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☆ 科学者ガリレオが初めて使ったのと似た小型望遠鏡を10ドル(1050円)で提供し、世界の子どもたちに星を観察してもらう取り組みを世界天文年2009日本委員会が先陣を切って始めた。
天文年に向けて様々なイベントが世界中で行われる。安価な小型望遠鏡の普及もこの一環。400年前にガリレオが夜空を見て感じた驚きを、多くの人が体験し、天文に親しんでもらおうという狙いで「君もガリレオ」プロジェクトと呼ばれる。
日本委は海外向けを考え、英文の説明書も用意した。望遠鏡は長さ約30センチ。約10分で組み立てられる。ガリレオが使った本物と比べると、口径は同じ4センチ、倍率は15倍とやや落ちるが視野は広く、月のクレーターもくっきり見える。【読売
10.05】
☆ 6日に最接近を控え、水星探査機「メッセンジャー」が3日、水星を撮影しました。下は150万kmの距離から撮影したものです。
最接近は日本時間6日午後5時40分。どんな光景が送られてくるのか楽しみですね!詳細はこちら へ【Messenger 10.03】
…下はタイムライン図の一部。すごくごっちゃっとした図です…ちょっとしたポスターかと。。全体図はこちら へ
☆ SETI研究所とカリフォルニア工科大学バークレー校、パリ天文台の研究者たちからなる合同チームはこのほど、“ドッグ・ボーン小惑星”(犬の骨小惑星)として知られる小惑星「216クレオパトラ」に、2つの衛星が存在するのを確認した。
これはメインベルト(火星−木星間の小惑星帯)に存在するタイプMの小惑星で、2000年、レーダー観測によりそれが犬の骨のような格好をしていることが明らかとなった。長軸217kmで、それぞれのふくらみは94kmと81kmの幅を持つ。
研究チームはこの形状と形成過程を詳しく探るため、より詳しい観測を今年9月、ハワイのケック天文台にて行った。この時、小惑星は地球から最も近い距離(1.2AU)にあり、観測の好条件にあった。
観測データを一見した彼らは、小惑星がレーダー観測の結果と同様、骨の形をしていることを確認した上、脇に小さな衛星らしき物体が写っていることに気づいた。更に、その夜二回目の観測で取得されたデータから、2個目の衛星が見つかったのである(上)。
衛星の大きさは前者が5km、後者が3km程度と見られる。後者の方が、小惑星帯に近い軌道を周回している。同チームはこれらが、2個の小惑星がぶつかった際に飛び散った残骸ではないかと推測している。今後さらなる観測を行い、よりはっきりした軌道を確定する予定とのこと。
ちなみに彼らは、2005年にトリプルシステム(今回と同様、小惑星の周りを2個の衛星が周回)を初めて発見し、その2年後に2つ目のシステムを発見。今回が3つ目のものとなる。
詳しくはこちら へ【SETI Institute 10.02】
☆ ビール原料になる大麦の宇宙空間での栽培の可能性を研究しているサッポロビールは2日、栃木県那須町のサッポロビール那須工場で、宇宙ステーションに運ばれて一定期間過ごした大麦の子孫を原料にしたビールの醸造実験を始めた。11月上旬には小瓶(334ミリリットル)100本を「世界初の宇宙ビール」として誕生させる計画だ。
実験は、岡山大学資源生物科学研究所(倉敷市)の杉本学・准教授(細胞分子生化学)と進める「極限環境ストレスの大麦への影響調査」の一環。
杉本准教授は、ロシア科学アカデミー生物医学研究所が、国際宇宙ステーションを活用して進めている「宇宙環境における植物の適応能力とライフサイクルに関する研究」に参画している。
同社は06年、自社開発品種の大麦「はるな二条」を、宇宙での試験種子として提供。宇宙ステーションに持ち込まれた大麦は、船内に5カ月間保存され、生育実験では28日間で50〜60センチにまで成長させることに成功。種子は地球に持ち帰られ、群馬県内の同社の試験圃(ほ)場で栽培されて今年3世代目が収穫された。
この日使ったのは麦芽10キロと少量。このため仕込みは、工場に併設の「那須 森のビール園」の手づくりビール工房で、小型の釜や槽を利用。杉本准教授や同社のバイオ研究開発部の林勝弘部長が、麦芽を仕込み釜に投入して醸造を開始。今後、発酵−熟成−などの工程を経て完成する。
完成したビールは、販売はせず、さまざまな実験、調査分析などの研究に用い、宇宙科学関連のイベントなどで披露していく方針だ。【毎日
10.03】
☆ 今月6日、水星探査機「メッセンジャー」が第2回目の水星フライバイに挑む。今回のフライバイでは、まだ撮影されていない水星面のかなりの部分が明らかになる予定である。
水星に、メッセンジャー以前に接近した探査機は1973−74年のマリナー10号のみ。マリナー10号は水星面の45%の撮像しか行うことができず、残りの部分はまだ我々が見ぬ世界のままになっていた。
2004年8月に打ち上げられたメッセンジャーは今年1月、第1回目のフライバイを行い、未取得域の21%の撮影に成功した。今月6日に予定されているフライバイはそれに続くもので、残された領域の大部分の撮像を行う予定となっている。
(下の画像で実写の部分は、マリナー10号による撮影画像に、メッセンジャー第1回フライバイで取得されたそれを重ねたもの(白線で囲まれた部分)。紫の部分は第2回フライバイで撮影される部分。)
なお、メッセンジャーは全部で3回のフライバイを行った後、2011年に水星周回軌道へと入る予定になっている。詳しくはこちら へ【Messenger 09.29】
☆ 1日付中国新聞社電によると、北京にある中国空間技術研究院で同日午前、9月28日に帰還した有人宇宙船神舟7号(帰還船)と、同船搭載物の引き渡し式が行なわれた。
神舟7号は25日に内モンゴル自治区西部の酒泉衛星発射上で打ち上げられ、27日には中国初の船外活動の実験を実施、28日午後に内モンゴル自治区中部のアムグラン草原に着陸した。
1日の引き渡し式では帰還船だけでなく、積み込まれて地球に戻ったさまざまな品物が披露された。写真はタク志剛船長(指令長)が船外活動をした際に、テレビカメラに向かって振ったいう中国国旗。
中国空間技術研究院は、国有企業の中国航天科技集団公司に属する研究機関。写真左は同研究院の楊保華院長。右は中国航天科技集団公司の馬興瑞総経理。右側奥には神舟7号(帰還船)、その後ろには着陸時に使用した落下傘がある。【中国情報局
10.01】
☆ ロシア宇宙開発史を更新しました。今回は「スプートニクの思い出」と題した短編をUPいたしました。1957年10月、ソ連は最初の人工衛星打ち上げに成功しましたが、その時の報道を辿ってみました。
実はスプートニクは管理人が宇宙好きになった原点のひとつでもありまして、これにまつわる思い出話も少々混じっていますこと、ご了承下さい^^; ご興味ございます方はこちらへ どうぞ【管理人 10.01】
☆ NASAの火星着陸探査機「フェニックス」は、上空を漂う雲から降雪が起こっていることを示すデータを検出した。しかもこれはドライアイスの氷ではなく、水であるという。
一方、精力的に続けられている土壌分析では、過去に液体の水と無機物との反応があったことを示す証拠が得られたという。
フェニックスにはレーザー大気観測装置が搭載されているが、これは上空に放ったレーザーのエコーを捉え、大気中に漂うエアロゾルや雲の特徴を掴むもの。この装置により、上空4kmのところで降雪現象が起こっているのが検出された。(下は9月3日(Sol
99)に行われた観測データを視覚化したもの。雲の下部から細く流れ出しているのが降雪(Fall
Streaks)と考えられている。)
「このような光景はいまだかつて見られたことはありません」と語るのは、フェニックス気象観測装置の運用を指揮するジム・ホワイトウェイ氏。「雪が地表に到達していることを示すサインを探す予定です」と語る。今回観測された雪は、地表に届く前に消え失せてしまっているようだが、運用チームは雪が地表に達する可能性も考えているようである。
夏が過ぎ気温の低下に伴い、上空で雲も盛んに出現している。運用チームによるとSol
80頃からほぼ毎日出現しているという。
一方土壌分析では、炭酸カルシウムの存在が確認されたという。地球上では炭酸塩は、水の存在によってのみ形成されるとされており、火星でもそのような類推ができると考えられる。チームは、過去には液体の水があった可能性を示す大きな成果と考えている。
5月に白夜の北極圏へ着陸し活動を続けているフェニックスのミッションはそもそも3ヶ月の予定であったが延長が認められ、現在に至っている。しかしかの地は盛夏を過ぎ太陽光量は減少を続けており、現在では1日4時間の夜がある。太陽電池発電量も目に見えて減少しており、10月末までにはロボットアームの運用は不可能になるとみられている。
(下は火星到着からの日照時間の変化を表したグラフ(黄線)。Sol 90頃までは白夜だったので25時間近くの日照があったが、その後急激に減少を続けている。黄線中の緑のくさびが現在の値。緑の幅はフェニックスの着陸域でドライアイスが成長する期間であり、この間完全に氷に閉ざされる。)
なお電力が元気なうちに、デッキ下に搭載されたマイクロフォンを起動し、音を採取しようとチームは考えている。(このマイクは降下カメラに付随しているもので、大気圏降下中の際のみに音を拾ったもので、着陸後の使用は全く予定されていませんでした。どのような音が採取されるのか、興味あるところですね@管理人)
詳しくはこちら へ【Phoenix 09.29】
☆ 欧州宇宙機構(ESA)の国際宇宙ステーション(ISS)補給機「ジュール・ベルヌ」は日本時間29日午後9時58分、軌道離脱噴射を実行し、約30分後の午後10時半頃、南太平洋上空で大気圏に突入、廃棄された。下はその時に撮影された一枚。
動画はこちら へ。詳細はこちら へ【ESA 09.29】
…ミールの時もこんな感じでしたっけ。。(管理人)
☆ NASAは、10月14日に予定されているシャトルによるハッブル改修ミッションを延期させる決定を下した。
これは、ハッブル宇宙望遠鏡が27日、不具合を起こしたため。これは観測データを地上に送信する前に処理する“Control
Unit/Science Data
Formatter”が機能しなくなり、地上へのデータが送信不能になったため。この装置はAとBの2台が取り付けられており、ハッブルの運用開始からこれまでAが使われてきた。
バックアップチャンネルであるBへ切り替えての運用可能性は残されているが、1990年に運用されて以来電源が入れられたことがなく、問題なく機能するか否か現時点では不明。また仮に機能したとしても、メンテナンスで時間を要するものとなる見込み。
ハッブルの機能回復がいつになるのか、およびシャトル改修ミッションがどのくらい遅延するのか現段階では不透明とのこと。ミッションは年明けにずれ込む可能性もあるという。詳しくはこちら へ【NASA/Spaceflight Now 09.29】
☆ グリーンランドの北極圏にある氷河に、突如現れた数十個の黄色い小物体。よく見れば、入浴時のおもちゃとしておなじみのゴム製のアヒルだ。米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所が、気候変動にかかわる実験のために投下した。
グリーンランド西部海岸に位置するイルリサット氷河は、同島最大級の規模。近年、海へ流れ込む氷の動きが加速し、地球温暖化の影響が指摘されている。流れは夏の間特に速度を増すが、その仕組みは解明されていない。
有力なのは、太陽の熱で表面の氷がとけて「ムーラン」と呼ばれる管状の穴に流れ込み、その水が氷河の底面まで達して、潤滑油のような役割を果たす――という説。NASAはこれを検証するため、ゴム製アヒル(下)90個をムーランに投げ込んで、その後の動きを調べることにした。
アヒルには、3カ国語で「科学実験」「謝礼あり」と書かれ、メールアドレスが記載されている。発見者から連絡が入れば、ムーランに流れ込む水の行方を知るための手掛かりとなる。
NASAでは同時に、全地球測位システム(GPS)を使った実験も実施中。いずれもまだ結果は出ていないが、研究チームは粘り強く経過を見守る構えだ。
おもちゃのアヒルは過去にも、科学に貢献した実績がある。92年、中国から米シアトルへ向かっていた貨物船が太平洋上で悪天候に遭い、積み荷が海に落ちた際、アヒルなどゴム製のおもちゃが大量に流出した。アヒルは何年も経ってから世界各地の海岸などで発見され、海流の研究者らに貴重なデータを提供した。【CNN
09.29】
☆ カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の数学者チームが、世界中のコンピューターを活用したプロジェクトを通じて1300万けたの新たな素数を発見した。インターネットの権利保護団体、米電子フロンティア財団から賞金10万ドルを授与される見通しだ。
素数とは1、7、11のように、その数字そのものと1でしか割り切れない数字。新しい素数は、「2のP乗−1」で表わされるメルセンヌ素数(Pも素数)としては46番目となる。今回UCLAが発見した素数のPは43,112,609だった。UCLAによるメルセンヌ素数発見はこれが8番目。さらに次の素数探しに着手する意向だという。
メルセンヌ素数探しはインターネットを活用したプロジェクトの「GIMPS(Great
Internet Mersenne Prime Search)」で実行され、世界で数千人が参加して、未使用時のコンピューターをインターネットで結んで膨大な計算を処理していた。
UCLAは学内の「Windows XP」搭載コンピューター75台でGIMPSと連携、8月に今回の素数を発見した。別のコンピューターを使って違う計算方法でも確認したという。
米電子フロンティア財団はインターネットを通じたコンピューターの利用協力を促す目的で、1000万けたを超すメルセンヌ素数の発見に賞金をかけており、素数が来年にも正式発表されるのを待って賞金を授与する見通し。【CNN
09.29】
☆ 米スペースX社は米東部時28日午後7時15分、同社が開発を続けてきたロケット「ファルコン1」の打ち上げに成功した。(下・リフトオフ直後の様子)
今回の打ち上げは同ロケットの4号機だが、テスト飛行ということでペイロードは積まれていない。これまでに打ち上げられた3機はどれも失敗に終わっている。
なお、同社は今年中にマレーシアの人工衛星を載せた5号機を打ち上げる予定。詳しくはこちら やこちら へ【Spaceflight Now/SpaceX 09.28】
☆ 中国による3度目の有人宇宙飛行を担った宇宙船「神舟7号」は28日午後5時37分(日本時間同6時37分)、内モンゴル自治区中部の着陸場に帰還した。飛行士3人は医師の検査の結果、体調は良好。約68時間にわたる飛行で初めて船外活動に成功し、中国は米ロに次ぐ「宇宙大国」として宇宙開発戦略を加速させる。
3飛行士が乗った帰還モジュール(帰還船)は、船外活動で使われた軌道船とエンジンを搭載した推進船が相次いで切り離され、大気圏に突入。パラシュートを開いて着陸した。
帰還船から出てきた※(※=曜のつくり)志剛飛行士は「使命は光栄、結果は円満。祖国を誇りに思う」、劉伯明飛行士は「中国の飛行士は一番」、景海鵬飛行士は「雄大な宇宙で祖国と家族の心配を感じていた。ただいま」とそれぞれ語り、笑顔で手を振った。【時事/photo:
CNN 09.28】
☆ 27日付の中国紙・新京報などによると、有人宇宙飛行プロジェクトで宇宙船システムの設計責任者を務める張柏楠氏は26日、次回の「神舟8号」を基本モデルとして宇宙船の量産体制に入る計画を明らかにした。【時事
09.27】
☆ 日本の宇宙航空研究開発機構とフランス国立宇宙研究センターは、衛星に使われる主要な半導体部品の共同開発で合意した。
28日に英国で調印する。開発には日仏の半導体メーカー数社も加わり、2年後の製品化を目指す。宇宙機構が、海外の宇宙機関と衛星部品を共同開発するのは初めて。
この半導体部品は、FPGAと呼ばれる大規模集積回路(LSI)の一種。衛星には不可欠の部品で、陸域観測衛星「だいち」には100個以上を搭載している。最新タイプで価格が1個200万円前後。宇宙の用途としては年間150億円規模の市場だが、米国の半導体メーカーが実質的に独占している。
宇宙の放射線に耐えられる高性能のため、米国の輸出規制法の対象品目になっている。日本からすれば、調達に時間がかかる上、故障しても技術情報が開示されないなど難点があった。
このため自前での調達をめざす日仏の思惑が一致。部品製造の信頼性を求める仏側は日本の高い技術力を評価し、日本側は、衛星開発の活発な欧州市場への足がかりにしたい考えだ。
共同開発によって、米国の輸出規制法にかかわる煩わしさがなくなる上、低価格化も実現できる。欧州全体と日本の両方の規格を満たした認定部品になる見込み。日本で独自に開発した部品に比べて欧州市場に参入しやすくなるなど、宇宙分野の新たなビジネスモデルとしても注目される。
日仏の宇宙機関はそれぞれの国内メーカーと契約を結び、日本側が半導体チップの製造などハードウエアを、フランス側が、既に特許を持つソフトウエアを主に担当する。【読売
09.28】
☆ 自家製の「ジェットの翼」を背負い空への挑戦を続けているスイス人のイブ・ロッシーさん(49)が26日、ドーバー海峡横断の飛行に見事成功した。当初は25日の予定だったが、天候悪化で延期されていた。
フランスのカレーから約35キロ離れた英国ドーバーまでのコースで、15分超を飛行、最後にはパラシュートを解き放ち、着地した。当初は約12分の飛行を予想していた。飛行機で高度約2640メートルまで上昇した後、空に飛び出しドーバーを目指した。
軍パイロット出身のロッシーさんはカーボン樹脂製でジェットエンジンを積んだ、背負うタイプの「翼」を開発。燃料を注入すると重さ55キロで、舵(かじ)はなく、体全体を使って方向を変えるもので今年5月にアルプス山脈での試験飛行に成功していた。
ロッシーさんが今回挑戦したのは、99年前に史上初めて航空機によるドーバー海峡の横断飛行に成功したルイ・ブレリオと同じルートとなる。
ロッシーさんは消防士や自動車レーサーが使う耐熱スーツを着用し、翼にはカメラを装着し、飛行の様子をインターネットで放映した。将来は「ジェットの翼」で、米国のグランドキャニオン飛行を計画している。
公式ウェブサイトによると、ロッシーさんは20代を軍のパイロットとして過ごし、1988年から200年までスイス航空のボーイング747やDC─9のパイロットとして働いた。スカイダイビングやパラシュート、ハンググライダーなど空を羽ばたくスポーツに挑戦している。【CNN
09.26】
☆ 下は、オービター整備棟ベイ3で整備を受けるシャトル「ディスカバリー」。メインエンジンの据え付けが行われており、写真はNo.3エンジン(左下)の固定が終わった直後の様子。
ディスカバリー(STS−119)は来年2月12日の打ち上げが予定されています。【photo: NASA KSC 09.26】
☆ カナダのハドソン湾一帯に広がる岩盤が、46億年前の太陽系誕生から間もなく形成された地殻の一部である可能性が出てきた。この発見で、地球に安定した地殻が最初に現れた年代が、これまでの想定より3億年ほどさかのぼることになるかもしれない。
以前の研究では、カナダ北西部で40億3000万年前の岩石が見つかっている。また、オーストラリア西部では43億8000万年以上前のジルコン鉱石の結晶が発見されている。
「今回の岩盤が40億年以上前の地殻と同じ年代のものかどうかはまだ定かではなく、さらに分析を進める必要がある」と、研究チームメンバーでワシントン・カーネギー協会の地球化学者リチャード・カールソン氏は話すが、これほどまでに古い岩が存在するとなると、地球は早期から地殻が形成されるほどに冷えていたという、かつて議論を呼んだ説が裏付けられることになる。そして、地殻の形成は小惑星や彗星の激しい衝突がやんだ38億年前まで起こらなかったとする説は、覆されるかもしれない。
続きはこちら へ【ナショナルジオグラフィック 09.25】
☆ 24日、国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けられる日本施設のひとつ「船外実験プラットフォーム」がケネディー宇宙センターに到着しました。下はその一コマです。
施設は成田からアントノフAH−124−100で運ばれました。この輸送機は量産型としては世界最大で、これを更に上回るものはソ連版シャトルの輸送機として開発されたAH−225です。
施設は宇宙ステーション施設整備棟へと運ばれました。
打ち上げは来年5月のSTS−127で予定されています。【NASA KSC 09.24】
☆ 2006年にロシアの宇宙船ソユーズへの搭乗直前に、医学検査で「飛行不可」とされた元ライブドア取締役の榎本大輔氏(37)が、搭乗を仲介したスペース・アドベンチャーズ社(米バージニア州)を相手取り、代金の返還を求める訴訟を起こした。ロイター通信が25日、伝えた。
インターネット上の雑誌「ワイヤード」に掲載された訴状によると、契約した費用は計2100万ドル(約22億4000万円)。うち700万ドルは宇宙遊泳の費用で、「できるといわれたが、実はロシア側との合意はなかった」としている。
さらに、「契約した費用の全額を支払った後も『もっと支払え』と迫られ、断ると『飛行不可』にされた」「代わりに搭乗した女性は同社の出資者だった」と指摘。2100万ドル全額を「だまされた支払い」と主張している。
同社は「宇宙飛行はリスクが高く、最初から何も保証はしていない」と反論している。【読売
09.26】
…ワイヤード・ヴィジョンの記事はこちら へ
☆ 地球周回中の中国の有人宇宙船「神舟7号」は27日午後4時40分(日本時間同5時40分)すぎ、今回の打ち上げの最大目的だった宇宙飛行士による中国初の船外活動を実施した。中国が自主開発した宇宙服を着用しての船外活動で、米ロに次ぐ「宇宙大国」として、国内外に高い技術水準をアピールした。(下 【photo:
SpaceDaily 】)
船外活動では、4年以上の歳月と約3000万元(約4億6000万円)をかけてつくった宇宙服の温度調節や機能性を宇宙空間で確認するのが狙い。
宇宙服はベテラン空軍パイロットの☆志剛氏が着用。打ち上げ前に船外に取り付けられていた実験材料を回収する。
船外活動の様子は、宇宙船の船体外に取り付けられたテレビカメラなどで撮影され実況中継された。☆氏は、船内と結んだ約8メートルの安全ロープを身に着け、船外に取り付けられた手すりをつかんで少しずつ移動した。
(注)☆は栩のツクリの下に隹 【共同 09.27】
☆ 2006年、彗星のチリを集めて地球に帰還したNASA「スターダスト計画」の帰還カプセルが、ワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館に展示されることになった。
展示はNASA創立50周年を迎える今年10月1日から行われる。展示場所は飛行の歴史のマイルストーンたる機体を並べたコーナーで、他にはライト兄弟のフライヤー号、リンドバーグのスピリット・オブ・セントルイス号、アポロ11号司令船コロンビア号が並ぶ。
1999年2月7日、NASAは「ビルト2彗星」に接近し直接そのダストを収集、持ち帰る探査機「スターダスト」を打ち上げた。飛行は順調に進み、2004年1月3日早朝、同彗星へ最接近した。
スターダストはテニスラケットのような捕獲器具を備え、彗星のコマに突入するという派手な手法でダスト採集に臨んだが、見事に成功。探査機はその後順調に飛行を続け、2006年1月15日、ラケットを格納した帰還カプセルがユタ州に帰還した(左・彗星に挑む探査機。尾部にカプセルとラケットが装着されている。右・帰還直後のカプセル。帰還フェーズは何のトラブルもない、完全成功だった)。
カプセルはクリーンルームで開けられ、ラケットにはダストがしっかり採取されていた。これは、人間が初めて目にする彗星からの噴出物となった。サンプルは分析に回され、結果が発表されている。
スミソニアン博物館というと、ミッションで残された遺産の展示という印象がある。「しかし、スターダスト母機のほうはまだ稼働しており、2011年2月。彗星にフライバイするのですよ」と語るのは、「スターダスト・ネクスト計画」の責任者であるリック・グラミエール氏。昨年夏、いまだ健在の母機に新たな予算がつき、2011年2月に「テンペル1彗星」に接近観測するミッション「スターダスト・ネクスト」が始動した。
テンペル1彗星には2005年7月に「ディープ・インパクト」探査機が接近、衝突体を衝突させ、飛び散った物質の観測を行っている。スターダスト・ネクストでは同彗星を再度観測し、その変化などを調査する予定になっている。詳しくはこちら へ【NASA 09.25】
☆ NASAは、2009年6月に打ち上げを予定している地球観測衛星「グローリー」へ名前を載せたい人を募集している。これは近年よく行われる衛星イベントのひとつで、登録した自分の名前がマイクロチップなどに焼き付けられ、衛星と一緒にうちあげられるというもの。
この衛星は大気中のエアロゾルの量を正確に測定し、大気のエネルギーバランスの計測に貢献するもの。地球温暖化の進行を数値化するために重要なデータとなる。
登録〆切は今年11月1日。登録ページなど詳細はこちら へ【NASA 09.25】
☆ 下は、火星周回探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」が撮影したもので、“Deformation
band”と呼ばれる構造。この構造、地球上では地下水の動きと深い関わりがあり、火星でも同様の関わりがあるのではないかと見られている。
詳しくはこちら へ【NASA 09.25】
☆ 中国で3回目となる有人宇宙船「神舟7号」が25日午後9時10分(日本時間同10時10分)、内モンゴル自治区と甘粛省の境界上にある酒泉衛星発射センターから宇宙飛行士3人を乗せて発射された。数分後には地球の周回軌道に乗り、打ち上げは成功した。26日午後には、宇宙飛行士1人が中国初の船外活動を実施する予定だ。
中国の有人宇宙船打ち上げ成功は03年10月の神舟5号、05年10月の同6号に続き連続3回目。中国は21世紀の国家発展戦略の柱に宇宙開発を位置づけており、今回の7号から宇宙ステーション建設に向けた第2段階に入る。09〜12年に神舟8号、9号を無人で打ち上げてドッキング実験を積み重ね、同10号で有人のドッキングに挑戦。その後、宇宙ステーション建設を進める構想だ。
今後、中国は米露に次ぐ「宇宙大国」として存在感を増し、北京五輪を乗り切った胡錦濤指導部への追い風になるのは間違いない。胡錦濤国家主席は25日、発射センターを訪れ、宇宙飛行士3人を前に「あなたたちが行う船外活動は、わが国宇宙技術の重要な跳躍となる。全国の人民が強固な後ろ盾となり、神聖な使命をやり遂げてくれると信じる」と激励。打ち上げ後には「神舟7号は国家的な科学研究事業だ。集中してやり遂げ、全面勝利を勝ち取ろう」と演説した。
打ち上げのタイミングには政治的な思惑も込められていたとみられる。中国が国を挙げて取り組んだ北京五輪・パラリンピックが終わり、10月1日の国慶節(建国記念日)の大型連休前。連休明けには五輪後の国政方針を決める中国共産党の中央委員会総会が開かれる予定だ。
打ち上げの模様は神舟5号、6号と同じように全国にテレビ中継された。7号の目玉である宇宙飛行士の船外活動の映像も地球上に届けられる予定だ。
初の船外活動は、地球周回29周目に約30分間予定されている。カメラを搭載したサッカーボール大の小型衛星を放出し、宇宙遊泳の映像を地球に送るという。船内ではハイブリッド米や微生物による科学実験も実施する。神舟7号は28日にも内モンゴル自治区に帰還する計画だ。【毎日
09.25】
☆ 月周回衛星「SELENE(かぐや)」は、平成20年9月10日に、LRSが観測モードに移行できないという事象が生じました。このため、事象が一過性のものであるかどうかを確認する目的で9月17日及び23日に調査運用を実施しましたが、状況に改善が見られないため、現在、LRSの観測運用を停止し原因究明を行っています。
なお、LRSは、当初計画していたミッション達成に必要な観測を完了しており、追加的な観測を行っていたところです。詳しくはこちら へ【JAXA 09.25】
☆ 欧州宇宙機構(ESA)及びNASAの太陽観測共同ミッション「ユリシーズ」による観測で、精密な太陽風観測が始まって以来、現在その強さが最低レベルにあることが明らかとなった。
太陽風は、太陽の上層から四方八方に流れ出しているプラズマ流。秒速数百キロの速度で太陽系外空間へ向かって流れており、星間物質との衝突面は「ヘリオポーズ」と呼ばれている。この領域は銀河宇宙線(GCR;
太陽系外から飛来する宇宙線)のシールドとしても作用しており、この領域までが太陽の勢力範囲ということもできる。
太陽風が弱まるということはこのヘリオポーズが“収縮”するということを意味し、より多くのGCRが太陽系内空間まで入ってくることにつながる。
2007年、ユリシーズは太陽風と太陽磁場を南北にスキャンする形で観測した。それを過去に行われた同様の観測結果と比較した結果、太陽風圧と磁場の強度が20%も減少していることが明らかになったという。
(下・92年から行われてきた観測結果を視覚化したもの。ユリシーズは92年から太陽極軌道を周回しており、現在3周目にある。)
なお、電力の低下に伴う姿勢制御の困難と交信不能が見込まれており、今年6月には、7月1日にて運用を打ち切ることが発表された。しかし現在もデータは送信されてきており、途絶えるまで運用チームは取得を続けるようである。詳しくはこちら へ【ESA 09.23】
☆ NASAが来年に打ち上げを予定している系外惑星捜索衛星「ケプラー」の真空槽試験が行われ、良好な成績で終えた。
このほど実行された試験は、実際の宇宙空間を模した真空槽で温度試験をおこなうというもの。宇宙空間では太陽光の当たる面と当たらない面との温度差が激しい。これにきちんと耐えられるか否かは、ミッションの成功に直結する重要事項のひとつである。
「ケプラーは激しい温度環境の中で極めて良好に機能しました」と語るのは、ケプラーミッションのプロジェクトマネジャーであるジェームズ・ファンソン氏。テストはコロラドのボール・エアロスペース・アンド・テクノロジーズ社で行われた。衛星には低温を与えるための低温源が巻き付けられる一方、直射日光を受ける側は焼きが入れられた(リリースにはありませんが、太陽灯の照射でしょうか@管理人)。
(上・ボール社のクリーンルームに保管されるケプラー。径95センチのシュミットカメラを搭載している)。
今後も各種試験が続けられ、最終確認が行われる予定。ケプラーは10万個の恒星を監視し、地球型惑星の発見を目指す。詳しくはこちら へ【NASA 09.23】
☆ 中国甘粛省酒泉の衛星発射センターの発射台に据えられた長征2ロケットと、近くで遊ぶ子供たち。
「神舟7号」は25日夜、同ロケットで打ち上げられ、同国初の宇宙遊泳が予定されている【時事 09.24】
☆ 火星探査機「フェニックス」は、岩石「ヘッドレス」の移動に成功した。
ヘッドレスは、VHSテープほどの大きさの岩で、22日、シャベルでの移動に成功した。全ての行程は事前にアップロードされたプログラムに従って行われたが、トラブルが生じることもなく、岩は目論見通りの場所へ移されていることが確認された。(下・移動後のヘッドレス。溝を横にふさぐ格好で入っているのがそれでしょうが…火星時で正午過ぎに撮影されたものですので影がなく、分かりづらいです…)
運用チームは今後、ヘッドレスが元あった場所を掘り、氷の状態を調べる予定である。詳しくはこちら へ【NASA 09.23】
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