内部が露わになった)フレッシュな表面を持つが、僅か10万年単位のスケールで風化してしまう(右から2番目)。それから10億年のスケールを経ていくうちにクレーターなど様々な特徴が形成されるが、色はそれほど劇的な変化をしていない。

これらの結果は、最終的な表面の色はそれを構成する成分に依存していることを示唆しているという。詳しくはこちらへ【ESO 04.22】
☆先日既報の、サターンX巨大モデルロケットの打ち上げが成功裏に終わりました!公式サイトはこちらへ【photo: RocketsMagazine】

…大型ロケットモデルというと、ソ連N−1もありました。2001年のイベントですが、公式サイトはこちら…このイベントではサターンXチームは棄権(?)したようで、N−1だけのロンチとなりましたが、これがまた迫力あります!
☆映画「アルマズ・プロジェクト」のご案内↓(公式サイトより)
『1998年11月、地球の軌道を回っていたロシアの極秘宇宙ステーション「アルマズ号」がレーダーから消え、その4日後、地球の大気圏に突入して爆発した。ロシア政府が闇に葬ったこの事件は“アルマズ・プロジェクト”と呼ばれ、現在まであらゆる手段を使って情報を集めても、打ち上げた事実を述べる程度のものしか発見されてこなかった。謎多きアルマズ号には当初から様々な噂が存在したが、ロシアの情報筋はその全てを否定してきた。
本作は、この宇宙船の残骸から発見されたブラックボックスに収められていた映像を編集したものである。脱出不可能な閉鎖された空間で、正気を失っていく乗務員たち。彼らに何が起こり、宇宙船はなぜ管制との交信を絶ったのか。そしてこの計画が隠蔽され続けた理由とは何だったのか。もはや“映画”とは呼べない、地球を震撼させる映像が、世界に先駆け日本で公開される。』
公式サイト↓

…ソ連宇宙開発ネタではこの夏、気になる映画。しかし九州では、福岡だけですかぁ…?
☆宇宙でのラジオ体操は、体が浮いたりぐるぐる回ったり−−。国際宇宙ステーションに長期滞在中の宇宙飛行士、若田光一さん(45)が27日、無重力状態で、ラジオ体操やサッカーの動きなどを試みる「おもしろ宇宙実験」をした。中継映像が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で報道陣に公開された。
若田さんは午後6時50分過ぎ、日本の実験棟「きぼう」の船内実験室で、音楽に合わせてラジオ体操を始めた。手足を動かすと反動で体が浮き、天井に手をついて止めるシーンも。体をねじると、体が左右や前後にぐるぐると回った。
地上では難しいサッカーのオーバーヘッドキックもボールを使って「簡単にできます」(若田さん)。だが、水泳のクロールの動きでは、手の動きの反動で体が前に回転するばかりで、「全く進みません」(同)。
この実験は、市民に宇宙と地球の差を理解してもらおうと、JAXAが昨秋テーマを公募し、寄せられたアイデアから16項目を選んだ。この日は40分間で七つの実験をした。残る9実験も今後行うという。【毎日
04.27】
☆アマゾンジャパン(渋谷区渋谷2)は4月24日、Amazon.co.jp内に天体望遠鏡や天文・宇宙関連の書籍などを扱う「天文ストア」を新設した。
今年は、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で宇宙観測して以来400周年とされる「世界天文年」。7月22日には全国的に部分日食を観測できるほか、鹿児島県南部では国内46年ぶりとなる皆既日食を控え、奄美大島などへの観測ツアーが人気となるなど「天体」熱が高まっている。
アマゾンではこうした動きに合わせ宇宙、天文に関する幅広い商品を集めた専門ストアを開設。「世界天文年2009」日本委員会公認の太陽観察用ビクセン製グラスにAmazon.co.jp内のロゴを入れた特別バージョンをはじめ、初心者向けの天体望遠鏡や日食にまつわる専門書、旅行ガイドなど1万5千点以上の商品を取り扱う。【シブヤ経済新聞
04.27】
☆南米・フランス領ギアナに建設が進められているソユーズロケット射点がいよいよ形になってきました^^
下は、アリアンスペース社によるリリースの一枚。同社はこれまでのアリアンロケットに加え、ソユーズロケットを新たに採用、ESAなどと共同でその射点整備が進められてきた。

最初の打ち上げは今年に予定。詳しくはこちらへ【Arianespace 04.24】
☆下は、国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれる予定のトレッドミル「コルベア」。そう、米コメディアンの名前が付けられたそれです。

これは今年8月に打ち上げが予定されているSTS−128でISSへ運ばれ、来年ノード3モジュール「トランクウィリティ」がISSへ設置されるとそこへ据えられる予定です。詳しくはこちらへ【photo: NASA KSC】
☆ロシアが開発を進めている月探査機「ルナ・グロブ」は2012年の打ち上げが予定されているが、それが難しい状況にあることが明らかとなった。ハードウェアの開発状況と予算の問題があるという。
合わせて、今年10月の打ち上げが予定されている「フォボス・グラント」も、遅延が避けられない状況が迫っているようである。
ルナ・グロブはロシアが33年ぶりに月へ向けて打ち上げる探査機となる。ペネトレーターを8本搭載し、さらに球形の軟着陸機も搭載する予定となっている(下)。

ペネトレーターには地震計が搭載されている。地震を観測することで内部構造を詳しく把握することが可能となる。
今年5月から6月にかけて、ロシア政府と開発担当のラボーチキン社との間で、ミッションの精査が行われることになっているが、それに先駆けて流れてくる情報によると、何らかのハードウェアの開発で困難に直面しているようである。2012年のタイムラインを守るためには、ペネトレーター&ランダーの仕様変更もあり得ることが示唆されている。
一方、火星の衛星「フォボス」のサンプルを採取し持ち帰るという「フォボス・グラント」も遅れが出ているという。どうやら遅延は不可避の状態にあるようで、次のロンチウィンドウである2011年末〜12年初めにずれ込むことになりそうである。
「このフォボス・グラントは政治的圧力の高いミッションのため、担当者らは最後のギリギリの段階で遅延を認め、詳細は闇の中ということになるのではないか」と関係者は語っている。詳しくはこちらへ【Spaceflight Now 04.26】
☆国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中の日本人宇宙飛行士若田光一さん(45)が、日本実験棟「きぼう」の窓から日本列島を撮影した動画が24日、公開された。
若田さんは9日、きぼうの船内実験室に2つある窓の一つから、ビデオカメラで地球を撮影。ちょうど日本上空を通過する時間帯で、約6分間の動画には四国や東北地方、北海道の地形がはっきりと映っていた。(下・JAXA 大きいサイズ)

若田さんはこのほか、ISSやきぼうの内部を紹介するビデオを撮影。いずれも宇宙航空研究開発機構のホームページで公開された。【時事04.24】
☆系外惑星系を持つことで既に知られている恒星「グリーゼ581」に、新たな惑星が見つかった。しかもこれは、今までに見つかった系外惑星の中で最も質量の小さいものであるという。
あわせて、2007年に見つかった惑星「グリーゼ581d」の軌道を精査したところ、それがいわゆる「ハビタブル・ゾーン」にひっかかっていることが判明したという。
発表を行ったのは、系外惑星捜索でよく知られるマイケル・メイヤー氏。欧州南天文台(ESO)のチリ望遠鏡を使用した観測で、地球から20.5光年の距離にあるグリーゼ581に5個目の惑星「581e」の存在を見出したという。この惑星は主星を約3.15日で公転する。その質量は地球の2倍弱しかなく、これまで見つかった中では最小のものであり、恐らく地球のような岩石惑星と考えられるという。
一方、2007年に見つかったグリーゼ581dの軌道を精査したところ、これが充分、ハビタブル・ゾーンに引っかかっていることが判明した。この581dの質量は地球の7倍と重く、「岩石のみで構成されているとは考えにくく、(海王星の核ように)氷を含んだ岩石天体であり、外側から内側へ遷移してきたのではないか」と研究チームは考えている。
ハビタブル・ゾーンとは、水が液体で存在できうる領域で、恒星ごとに範囲が決まる。581dがもし上述のような惑星であれば、その表面には海が存在する可能性がなくもないと、彼らは考えている。

上は、我々の太陽系とグリーゼ581系を比較した模式図。主星に応じてハビタブル・ゾーンの距離が決定するが、太陽系の場合、おおよそ金星から火星の範囲がそれに該当する。他方、質量が太陽の30%ほどのグリーゼ581の場合、それはもっと主星寄りになる。上の図では、そのゾーンに581dが充分入っていることが示されている。
詳しくはこちらへ【ESO 04.21】
☆北朝鮮訪問を終えたロシアのラブロフ外相は24日、ソウルで記者会見し、同国が自国領内から北朝鮮の人工衛星打ち上げに協力する用意があると表明した。インタファクス通信などが伝えた。
同外相は「ロシア製ロケットによる人工衛星打ち上げで韓国を含む多くの国と協力しており、北朝鮮とも同様の協力を行う用意がある」と述べた。
同外相は、北朝鮮との交渉でこうした協力の可能性を伝えたとし、提案が検討されるよう期待すると語った。【時事
04.24】
☆24日、ハッブル宇宙望遠鏡の運用19周年を迎えた。下はこれを記念してリリースされた最新天体写真である。

これは「Arp194」と符号の付けられた銀河団であり、いくつもの銀河が衝突を起こしている場面である。上の銀河団から下に伸びたブルーの腕が印象的で、ここでは活発な恒星生成が続いている。
この腕は下の渦巻き銀河に接触しているように見えるが、これは見かけのもの。下の銀河はもっと向こう側に存在している。
この他にも、過去に撮影された画像から学術的に特に重要なものが厳選されて紹介されている。詳しくはこちらへ【Hubble site 04.21】
☆下は、フロリダ州ケネディー宇宙センター、39A&B発射台に据え付けられた2機のシャトル。2機のシャトルがこうして同時に並ぶのは、これが最後となりそうである。
手前(39A射点)は来月打ち上げが予定されている「アトランティス」(STS−125)で、奥は「エンデバー」。アトランティスはハッブル宇宙望遠鏡の改修ミッションに携わるが、エンデバーはアトランティスが帰還不能のトラブルに遭遇した場合に備えて待機している、救命シャトルである。

奥の39B射点の周りには3基の鉄塔が建っているが、これは避雷タワー。シャトルのサイズに対して異様に高いが、これは次世代ロケット「アレス」用に建てられたものだからである。
ちなみに本来のシャトル用の避雷タワーは、39Aの整備棟の上に突っ立った、無線機のアンテナのような棒1本である(奥の39Bの整備棟の上からは既に撤去されているのがわかる)。
アレスロケットの開発は目下進行中だが、必要とされる射点設備なども整えられつつある。2つあるシャトル射点のうち、39Bは既に改修工事が始まっており、避雷タワーの建て直しは完了している。アレスはシャトルよりも背の高いロケットとなるため、タワーもそれに合わせて高くなっているというわけである。
ちなみにSTS−125ミッション終了後、39Bに座るエンデバーが39Aに移動し、そのままSTS−127ミッションフェーズへと入る予定になっている。詳しくはこちらへ【NASA KSC 04.18】
☆NASAが5月に予定されているシャトル「アトランティス」(STS−125)の打ち上げを、1日早める方向で検討していることが明らかとなった。
アトランティスはハッブル宇宙望遠鏡の改修ミッションに携わることになっており、打ち上げが来月12日に予定されている。しかしそれを1日前倒しする案が出ているという。
というのも、14日から米空軍のイースタン・レンジでとある軍事作戦行動が予定されているといい、14日から1週間、シャトルの打ち上げができなくなるからだという。
シャトルは12日に打ち上げが予定されているが、天候やトラブルなどで打ち上げができない場合には、翌日などにずれ込んだりする。しかし14日からイースタンレンジの協力が得られないとなると、打ち上げ可能期間が2日ほどしかなく、不測の事態による打ち上げ延期に対するリスクが高まることになる。これを避けるべく、1日前倒しで期間に余裕を持たせようというわけである。
なお、イースタン・レンジはフロリダから打ち上げられたロケットのトラッキングやテレメトリー通信を担うサポート網である。詳しくはこちらへ【Spaceflight Now 04.22】
☆多数の望遠鏡を使った観測により、ビッグバンから約8億年後の生まれて間もない宇宙で、不思議な巨大天体が発見されました。これは、ライマンアルファ・ブローブという天体に分類され、その巨大なガス雲は将来銀河になる可能性を秘めていますが、本当はどうなのか分かっていません。研究者たちは、この古代宇宙でみつかった謎の巨大天体をヒミコと名付けました。これは弥生時代後期における倭国の女王、卑弥呼に由来しています。ヒミコは5万5千光年にも広がり、宇宙初期の時代の天体としては記録的な大きさで、現在の天の川銀河の円盤の半径に匹敵します。
この天体の正体が何なのか、研究者たちの頭を悩ませています。多数の世界最大級の望遠鏡を使って観測しましたが、ヒミコの正体は未だに分からないからです。ヒミコはこれまでに発見された天体の中で最も遠い天体の一つのため、見かけ上とても暗く、この天体の物理状態を理解する手がかりが得られていません。もしかしたら、ヒミコは超大質量ブラックホールにより電離されたガス雲かもしれませんし、銀河誕生の初期にみられると予想されている大規模なガス流、2つの若い銀河の激しい衝突、爆発的星形成によりもたらされる超銀河風、さらには4百億太陽質量にもなる1つの巨大な銀河なのかもしれません。
古代宇宙でひときわ目立ちながらも、謎めいたこの天体は、日本のすばる望遠鏡の観測域で発見されました。そのため謎のベールに包まれた古代日本の女王 卑弥呼にちなみ、研究者たちはこの天体をヒミコと命名しました。
続きはこちらへ【国立天文台 04.22】
☆ロシアの週刊誌は22日までに、北朝鮮が「人工衛星」の打ち上げに成功したと発表した翌日の6日、首都平壌で検討会を開き、宇宙開発計画の責任者を強く叱責(しっせき)していたと報じた。
ロシア語版ニューズウィーク4月13日号(電子版)が伝えた。同誌は情報源は明らかにしていないが、「これは、北朝鮮が打ち上げ失敗を深刻に受け止め、新たに打ち上げる必要があると認識したことを意味する」としている。
北朝鮮が発射直後、打ち上げ成功をたたえるプロパガンダ活動など複数の課題に取りかかった主な目的は、「人工的な脅威」を作り出し、国際社会との対話を有利に運ぶことにあると分析している。
北は5日、「衛星は軌道に乗った」として国を挙げて成功をアピールしたが、同誌の情報が事実とすれば、北の指導部は直後から打ち上げが明らかに失敗だったことを理解していたことになる。
韓国紙、朝鮮日報(電子版)によると、ロシアの外交専門家は「北朝鮮がミサイル発射に失敗したことを自ら認める可能性はほとんどない。北朝鮮はミサイルの発射で、体制を宣伝するとともに、国際社会の関心を引くという目的を達成した」と話している。【産経
04.23】
…韓国の先に、再度打ちますかねぇ…?
☆下は、火星周回探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」(MRO)が昨年12月30日に撮影した一枚。これまでにもいくつか見つかっているピット(縦坑)と見られる特徴のひとつ。

この画像では側壁が切り立っているのがわかり、太陽光を受けた僅かな内部が見えている。この穴のある場所は火山地帯で、関連する地殻活動が形成に関わっている可能性もある。
ところでこの穴、奥は全く見えないが、かすかな光を強調する処理を施すと…

…埋まってしまってます。ストーンと下まで抜けているのかと思いきや…詳しくはこちらへ【photo: Hirise】
☆下は、MROが撮影した火星の南極域(南緯81.8度)の一枚。パッと見、気持ち悪いと感じるかビューティーと見るかはそれぞれだが、これはドライアイスの下からガスが吹き出した結果できあがったものと考えられている。(色は擬似カラーであることに注意。MRO・Hiriseチームはビューティーと表現しています)

南極域は現在春を迎えており、厚く積もったドライアイスが昇華、どんどん減少。そのドライアイス層の下に溜まったガスがダストと共に吹き出し、このような模様を作っていると考えられる。根のような筋はガスが移動した通り道と解釈されている。
詳しくはこちらへ【photo: Hirise】
☆政府は22日、宇宙航空分野の研究・開発を行う文部科学省所管の独立行政法人「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」を内閣府に移管する方針を固めた。かつて宇宙開発は学術目的に制限されてきたが、宇宙基本法が平成20年8月に施行され、安全保障や産業振興面での宇宙の開発・利用に大きく道が広がったことを受け、文科省の所管では限界があると判断した。産業界の積極的な参加を促し、ロケットや人工衛星の開発や商業利用に弾みがつくことが期待される。
内閣府への移管は5月末に策定する5カ年の宇宙基本計画に盛り込み、22年度からの実施を目指す。
河村建夫官房長官は22日、都内で講演し、「産業振興や安全保障などあらゆる面で宇宙開発の機能を強化するには文科省だけでは対応できない。国が責任を持ってやるには内閣府とJAXAが一体でやった方がよい」と述べ、移管により宇宙開発が飛躍的に進むとの見通しを示した。
JAXAは宇宙航空研究開発機構法で、目的を「基盤的研究」に限定されていることから、政府・与党内では「商業化の前提となるコスト削減や信頼性向上への意識に欠ける」などの批判があった。このため、政府・与党は宇宙基本法の施行を受け、付則3条の「施行後1年をめどにJAXAその他の機関を見直す」との規定に基づき、組織形態の見直しを進めてきた。
政府の有識者会議「宇宙開発利用体制検討ワーキンググループ」(主査・田中明彦東京大教授)は今月3日の中間報告で、宇宙開発・利用に関する内閣府の企画立案機能の強化を提言していた。
内閣府への移管により、文科、経済産業など各省庁がバラバラに行ってきた宇宙関連政策を統合し、大規模かつ迅速な宇宙開発が可能となる。産業界の意見も反映しやすく、積極的な参入を促すこともできる。
ただ、JAXAの予算は、21年度の宇宙関連予算3349億円のうち約6割(1918億円)を占めており、巨額な予算と権限を失うことになる文科省の抵抗も予想される。【産経
04.22】
☆40年にわたるNASA(米航空宇宙局)とスヌーピーのかかわりを紹介する「アストロノーツ(宇宙飛行士)・スヌーピー展」が28日から5月10日まで、東京・日本橋三越本店新館7階ギャラリーで開かれる。
1969年5月18日に打ち上げられたアポロ10号のミッションは、月着陸に向けた最終リハーサルだった。2カ月後に月面着陸に成功したアポロ11号のほうが有名だが、10号のコードネームが産経新聞読者にもおなじみの「スヌーピーとチャーリー・ブラウン」だったと聞けば、興味がわくのでは。つまり、月着陸船のコールサインが「スヌーピー」、司令船が「チャーリー・ブラウン」。
NASAは68年、安全を至上命題とする有人宇宙飛行プログラムの“番犬”として、職員のモチベーション向上につながるようにと、スヌーピーを公式シンボルとし、昨年で40周年を迎えている。
今年は世界天文年で、皆既日食もある。会場ではJAXA(宇宙航空研究開発機構)協力による“宇宙”コーナー、映画「THE MOON」紹介などを、宇宙飛行士スヌーピーが楽しくナビゲートしてくれる。【産経
04.22】
☆政府の宇宙開発戦略本部(本部長・麻生首相)が策定する初の「宇宙基本計画」の原案が明らかになった。
北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、ミサイル発射探知が可能な早期警戒衛星の導入検討を掲げ、月の資源利用のため、月探査を今後の重要な目標としたことが柱だ。今月27日の同本部会合で原案を了承し、国民の意見を募る「パブリックコメント」を経て5月下旬に正式決定する運びだ。
安全保障分野での宇宙利用については、「国連安全保障理事会決議や国際社会からの自制を促す声にもかかわらず、北朝鮮がミサイルを発射した2009年4月の動きを見れば、宇宙の役割は今まで以上に高まっている」と指摘、早期警戒衛星の導入の検討などを盛り込んだ。
具体的には、安全保障を目的とする衛星システムについて5年間の開発利用計画を設定し、早期警戒衛星導入に必要なセンサー研究などの着実な推進を行うとした。また、現在3基が稼働中の情報収集衛星を5年以内に4基体制にするとした。防衛政策全体の中の位置づけは、今年末までの防衛計画大綱、中期防衛力整備計画の改定作業に委ねることとした。人工衛星計画の全体像としては09〜13年度の5年間に計34基の衛星打ち上げを示した。
また、中国の弾道ミサイルによる人工衛星の破壊実験や、米国とロシアの人工衛星の衝突事故を踏まえ、部品の破片などの「スペースデブリ(宇宙ごみ)」が増大すると予想。「デブリ発生の低減やデブリの監視強化など、国際社会と連携して、環境の保全に率先して貢献する」とした。
一方、月探査については、「世界をリードして資源利用の可能性を探るため、月面有人活動を視野に入れた探査を検討し、1〜2年程度かけて意義や目標、資金見積もりなどを検討」とした。その上で、〈1〉20年ごろをメドに、二足歩行ロボットによる高度な無人探査を実現する〈2〉次の段階として人とロボットの連携による本格的な探査を目指す−−との目標を示した。【読売
04.22】
☆太陽以外の恒星が有する惑星、いわゆる太陽系外惑星は現在までに300を超える数が発見されている。観測技術の飛躍的な向上によるものだが、その殆どは木星のようなガス惑星であり、今や捜索対象が地球のような岩石型惑星へと広がりつつある。
このほど、英国と米国の共同研究チームが、そのような岩石惑星の存在レートの指標となるような研究結果を発表した。
英レスター大学のジェイ・ファリヒ研究員、米UCLAのマイケル・ジュラおよびベン・ズッカーマンの両研究員を中心とする研究チームは多くの白色矮星をスピッツア赤外線宇宙望遠鏡で観測、その1〜3%がダストデブリを周辺に有していることが明らかになったという。

このダストは、小惑星などの岩石天体が白色矮星の潮汐力でバラバラになった結果ではないかと研究チームは考えている(上・その想像図)。岩石天体の存在は岩石惑星の存在を示唆するものであるから、ダストの分布はそこに惑星がある、もしくはあったことを示す指標として有力と言える。
「我々は現在、ダストをまとった白色矮星を14個確認しています。このことは主系列星の約1〜3%が地球型惑星を有していることを示唆していると言えます」と、ファリヒ氏は語る。(下・一例「白色矮星GD16」から得られたスペクトルの概形と模式図。白色矮星の周囲にダスト円盤が存在すると仮定し、矮星本体のスペクトルと円盤からのスペクトルを合成すると、観測データ(ドット)分布によく合う。)

白色矮星は太陽程度の恒星が最後に迎える姿。したがってその数パーセントがダストを有しているということは、(矮星になる前の)主系列星の時点で岩石惑星を持っている恒星が数パーセント存在すると言うこともできる。
また、ダストに分解される前の岩石天体は、その軌道から系の中心へ向けて弾かれた結果、潮汐力で分解される領域へ飛び込んだと考えられるが、この飛び込みプロセスでは、木星のような質量の大きい惑星が存在するとそれが効果的に作用する。それ故、木星型の大型ガス惑星も合わせて存在する可能性がある。
詳しくはこちらへ【Spitzer 04.20】
☆フランス通信(AFP)などは20日、車いすの天才科学者として知られ、世界的なベストセラー「ホーキング、宇宙を語る」の著書もある英ケンブリッジ大学の物理学者、スティーブン・ホーキング博士(67)が緊急入院したと伝えた。
ケンブリッジ大学の広報担当は「ホーキング博士の病状は極めて深刻。胸部の感染症を患っており、ここ数週間、具合が悪かった」としている。救急車で病院に運ばれ、詳しい検査を受けているという。
宇宙論の権威として知られるホーキング博士は、若くして筋委縮性側索硬化症を患い、車いすとコンピューターの電子音声を使うなどして研究を続けていた。ブラックホールの研究などで多くの業績を残している。【産経
04.21】
☆2011年に打ち上げが予定されているNASAの火星探査車「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」(MSL)。現在、探査車本体と周辺コンポネンツの開発が進められているが、下はパラシュートの展開実験。MSLの開発にあたり、パラシュートは難題のひとつであるが、このテストでは完璧に展開しているのがわかる。
試験はNASAエームズ宇宙センターが有する、世界最大の風洞で実行された。風洞は高さ24メートル、幅37メートルで、737ジャンボがスッポリ入るほどの空間である。

このパラシュートは地球外で使用されるものとしては過去最大のサイズ。パイオニア・エアロスペース社製で直径は16メートル。長さ50メートルを超えるサスペンションは80本、これがマッハ2.2の時に展開するのだが、ドラッグフォースはざっと65000ポンド。詳しくはこちらへ【NASA 04.14】
☆下は、「MACSJ0717.5+3745」(短縮形でMACS J0717)と符号の付けられた銀河団。これはチャンドラX線宇宙望遠鏡とハッブル望遠鏡で得られた画像を合成したもので、チャンドラで取得された温度分布が、ハッブルによる可視光画像に合成されている。高温の部分は青で、低温は赤、その中間は紫で塗られている。

ちょっと見ただけではわからないが、実は4つの独立した銀河団が衝突しているところなのだという。4つもの銀河団の衝突現場がこのように見られるのは初めてのこと。
下は、それぞれにA〜Dのアルファベットを振ってわかりやすく表されたもの。矢印は運動方向を示している。

このうち銀河団Dの左下に見える赤い低温域は、恐らく衝突前から生き残っているものとされている。一方、Aは運動方向を180度ひっくり返し、メインクラスターに引っ張り戻されている状態と考えられている。
また、銀河団Bは運動速度が最も速いが、その理由はわからないという。Cは恐らく全体のコアに相当する部分と思われる。
これは、地球から54億光年の場所での出来事。詳しくはこちらへ【Chandra 04.16】
☆これはぜひ見てみたいw
「いったいどこまでがモデルロケットで、それ以上になると本物のロケットになるのだろうか?」と、自問しないではいられなくなる話だ。加えて、私と似た人たちは、この巨大モデルロケットが上空に打ち上がる光景をぜひ見たいと、週末のスケジュールの再調整を考えてしまうことだろう。
続きはこちらへ【WiredVision 04.20】
☆宇宙航空研究開発機構および三菱重工業株式会社は、平成21年4月20日に、種子島宇宙センターにおいて、CFTの2回目を予定しておりましたが、4月20日から21日にかけて天候の悪化が予想されるため、試験実施日を4月22日に延期いたします。
なお、4月22日の試験実施可否については、明日以降の天候状況等を踏まえ、引き続き判断していきます。プレスリリースはこちらへ【JAXA 04.20】
☆インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間20日午前6時45分、同国南部のスリハリコタ宇宙センターから人工衛星RISAT―2を打ち上げた。イスラエルの協力で開発した地球観測用のレーダー衛星だという。
ISROの声明よれば、同衛星は重量300キロで、高度約550キロの上空を周回する。夜間でも観測可能な全天候型レーダーを装備し、特に洪水やサイクロン、土砂崩れなどの災害時に活躍が期待される。声明は防衛用途には言及していない。
この日は同時に、重量40キロの超小型衛星ANUSATも打ち上げられた。ISROの指導でインドの大学が開発した試験衛星で、教育関係のデータ通信などに使われるという。【CNN
04.20】
☆20日に予定のスペースX社の「ファルコン1」ロケットの打ち上げが、延期となった。
打ち上げは日本時間21日午前8時が予定されていたが、ペイロードであるマレーシアの地球観測衛星に対する振動レベルを検討した結果、延期が決定されたという。詳しくはこちらへ【Spaceflight Now 04.20】
☆宇宙航空研究開発機構は17日、日本のアマチュア天文家が発見した小惑星の名前を、日本の月探査衛星にちなんだ「Kaguya(かぐや)」とすることが国際天文学連合に承認されたと発表した。
この小惑星は埼玉県入間市児童センター技術専門委員の佐藤直人さん(55)が1996年11月に発見、佐藤さんがかぐやとすることを提案した。小惑星は火星と木星の間で太陽を周回していて、大きさが数キロ程度と見られる。
佐藤さんは「探査衛星は今年6月に任務を終えて月に落ちるが、小惑星の名前として太陽系に永久に残る」と喜んでいる。【読売
04.18】
☆先日ダストカバーが外された系外惑星捜索衛星「ケプラー」のファーストライトが公開された。

この画像はカバーが外された翌日にあたる今月8日に取得されたもので、視野にははくちょう座とこと座が入っている。この星野全体には約1400万個の恒星が写っているといい、このうち10万個以上の探査候補をケプラーは追跡することになっている。

ケプラーはこの後数週間かけて各種調整やテストを行い、それが終わると直ちに観測に入る。詳しくはこちらへ【NASA 04.16】
☆米地質調査所による惑星地図…これはいいです!!
☆人類初の宇宙遊泳を成功させたロシアのアレクセイ・レオーノフ氏(74)が、今月12日、心臓発作に見舞われ救急隊の処置を受けていたことが明らかとなった。
ガガーリンが初飛行を成功させたこの日はロシア各地で記念行事が行われたが、モスクワのクレムリンではメドヴェージェフ大統領臨席のパーティが催され、レオーノフ氏はこれに出席している。(写真・右から2番目がレオーノフ氏。この式典では彼以外にも黄金時代の宇宙飛行士が出席し(右端・テレシコワ)、将来のロシア宇宙開発について危機感を表明している。詳しくはこちらへ)

同氏は近年体調、特に心臓の調子が思わしくなく、バイパス手術も受けている。これにより強い発作は治まったとされていたが、今年2月中旬に強い発作を起こし、駆けつけた救急隊によって一命を取り留める事態に見舞われていた。詳しくはこちらへ【Life.ru 04.13】
☆下は、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された、おとめ座の活動銀河・M87。M87は巨大な楕円銀河で、中心に巨大ブラックホールが座り、そこからジェットが吹き出していることが知られており、画像では銀河中心から右に向けて伸びているのがそれである。

この画像は1999年から2006年にかけて、紫外線波長で撮影されたものを並べたもので、ジェットの一部が強く閃光しているのがわかる。M87に限らず活動銀河からジェットが伸びる現象はよく知られており、そのメカニズムを説明する理論もよいものができあがっているが、しかし、ジェットの一部にこのようなバースト現象が確認されたのは恐らく始めてである。
1999年の画像にはジェットの一部に“かたまり”が見える。これはこの観測時に発見されたもので、“HST−1”と呼ばれており、銀河中心核からの距離は約214光年。2002年から増光を始め、03年には銀河核の光度を超え、2005年5月には99年の90倍の光量に達し、その後弱まり始めた。だがそれもつかの間、2006年11月には再度増光を始めたのであった。
「このような増光がジェットで発生するとは予期していませんでした」と語るのは、オンタリオ大学の研究員ユアン・マドリッド氏。
ジェットは磁場を有し、吹き上げられる物質がスパイラルを描いて飛び去っていく様子などが近年わかりつつある。しかしM87ジェットで発生したバーストが、一般的なものなのか、それともこの銀河に特有のものなのか、それはまだ判断がつかない。ただこのバーストは、活動銀河核とそれから出るジェットのメカニズムを考察する上で、貴重なデータとなるのは間違いない。
詳しくはこちらへ【Hubble site 04.14】
☆NASAの火星探査車「スピリット」が先週末、地球との交信の際に不安定な状態になり、コンピュータの1つがリセットするという行動を起こしていたことが明らかとなった。
これは、先週金曜(10日)から日曜(12日)にかけて行われた交信において、数回の交信セッションでイレギュラーが生じたというもの。この不安定な行動はどれもハイゲインアンテナを使用する場合に一致しており、これが絡んでいると思われているが、はっきりとした原因はまだわかっていない。
スピリットには3つの交信手段があり、ひとつは地球を向く小型高利得パラボラアンテナによる直接交信、ひとつは無指向性の固定アンテナによる低速直接交信、そしてもうひとつは別のUHF帯送受信機を用いた、火星周回機を経由しての中継交信である。
この現象の原因がわかるまで、UHF中継交信か低速交信を使用することも検討されているという。
先頃ソフトウェアのアップデートが行われたが、それに原因がある可能性も考えられているが、同型車「オポチュニティ」にもそれは使用され何ら問題が生じていないため、可能性は低いと考えられている。
「古くなっていく車体を走らせているという現実を意識しています」と語るのは、火星探査車プロジェクトマネジャーのジョン・カラス氏。「何らかの経年効果があるのかも知れません。」
詳しくはこちらへ【JPL 04.13】
☆ドイツのマックスプランク天文学研究所の研究者らのチームは,すばる望遠鏡を使い,太陽の2倍程度の重さをもつイライアス1
(おうし座の方向にあります。) という天体の周辺で炭素を含む物質の分布を調べた結果、中心星付近の
30 天文単位の距離にダイヤモンドから放射される特徴的な赤外線が強く観測されました。これは、すばる望遠鏡の高い技術を持った補償光学装置を利用することによって得られた観測で、世界で初めてのことです。この観測結果とこれまでに知られている中心星の情報および実験室内での実験結果を照合することで、天体に存在している炭素物質が中心星からの熱などにあぶられてダイヤモンドができるというモデルを提案しました。研究チームは、今後さらに詳細な観測を進めることにより,ダイヤモンドが形成される温度や密度といった環境条件の特定を進めたいと考えています。

結晶質の炭素の一種であるダイヤモンドは宇宙の他の炭素分子と同様に、赤外線波長の中に特徴的なスペクトル輝線を示します。輝線そのものは1983年にイライアス1というおうし座方向に位置する若い星の星周辺円盤内で発見されていました
(Whittet et al. 1983, A&A, 12, 301)。しかし天文学者たちが、炭素物質のなかでもダイヤモンドからのものであると気づくまで10年掛かりました
(Guillois et al. 1999, ApJL, 521, L133)。結晶とは言えたいへん小さな粒子であって、星周円盤の重量のごく一部でしかありません。それでも全部かき集めることができれば、月の数分の一程度にはなります。その後、ダイヤモンド探査観測が続けられ、このような輝線を伴う3つの星が見つかりました(e.g.
Acke and van den Ancker. 2006, A&A, 422, 612)。
ドイツ・ハイデルベルクのマックスプランク天文学研究所 (MPIA)、北海道大学、国立天文台 (NAOJ)、ドイツのイエナ大学、そしてデンマークのコペンハーゲン大学の天文学者の共同チームは、すばる望遠鏡の赤外線分光装置IRCSと補償光学装置を組み合わせ、イライアス1の詳細な観測を行いました。補償光学装置のおかげで星周円盤内での炭素物質の分布が細かく見分けられました。その結果、PAH(芳香族炭化水素)と呼ばれる炭素物質のグループは星の近くではなく、30天文単位ほど離れたところよりも外側に存在している、一方ダイヤモンドは中心付近に集中していて30天文単位あたりで最も多くなる、ということがわかりました。PAHは炭素高分子ですが結晶質ではなく、ダイヤモンドは特徴的な結晶物質です。星周円盤内でこのような物質の分布の違いが明らかになったのは初めてのことです。なぜある距離のところでダイヤモンドが多いのでしょうか。
続きはこちらへ【国立天文台 04.14】
☆国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ貨物船「宇宙ステーション補給機(HTV)」を接近させる日米合同訓練が16日行われ、日本側の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で一部が報道陣に公開された。宇宙航空研究開発機構が新たに開発したHTVは、H2Bロケット(H2A増強型)で9月に打ち上げられる。
運用管制責任者の山中浩二ディレクター(41)は「ハードなトレーニングでチームのレベルが上がり、かなり自信がついた。成功するだろう」と話した上で、「いつかは人を乗せたいと思っている」と夢を語った。
HTVは直径4.4メートル、長さ10メートルで重さ16.5トン(荷物含む)。水や食料、実験装置などを積んで打ち上げられ、搭載エンジンを噴射してISSに接近した後、ISSのロボットアームで捕まえてもらってドッキングする。【時事
04.16】
☆米航空宇宙局(NASA)は15日、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一宇宙飛行士(45)の地球帰還便となるスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げ目標日を6月13日午後8時19分(日本時間)に設定した。
エンデバーは、日本の宇宙実験棟「きぼう」の最後の構造物となる船外実験施設を搭載して打ち上げられる。若田さんは3月18日から日本人で初めてISS長期滞在を開始。船外実験施設をきぼうに取り付けて完成させ、6月末にエンデバーで地球に帰還する。【毎日
04.15】
☆米国航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトル「エンデバー号」(STS-127/ 「きぼう」船外実験プラットフォーム及び船外パレットの組立てミッション(2J/A))の打上げを以下のとおり実施する旨、発表いたしましたのでお知らせします。
このミッションで、「きぼう」日本実験棟のすべての構成要素の取付けが完了します。また、第18/19次長期滞在員として3月からISSに長期滞在している若田光一宇宙飛行士はこの「エンデバー号」で帰還する予定です。
打上げ目標:平成21年6月13日 7時19分 (米国東部夏時間)
平成21年6月13日 20時19分 (日本時間)
※ 1日延期となる度に、打上げ時刻は約20分早まります。
打上げ場所:米国フロリダ州
ケネディ宇宙センター
搭乗員:コマンダー マーク・ポランスキー
パイロット ダグラス・ハーリー
MS1 デイヴィッド・ウルフ
MS2 ジュリー・パイエット (カナダ宇宙庁)
MS3 トーマス・マーシュバーン
MS4 クリストファー・キャシディ
ISS長期滞在クルー(MS5)
(打上げ)
ティモシー・コプラ
(帰還) 若田 光一(JAXA宇宙飛行士)
※ MS(Mission
Specialist):搭乗運用技術者
詳しくはこちらへ【JAXA 04.15】
☆イランのアフマディネジャド大統領は14日、人工衛星打ち上げ用の高性能の新型ロケットを開発していると発言した。国営メディアが伝えた。衛星打ち上げ技術は弾道ミサイルの性能向上に直結するだけに、米欧やイスラエルを刺激しそうだ。
イランは2月、国産ロケット「サフィル(使者)2」を使い、国産初の人工衛星の打ち上げに成功したと発表した。大統領は今回、「彼ら(米欧)はサフィル2がイラン最後のロケットだと考えているようだが、より重い衛星を搭載し、打ち上げ距離も250キロから700キロ以上に伸ばせるものを開発している」と述べた。【毎日
04.15】
☆先に報じられていた国際宇宙ステーション(ISS)の「ノード3」の名称について、「トランクウィリティ」(Tranquility)と決定したことが公表されました。
このことは、米テレビ番組「コルベア・レポート」内で14日深夜(米東部時)に公表される予定であったが、その事前録画の時既に明らかになり、一部メディアに流れた。「Tranquility」は40年前にアポロ11号が着陸した「静かの海」(Mare Tranquillitatis)と、着陸場所が「Tranquility
Base」(静かの海基地)と名付けられたことにちなむ。
一方、注目が集まっていた「コルベア」であるが、モジュールの名の代わりに、新たに備えられたトレッドミルにその名が冠されることになった。NASAが番組と連動してウェブ上でも発表した。
このトレッドミルには“'Combined Operational Load Bearing External Resistance
Treadmill”という長たらしい名前が命名されたが、頭文字を並べると“COLBERT”(コルベア)になる。(下・コルベアパッチとトレッドミル)

詳しくはこちらやこちらへ。 【NASA/Space.com 04.15】
☆第24回「4月12日『宇宙飛行の日』に宇宙観光の夢」(2009/04/15) 【NIKKEI NET】
☆12日、人類初の有人宇宙飛行成功48周年を迎えたロシアでは、各地で記念行事が催された。
1961年4月12日、ソ連(当時)のユーリ・アレクセイビッチ・ガガーリン飛行士はヴォストーク1号宇宙船に搭乗。モスクワ時間午前9時7分、バイコヌール宇宙基地より打ち上げられた宇宙船は周回軌道に投入され、地球を一周した後、ガガーリン飛行士は地上に帰還した。
飛行時間は約108分。地球を一周しただけで、彼自身も何か特別なことをしたわけではなかったが、人類史に永遠に刻まれた偉業である。
一方、ソ連宇宙開発を主導し、ガガーリンの初飛行を達成させたセルゲイ・パブロビッチ・コロリョフも人類の宇宙開発史に輝く一人だ。
下は、コロリョフの墓に献花する、ロシア宇宙庁のペルミノフ長官以下、重鎮達。コロリョフ、そしてガガーリンはクレムリン壁に遺灰が収められているが、これはソ連時代の最高の葬礼。この日を記念して彼らの墓前に献花が行われたのであった。

下・集まったのは、コロリョフのご息女、その娘、そしてその子供達(…つまりコロリョフのひ孫!)(詳しくはこちらへ)

ロシアはガガーリンの成功以来、有人宇宙飛行、特にステーションをベースとした宇宙長期滞在に抜きん出た業績を挙げてきたが、時代の流れに沿うように、新たな時代へと入りつつある。
先日、ロシア宇宙庁はソユーズ宇宙船の後継機の開発において、その初期設計をエネルギア社に委ねることを決定した。同社にはこの開発資金として、8億ルーブルが提供される。
この宇宙船はソユーズよりも大型のもので、有人月飛行にも耐えられる仕様が要求されている。この開発を任せるにあたり、ロシア宇宙庁はエネルギア社とフルニチェフ社の2社を検討し、前者に決定したのである。
一方、極東のアムール州に建設が予定されている新宇宙基地は2010年に施工し、2015年に宇宙船の無人での初打ち上げ、そして18年に有人飛行を開始することが目指されている。
なお、新型宇宙船の名前についてエネルギア社のロポタ社長は、今のところそれを「ロシア」(Русь)と呼んでいるが、いずれ洗練されていくだろうと述べた。詳しくはこちらへ【Roscosmos 04.12】
☆国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の若田光一さん(45)が宇宙でつくった詩が、宇宙航空研究開発機構のホームページで公開された。
若田さんは「真闇に浮かび青く輝く水の惑星を眼前に その私たちのふるさとに愛(いと)おしさを感じ 命を与えられた事を有難(ありがた)く思う」と、宇宙から見た地球の美しさをたたえた。
さらに「明日も青い空へ挑み未知なる宇宙を拓(ひら)こう そこに夢があるから」と将来に思いをはせた。
若田さんは、1人の詩をもとにイメージを膨らませて次の詩を連ねていく「宇宙連詩」の中で、ルーマニアの詩人に続いて詩を書いた。宇宙からの参加は若田さんが初めてという。【読売
04.11】
☆土星周回探査機「カッシーニ」によりこれまで行われてきた幾度ものフライバイにより、衛星「タイタン」の形状もだいぶ見えてきたようです。
最新の分析データに基づくと、タイタンはだいぶ潰れた形をしているようであるとのこと。
極端に例えて言えば、テニスボールを踏んだ際のいびつな形に近いという。テニスボールを真上から踏めば赤道周囲に対象に飛び出すが、タイタンの場合、それがやや非対称な場合に相当するという。土星の潮汐力の影響もあり、長軸は土星方向、短軸は極方向、そしてその2軸に垂直な(=進行方向を向いた)軸はそれらの中間の長さだという。
ここでもし仮に、地下にメタンの海があり、その分布が球に近いとしたら、極域でそれがメタン溜まりとして出現する可能性は高まる。そしてそれが、現在見る極域に集中したメタン湖を説明することにもなる。
詳しくはこちらへ【Spaceflight Now 04.12】
…タイタンオービターを飛ばせば、その形状がかなりはっきりわかるのでしょうけど…。
☆『フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡』は2008年夏以来、地球軌道上で、天空で観測される高エネルギーのガンマ線光子を撮影し続けている。このほど、最初の87日の観測結果が、数分間の微速度撮影ビデオに集約されて公開された。
ビデオには、ガンマ線放射でほのかに青く輝く空を背景に、明るいガンマ線源からの鮮やかなバーストが定期的に映し出されている。
こうした強い輝きのほとんどは、「ブレーザー」と呼ばれる。ブレーザーとは、直接地球に衝突するようなプラズマジェットを噴出する活動銀河核だ。[活動銀河核では、太陽系程度の大きさの中心から、銀河全体の数百倍から数千倍ものエネルギーが放出されている。数十万光年におよぶようなジェットが吹き出ることがあり、銀河の中心から吹き出るジェットをその真正面から見ている天体がブレーザーと考えられている]
いくつかのバーストはパルサーと呼ばれる死んだ星の残骸で、回転しながら空で灯台のように光を放っている。[パルサーは、パルス状の可視光線、電波、X線を発生する天体の総称。超新星爆発後に残った中性子星がパルサーの正体であると考えられており、現在は約1600個確認されている。パルスの間隔は数ミリ秒から数秒が多いが、まれに5秒を超えるパルスを発するパルサーも存在する。その周期は極めて安定しているため、「宇宙の灯台」などの異名がある。NASAのパイオニア惑星探査機に積まれていた金属板には、銀河系内での地球の位置を表すために、地球から見た14個のパルサーの方向とパルスの周期が書かれている]
続きはこちらへ【Wired Vision 04.13】
☆「北京日報」は、中国は2010年から11年にかけて、中国初となる宇宙望遠鏡を打ち上げる予定であり、ハッブル宇宙望遠鏡と共に宇宙を飛行すると報道した。
先日開催された第19回院士専門家講演会で中国科学院の蘇定強院士は、「中国が自主開発する大規模な宇宙望遠鏡は、すでに世界先進レベルに達している」と述べた。
また、蘇定強院士は、「中国は宇宙大国だが、今まで宇宙望遠鏡を打ち上げたことはなかった。世界でも感度と解像度が最高である硬X線望遠鏡の打ち上げは、中国の宇宙望遠鏡の進展を実現する。この宇宙望遠鏡の具体な使命は、高エネルギー天体と高エネルギー放射の現象を発見し、ブラックホールや中性子星などの宇宙の神秘を指向観測することで、その観測結果は高エネルギー天体物理学にとって重要な影響がある」と述べた。【サーチナ
04.13】
☆NASAは国際宇宙ステーション(ISS)の「ノード3」に対する名称を、今月14日の番組「コルベア・レポート」内で、スニータ・ウィリアム飛行士が発表することを明らかにした。この番組は米東部時午後11時30分から放映される、30分番組。
酸素精製装置や空気清浄機からトイレまで、各種の生命維持装置が格納されているノード3(下)の新名称を巡っては、先月より話題になっている。「コルベア・レポート」とは、政治風刺を中心とした人気コメディ番組で、ケーブルテレビで配信されている。この番組のホスト、スティーブン・コルベアが先月上旬、NASAのこのウェブ投票をネタにしたところから、関心が一気に高まった。

NASAはウェブ上に候補名を複数掲示し、一般投票を受け付けていた。一方、その中に気に入ったものが無かった場合など、閲覧者がこれと思う名称を入力することもできるようになっていた。
コルベア氏はその番組内で、「(NASAの提示する)アースライズ、レガシー、そんなオーガニックティーの名前じゃあるまいし。ちょっとちょっと、(投票トップの)セレニティ?そんなの宇宙モジュールの名前じゃないよ。まるで“グレードプラグイン”じゃないか。」と茶化し、「ここはひとつ、私の名前を投じてはいかがでしょ?」と提案。(グレードプラグインとは、エステーの「消臭プラグ」と同様の芳香剤。ノード3にトイレがあることにひっかけて言ったのでしょうね@管理人)
ここから火が付き、ウェブ投票には“Colbert”の入力が急増。投票が閉じられた(20日)時点で23万票越えの得票を集めて、ぶっちぎりの一位。世間の関心は、果たしてNASAが本当に彼の名を採用するかに移っていた。
「命名投票は有機的(オーガニック)なもので、それ自身が生命を帯びたようなものでした。」と語るのは、NASAスペース・オペレーションズの副局長ビル・ゲルステンマイアー氏。「我々は百万以上の投票を受けましたが、それはメディアウェブサイトや「コルベア・レポート」のようなテレビ番組で取り上げられたことで関心を呼んだことが大きな理由と言えるでしょう。これは国際宇宙ステーションを広く認識させることになりました。」
NASAは元々、ノード3がケネディー宇宙センターに到着後の今月28日に発表する予定だったが、到着が5月にずれ込むことになったため、今月14日に発表することにしたという。
しかし今回の投票ルールには、「投票には必ずしも縛られない」という一文がある。このことに対しコルベア氏は「冗談じゃない。私の名を付けてくれることを期待していますよ。NASAが正当なことをやってくれるものと、本当に望んでいます。」と語る。
ノード3は目下、今年末に打ち上げられる予定になっている。詳しくはこちらやこちらへ【NASA/SpaceDaily】
☆下は、スペースシャトル「エンデバー」がケネディー宇宙センターのシャトル組立棟(VAB)に入るところ。エンデバーは同センターのオービター整備棟から運ばれてきました。

このシャトルは、来月予定されているアトランティスSTS−125ミッションに備えるもの。アトランティスはハッブル宇宙望遠鏡の改修に向かいますが、機体にもし何らかの致命的なトラブルが生じた場合、エンデバーが救援に向かうことになっています。詳しくはこちらへ【NASA KSC】
☆国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の若田光一宇宙飛行士は、4月12日(日)、巨人―阪神戦(東京ドーム)の試合開始に先立ち、日本初の試みとして、映像による“宇宙からの始球式”を行います。この映像は今月初め、若田宇宙飛行士が「きぼう」日本実験棟内でボールを投じる模様を撮影したもので、米国航空宇宙局(NASA)を経由して日本に届けられたものです。
当日は、試合開始前、東京ドームのオーロラビジョンで若田宇宙飛行士の映像が紹介され、それに続き、始球式「選手と守ろう〜ON
YOUR MARKS」が行われます。
ここで使用されるボールは、読売巨人軍選手が小学校で児童らと一緒に給食を食べる「スクールランチ」で交流した中から、全国9校の児童のメッセージが書かれたリボンが埋め込まれた特製ボール「スクールランチボール」で、9小学校の児童とチームを代表して阿部慎之助キャプテンによる「若田さんの奮闘こそ僕らのきぼう」というメッセージが書き込まれています。本ボールは若田宇宙飛行士が搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー」で打ち上げられ、ISSに持ち込まれたものです。若田宇宙飛行士は投球時、原監督から贈られた背番号「88」のユニホームと野球帽を着用、グラブは日の丸をデザインしたものを持っています。詳しくはこちらへ【JAXA 04.10】
☆1500円で土星の輪を観察:ガリレオ式望遠鏡…こちらへ
☆太陽活動の目安となる黒点が、今年は全く見えない日が非常に多く、活動が約100年ぶりの低水準にあることが、米航空宇宙局(NASA)の観測で分かった。太陽活動は約11年の周期で変動しており、現在は極小期にあるが、歴史的な低調さが次の極大期の時期や規模、地球の気候にどう影響するかが注目されている。
NASAによると、今年、黒点の見えない日は7日までの97日中85日で88%となり、1913年の85%を上回っている。昨年は73%だった。衛星観測では、前回の極小期の90年代半ばに比べ、太陽の可視光の放射は0・02%減少し、紫外光は6%減少。電波の強さと、太陽から吹き出す電離した粒子「太陽風」の圧力は、ともに約50年間で最低水準だ。
17世紀後半から18世紀初めにかけては、「マウンダー極小期」と呼ばれる黒点がほとんど観測されない時期が長く続いた。欧州などの寒冷化を招いたとの見方もあるが、科学的な因果関係は不明。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2007年に公表した第4次報告書では、太陽活動も検討対象に加えられたが、どの程度の影響があるかの研究はまだ進んでいない。
衛星「ひので」で太陽観測を続ける国立天文台の常田佐久教授は「過去2回の極小期に比べ、太陽の(エネルギーの)全放射量が少ない。戦後、近代的な観測が始まって以来、起きたことがない事態になっている」と指摘。しかし、「気候への影響は諸説あって混沌(こんとん)としている。マウンダー極小期のようなことにはならず、太陽活動は上がっていくが、低いレベルにとどまるだろう」と話している。【産経
04.09】
☆今年9月末に打ち上げが予定されている予定されているソユーズTMA16にはカザフスタンの飛行士が搭乗予定だったが、それが取りやめとなった。ロシア宇宙庁のペルミノフ長官が明らかにした。
同長官によると、カザフスタンの経済危機のため搭乗が出来ないと、カザフから連絡があったという。したがって座席がひとつ空くことになるが、代わりに誰が座るかについては目下検討中とのこと。詳しくはこちらへ【The Moscow Post 04.08】
…宇宙旅行者が座りますかねぇ?
☆先月6日に打ち上げられたNASAの系外惑星探索衛星「ケプラー」の望遠鏡カバーが、地上からの指令で外された(下・想像図。カバーのサイズは長径1.7メートル、短径1.3メートル)。

このカバーは、打ち上げから軌道投入までの間に強い光線が入射してセンサーを破壊しないようにするためのもの。また、カバーをはめた状態でセンサーを作動させ、入射光ゼロ時におけるノイズレベルを把握し、今後のキャリブレーションに役立てられる。詳しくはこちらへ【NASA 04.08】
☆国際宇宙ステーション(ISS)第18次長期滞在クルーのマイク・フリンケおよびユーリ・ロンチャコフの両飛行士、並びに宇宙旅行者のチャールズ・シモニー氏の3名が、ソユーズTMA13宇宙船でカザフスタンに無事帰還した。(下・きれいにパラシュートを開いて降下する帰還カプセル)

フリンケ飛行士は、往路も復路も共にソユーズで飛行した初めての米国人となった。詳しくはこちらへ【NASA 04.08】
☆NASAは、次世代宇宙船「オリオン」の耐熱シールド素材を決定した。NASAが発表した。
オリオンはNASAが急ピッチで開発を進めている新型宇宙船。2010年に退役が予定されているスペースシャトルに続く有人宇宙船であり、アポロと同様のカプセル型であるが、搭乗人員は最大6人。各種テストに使用される実物大模型は既にできあがっており、先月は海軍の施設で着水試験が、その後今月上旬にかけてスミソニアン博物館やケネディー宇宙センターに展示され、現在はケネディーの傍で実際の海洋における着水試験に臨むところである。

オリオン宇宙船は、並行して開発が進められているアレスTロケットと組み合わせて、2015年の有人飛行開始が目指されており、2020年には月への有人飛行が目論まれている。
大気圏突入時、カプセルのお尻が最大5000℃に達するが、この高温に耐える耐熱シールド素材に関し、2つの物質が最終候補として検討されてきた。ひとつは「アブコート」(Avcort)で、もうひとつは「PICA」(Phenolic
Impregnated Carbon Ablator)である。両者とも宇宙機での使用実績がある。
アブコートはエポキシ樹脂の耐熱素材で、アポロの耐熱シールドとして用いられた。一方、PICAはセラミック系の素材で、スターダスト計画における資料回収帰還カプセルカプセルのそれとして用いられた。
耐熱シールドの開発はNASAエームズ宇宙センターにて、ロッキード・マーチン社との提携で行われているが、両素材に対し数多くの試験が行われてきた。それらには単に耐熱性のみならず、再利用におけるコストや生産性といった、多方面からの検討が加えられた。
その結果、最終的にアブコートに決定されたという。「一度は成功したものであったから(アポロ)、評価ではアブコートが好ましいシステムであることがはっきりと示されましたよ」と語るのは、ジョンソン宇宙センター・オリオン計画事務所
のジョン・コワル耐熱システム開発主任。詳しくはこちらへ【NASA 04.07】
☆国立天文台と東京大などの共同研究チームは7日までに、太陽観測衛星「ひので」により、太陽全体を覆う多数の微細な磁場を発見した。太陽の超高温の大気「コロナ」のエネルギー源である可能性があるという。
約6000度の太陽表面に対し、周囲のコロナは約100万度の高温。磁場によるエネルギーが加熱源とみられるが、詳しい仕組みは分かっていない。
東京大大学院博士課程の石川遼子さんらは、ひのでの可視光・磁場望遠鏡の高解像度を生かした観測で、太陽表面に短時間で生成・消滅を繰り返す微細な磁場が分布しているのを見つけた。これらの磁場は、太陽表面の水素ガスの対流でエネルギーを与えられており、その合計はコロナの加熱に十分だという。【時事
04.08】
☆NASAおよび米国立雪氷データセンターの最新報告によると、今冬(08秋−09春)の北極氷の広さが、過去5番目に狭いものであったことが明らかとなった。
地球温暖化の影響が指摘されているが、北極の氷は年々減少を続けているが、21世紀に入りその速度が速まっている。人工衛星による観測が始まった1979年以降、最少面積記録のワースト6はすべて過去6年間(04−09年)に集中している。

近年まで、北極海の大部分の氷が最低でもひと夏は乗り切れていたものであるが、このところその様子が様変わりしている。2年以上持ち堪える厚い氷が全体の30ないし40パーセントであったのが、今では10パーセントほどになってしまっているのだ。氷の減少率が特に大きかったのは2006年と2008年であるが、上のグラフから明らかなように、2005年と2008年の差は40%にも達している。
今期の北極氷の最大面積は585万平方マイルであり、2月28日がピーク。この値は、79年から2000年までの平均値より27万8000平方マイルも小さい(下・比較模式図。色が濃い程、旧氷)。

研究チームを率いるJPLのロン・クウォック氏によると、旧氷ほど減少ペースが大きく、新氷に置き換わっているという。詳しくはこちらへ【NASA 04.06】
☆欧州宇宙機関(ESA)は3日、南極大陸から南米方向にせり出す南極半島のウィルキンス棚氷に大きな亀裂が入っていることを示す衛星写真を公開、間もなく分離する恐れがあると発表した。亀裂は速い速度で大きくなっており、原因が地球温暖化によるものかどうかを調査している。
ウィルキンス棚氷の大きさは米コネティカット州、もしくは英スコットランドの半分ほどで、南極半島で最も大きな棚氷。
しかし、昨年2月に亀裂が入って425平方キロと大きな氷山が分離。さらに5月にも160平方キロが崩壊。1年間で全体の14%に相当する約1800平方キロが失われたという。
ウィルキンス棚氷が崩壊し始めたのは1990年代で、地球温暖化の影響が指摘されている。【CNN
04.07】
…ESAによるプレスリリースはこちらへ
☆下は、先の北朝鮮によるロケット打ち上げをリアルタイムに撮影した画像。DigitalGlobe社の衛星「Worldview−1」がタイムリーに上空を通過中で、噴煙とエンジン噴射を撮影することに成功した。

詳しくはこちらへ【Globalsecurity.org 04.05】
…これは驚きましたね!
☆北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」の名目で発射した弾道ミサイルについて、防衛省が軌道を解析した結果、ミサイルには、レーダーの監視範囲を超える日本の東約2100キロまで、2段目のブースターが付いていたことが6日、明らかになった。
北朝鮮が2段目ブースターが落下する危険海域に指定したのは、同じく約2150キロの海上で、その直前までブースターが付いていたことが確認されたため、同省は、切り離しに失敗したとの見方を固めた。
同省によると、日本海に展開していた海自のイージス艦「こんごう」と「ちょうかい」が弾道を計算した結果、ミサイル発射から7分後の5日午前11時37分に、1段目のブースターが秋田沖約280キロの日本海に落ちると推定。二つ目の落下物の着水地点については、日本の東約1270キロの太平洋と発表した。
これをもとに、太平洋上に展開していたイージス艦「きりしま」がミサイルをレーダーで追尾したものの、ミサイルは2段目のブースターを切り離さないまま、探知可能な日本の東約2100キロを超えて水平線上に消えた。同省は6日も、レーダーの探知結果を精査したが、落下は確認できず、同省幹部は「切り離しに関しては失敗だ」と述べた。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)も5日、「(1段目以外の)残りの数段は搭載物とともに太平洋に落ちた」として、切り離しが失敗だったと指摘している。【読売
04.07】
☆北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は5日、北朝鮮が人工衛星を軌道に乗せたとの主張について、「2段目以降は太平洋に落下し、何も軌道に乗らなかった」と否定した。北朝鮮による打ち上げは失敗した可能性が高い。
NORADの分析によると、北朝鮮はテポドン2号を打ち上げ、一段目は日本海に、弾頭の搭載物を含めた2段目以降は太平洋に落下した。
また、「テポドン2号は日本を飛び越えたが、日本への破片の落下はない」としている。さらに「ハワイと米本土への脅威はなく、米軍は迎撃しなかった」との見解も示した。「何の物体も軌道には入らなかった」としている。【時事
04.05】
☆NORADによると、北朝鮮が主張する衛星は軌道上に確認できず。第2段目は太平洋に落下した模様。【NHKニュース】
☆北朝鮮の国営朝鮮中央通信は5日午後、「我々の科学者、技術者は、国家宇宙開発展望計画に従って、運搬ロケット『銀河2号』で人工衛星『光明星2号』を軌道に進入させることに成功した」と、初めて公式に報道した。
同通信は「衛星は軌道で正常に回っている」とし、「金日成将軍の歌」「金正日将軍の歌」の旋律と測定資料が地球上に送信され、衛星を利用した中継通信が進められていると伝えた。【毎日
04.05】
…とのことですが、第2段がだいぶ手前に落ちたという報道もありましたが…結局速力不足で失敗??
☆政府は5日午前11時32分、北朝鮮咸鏡北道舞水端里(ムスダンリ)の発射台からミサイルとみられる飛翔体が発射されたと発表した。
北朝鮮は、実験用通信衛星「光明星2号」と運搬ロケット「銀河2号」を今月4〜8日午前11時〜午後4時の間に打ち上げると国際機関に通告していた。実際に発射されたのは長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型ミサイルとみられる。
北朝鮮は4日午前10時、朝鮮中央通信を通じて試験通信衛星「光明星2号」の打ち上げ準備が完了し「間もなく打ち上げる」と発表したが、同日中の発射は確認されなかった。報道では、事前に国際民間航空機関(ICAO)など国際機関に通告した打ち上げ時間などの技術情報については変更はないとしていた。【産経
04.05】
☆北朝鮮は4日、「人工衛星を間もなく打ち上げる」と発表したが、事前通告の午後4時までの打ち上げ情報はなく、長距離弾道ミサイルの発射は先送りされたもようだ。発射場のある咸鏡北道舞水端里に比較的強い風が吹いているとされ、発射は5日以降となる見通し。
北朝鮮は国際機関に4日−8日の午前11時から午後4時の間に「人工衛星」を打ち上げると通報している。北朝鮮は過去のミサイル発射で事前の通報をしたことはなく、8日までに発射を強行する構えであることはほぼ確実だ。
弾道ミサイルの発射は「天候の条件次第で計画期間の早い段階で行う」(韓国政府関係者)のが通例のため、4日午前中にも発射されるとみられていた。【時事
04.04】
☆今月7日に予定されていたソユーズTMA13宇宙船の帰還が、1日延期されて8日となった。ロシア宇宙庁が3日発表した。
これは、着陸予定地点が春の雪解けでぬかるんでいるため。予定を1日遅らせると共に、着陸地点も変更された。予定では8日午後4時(日本時間)、カザフスタン・ジャスカズガンの北東に着陸することになっている。詳しくはこちらへ【SpaceDaily 04.03】
☆下は、グローバル・セキュリティー社の上級分析官C. P Vick氏による射点構造。左がテポドン1号発射時、右が2号そして今回。

テポドン1号をブースターに載っけた格好になっていることも示されています。これらを含めた詳細はこちらへ【Globalsecurity.org】
☆グローバル・セキュリティー社が発表した、2日時点のムスダンリ射点。

カバーがかけられているようで、前回見えていた3段ロケットは見えていません。他の画像はこちらへ【Globalsecurity.org 04.03】
☆政府筋は4日午前11時20分すぎ、北朝鮮の「人工衛星」名目の長距離弾道ミサイル発射について、産経新聞の取材に「まだ弾頭部分のカバーは外れていない」と述べた【産経
04.04】
☆北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日午前10時(日本時間同)ごろ、「人工衛星打ち上げの準備が完了した。わが国の人工衛星をすぐに打ち上げる」との報道文を発表した。長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射を予告したものとみられる。
同通信は、朝鮮宇宙空間技術委員会の通報として、同国の「東海(日本海)衛星発射場」で試験通信衛星「光明星(クァンミョンソン)2号」を運搬ロケット「銀河(ウンハ)2号」で打ち上げるための準備が完了したと伝えた。そのうえで「衛星はすぐに打ち上げられる」とした。
北朝鮮は先月、国際民間航空機関(ICAO)など国際機関に4〜8日の午前11時〜午後4時に発射するとして危険区域を通報しているが、同通信は「事前通報した技術指標には変動がない」と強調した。
ラヂオプレス(東京)によると、朝鮮中央放送が4日午前6時(日本時間同)のニュース後に伝えた気象情報では、ミサイル発射基地のある咸鏡北道花台郡舞水端里(ハムギョンプクドファデグンムスダンリ)の北方約100キロの清津(チョンジン)付近の天気は晴れ、南西の風4〜7メートルと予報した。3日夜の気象情報では、5日=晴れ▽6日=晴れのち曇り▽7日=曇り▽8日=晴れと伝えられている。【毎日
04.04】
☆朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会は4日、「試験通信衛星『光明星2号』を「運搬ロケット『銀河2号』で打ち上げるための準備が完了した」として、「衛星は間もなく打ち上げられる」と主張した。朝鮮通信(東京)が伝えた。韓国の聯合ニュースは4日午前11時から正午の間に発射されるとの見通しを伝えた。北朝鮮は4日から8日までの午前11時から午後4時の間に「人工衛星」を打ち上げると国際機関に通報しており、衛星打ち上げ名目で長距離弾道ミサイルが間もなく発射されるもようだ。同ニュースによると、北朝鮮は咸鏡北道舞水端里のミサイル発射場周辺の3カ所に観測カメラを設置。発射したミサイルを追跡するための装置とみられ、韓国政府筋は「状況から数時間以内に発射する可能性が非常に高い」と語った。【時事
04.04】
☆北朝鮮による「人工衛星打ち上げ」名目での長距離弾道ミサイルの発射予告日の初日である4日を前に、韓国やロシアなど周辺国は即応態勢に入った。
韓国青瓦台(大統領府)によると、ロンドンを訪問中の李明博(イミョンバク)大統領は3日、外信記者との懇談で「打ち上げは天候による」と述べ、4日にも発射される可能性を示唆した。韓国国防省は発射に備え特命部隊を既に設置。政府関係当局も特別チームを編成し、非常勤務態勢に入っている。
また、ロシア軍はミサイル発射の失敗に備え、落下の可能性がある極東の領海やサハリン州で警戒を強めている。軍参謀本部幹部はインタファクス通信に「発射後の軌道を追尾するのは我々の任務だ」と話し、「落下阻止の手段」として撃墜の可能性も示唆した。
北朝鮮が06年7月にミサイルを発射し、ロシア極東・沿海地方の沖合に落下した際には、ロシア軍はこれを見逃し、後にインターネットで知ったと報じられた。今回警戒を強めた背景にはこうした事情もある。
米国のオバマ大統領は3日、「挑発的な」ミサイル発射を中止するよう改めて要求。ギブス大統領報道官は発射への対応策を「準備している」と述べたが、詳細は明かさなかった。
一方、韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮空軍のミグ23戦闘機飛行大隊が、咸鏡北道(ハムギョンプクド)内の基地から、ミサイル発射台のある花台郡(ファデグン)北の漁郎(オラン)郡の基地へ移動。韓国政府情報筋は「日本が迎撃準備を整えたことへの対抗措置」と見ている。【毎日
04.03】
☆下は、月面を横切る国際宇宙ステーション(ISS)。撮影日が4月1日とありましたのでウソかと思いましたが、どうやら本当っぽく…!?

詳しくはこちらへ【Spaceweather 04.01】
☆政府の宇宙開発戦略本部(本部長・麻生首相)は3日、宇宙開発戦略専門調査会を首相官邸で開き、5月に初めて策定する宇宙基本計画のたたき台をまとめた。
宇宙政策の力点を、技術開発から利用推進へと移すのが主眼。災害観測や安全保障などのため、今後5年間に34基の衛星を国産ロケットで打ち上げるという野心的な目標を打ち出すとともに、二足歩行ロボットなどによる月探査も明記、「我が国らしい宇宙開発利用の推進」を強調している。
月探査ロボットは、我が国が独自の有人探査へ踏み出すべきかどうかを探るための先兵。2020年ごろの実施を目指す。
日本の宇宙技術を「外交ツール」として活用することも、基本計画の大きな柱。アジア地域では災害発生から3時間以内に被災地を撮影し、さらに1時間以内に被災国へ画像を提供するのを目標としている。
政府は今月27日に基本計画をまとめ、国民の意見を募る「パブリックコメント」を実施する。【読売
04.03】
☆科学者チームが古い画像の中から太陽系外惑星を発見した。なんとオリジナルの撮影から11年目のことである。
画像から星の光を除去する新技術を使って1998年にハッブル宇宙望遠鏡で撮影された画像を調べ直したところ、“隠れていた”惑星が見つかった。
研究を主導したカナダにあるトロント大学のデイビッド・ラフレニエール氏によると、この惑星はペガサス座の方向約130光年の距離に位置する若い恒星HR 8799の周りを公転しているという。
昨年9月、ラフレニエール氏の研究チームは太陽系外惑星系の直接撮影に初めて成功した。その惑星系ではHR
8799の周りを3つの大質量惑星が回っており、今回再調査されたハッブル宇宙望遠鏡の画像にはその最も外側を公転する惑星が映っている。
今回の発見は以前から知られている惑星を新しい技術で確認したにすぎないが、過去にハッブル宇宙望遠鏡で撮影された多くの画像を再調査すれば、さらに多くの未知なる惑星が見つかる可能性が示唆された。続きはこちらへ【ナショナルジオグラフィクス 04.03】
☆政府の宇宙開発戦略本部(本部長・麻生太郎首相)事務局は3日、向こう5年間を想定した宇宙基本計画の骨子案をまとめ、有識者らの専門調査会に示した。
月探査への2足歩行ロボット活用など、日本の得意分野の強調と、技術開発重視だった従来の姿勢から、防衛目的を含む「利用ニーズを踏まえた施策」への転換が特徴。
アジアの災害時に役立つ観測衛星の高性能化など、外交への貢献をにらんだ目標も掲げた。財政面の検討も加え今月中に原案をまとめ、5月に最終決定の見通し。
骨子案は、政府が総合的かつ計画的に実施すべき施策として(1)ニーズに応える衛星などの開発利用(2)安全保障強化(3)外交への貢献(4)先端的研究開発の推進−など6分野を挙げ、具体策を記述。
月探査については「当面の重要な目標に設定」するとして、2020年ごろ、2足歩行ロボットなどによる高度な無人探査の実現を盛り込んだ。
有人探査については「ロボットとの連携を視野に、1−2年程度かけて意義、目標などを検討する」と記述。事務局が前回調査会(3月)に提出した素案は「25−30年ごろ」実施するとしていたが、調査会での「有人の目標は弾力的にすべきだ」などの意見を受け、表現を後退させた。【共同
04.03】
☆韓国の国家安保戦略研究所は、北朝鮮は人工衛星打ち上げ計画に5億ドルを費やしているとの見積もりを明らかにした。
この数字は、1998年の南北会談で金正日総書記が表明した数値を基にしているという。当時、北朝鮮が打ち上げたテポドンにかけた費用として金総書記は、2〜3億ドルを投じたと語っていた。
このことを踏まえると、5億ドルに迫る資金を投じたものと考えられるという。詳しくはこちらへ【SpaceDaily 04.01】
☆宇宙航空研究開発機構および三菱重工業株式会社は、平成21年4月2日に、種子島宇宙センターにおいて、第1回目のH-IIBロケット第1段実機型タンクステージ燃焼試験(CFT)を実施し、下記のとおり良好に終了いたしましたのでお知らせいたします。【JAXA 04.02】
☆下は、先月24日のバイコヌール宇宙基地・ガガーリン射点。ロケットが到着する直前の風景です。

とても印象的な瞬間ですね(大きいサイズ) 下は、運ばれるソユーズロケット。これもまた、よい一枚ですね^^

大きいサイズはこちらへ【photo: NASA】