☆フォボス・グルント関連で、メディアの報道より(古い順)
「我が国の宇宙開発企業はコマーシャライズ過ぎる」と、ロシア宇宙庁長官が苦言。また、同長官はフォボス・グルントの失敗原因についても触れ、「調査委員会はその原因が、設計や製造上の欠陥にあると踏んでいる」と述べた。今週中には調査が終わるものとこと。同長官はまた、小惑星用レーダーが衛星に影響を及ぼした説について、NASAに協力を要請し検証する可能性もあると。なお一連の発言はロシアのFM局"Vesti
FM"のインタビューにて。RIAノーボスチ。
ESAのライター長官は、「フォボス・グルントはロシア発表の場所に落ちた」と述べた。RIAノーボスチ。
ESAが出していたFG落下場所詳細発表告知はそのページと共にさりげなく消滅している。ESAの発表は長官の声明のみで幕引きか。(?
☆フォボス・グルント関連で、ロシアのメディアより(古い順)
ESAがフォボス・グルントの落下に関する分析結果を日本時間18日午前2時に出すとのこと。突入時刻と地点についてとのこと。
http://www.esa.int/SPECIALS/SSA/SEM93NMXDXG_0.html
フォボス・グルントが問題を起こした引き金がいろいろ検討されているが、そのひとつに、米国がマーシャル諸島に設置している小惑星追跡レーダーの照射が入っていると、ロシア紙Коммерсантが伝えた。レーダー照射のレンジに入りそれを受けることで、回路が不具合を起こした可能性は排除できないと、宇宙関係者は言うという。RIAノーボスチ。
昨日、約3時間半にわたり露宇宙庁のHPがダウンしたが、当局は当初、DDoS攻撃を食らったと判断したという。その後、フォボスGにひかれて一斉にアクセスが集中したためと判明。このダウンのため、落下の公式発表が遅れてしまうという皮肉な結果に。RIAノーボスチ。
フォボスグルントのトラブル要因に米国のレーダー照射を食らった可能性に関して、ロシアの宇宙科学研究所の関係者は「とっぴすぎる」と。FGに達するレーダーのパワーはそのレベルにないと。RIAノーボスチ。
☆小惑星イトカワから微粒子を持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継「はやぶさ2」の計画について、文部科学省の宇宙開発委員会推進部会は16日、計画開始を正式に認める事前評価をまとめた。
H2Aロケットで2014〜15年に打ち上げられる予定だ。
はやぶさ2の目的は、水や有機物を含むと考えられる小惑星から岩石を地球に持ち帰ること。文科省は当初、来年度予算案で73億円を要求していたが、政府は財政難から30億円に減額した。はやぶさ2の計画代表を務める吉川真・宇宙航空研究開発機構准教授は、「13年度予算で減額分も要求して、スケジュール通りの打ち上げを目指したい」と話した。【読売
01.07】
☆昨年打ち上げたものの予定の飛行軌道に乗ることができなかったロシアの火星探査機「フォボス・グルント」の破片が15日、南米チリ沖に落下した。同国国営イタル・タス通信が伝えた。
同通信が軍報道官の話として伝えたところによると、破片が落下したのはチリのウェリントン島から西へ約1250キロの太平洋上。
フォボス・グルントは重さ約15トンの探査機で、火星の衛星に着陸し、土壌サンプルなどを採取して帰還する予定だった。
昨年11月9日に打ち上げられたが、地球周回軌道から飛び出すためのエンジンが故障。ロシア当局者らは、大気圏再突入後に最大で重さ約200キロの破片が落下する可能性があるとの見方を示していた。【CNN
01.16】
☆フォボス・グルントの落下を露宇宙庁も正式リリース
http://www.federalspace.ru/main.php?id=2&nid=18568
日本時間午前2時45分、軌道上から消滅と。これまでに地球を1097回周回。
ESAがフォボス・グルントの落下に関する分析結果をまもなく出すと(先ほどのリツイート)。突入時刻と地点についてとのこと。
http://www.esa.int/SPECIALS/Space_Debris/index.html
☆フォボス・グルントの落下が16日早朝にかけて予想されています。最近の関連記事を箇条書きで並べます(古い順)。体調不良もありここ数日停滞気味ですみません。
「フォボス・グルントは、リスクが高いにも関わらず打ち上げられた。そのリスクは現場で認識されていた」と、露宇宙庁ポポフキン長官語る。「我々は人質を強いられたようなものだった。つまり既にESAの科学機器、そして中国の衛星も乗っていたのだ。打たねば」と。また、今回打つことができなかったとしても、結局、開発にかかった50億ルーブルは無駄になっていたと。探査機の製造は長期にわたっており、ユニットの作動補償期間が終了に近づいていたのだと。RIAノーボスチ。
フォボス・グルントの失敗に海外の力が関わったのではないかととれる発言に対し、ロシア宇宙庁の関係者は、フォボスグルントがトラブルを起こした際、それは米国、欧州、そして中国の上空を飛行していなかったと語る。)「そもそも欧州の危機や中国の衛星が乗っているのに、彼らがそんなことをするはずがない」とも。RIAノーボスチ。
…ふと。長官はホンキで言ったのでは無くて、やりばのないイライラからついあんな嫌みが出てしまったのかと思ったり。
フォボス・グルントに何が生じたのか(エンジンが点火しなかった理由)、その公式見解は今月26日に発表と。RIAノーボスチ。
これは興味深い。ドイツの高出力レーダーTIRAによるフォボス・グルントのイメージ。展開パネルとドーナツタンクの様子がよくわかる。
http://www.fhr.fraunhofer.de/fhr/fhr_c753_en.html
文部科学省「ロシア探査機「フォボス・グルント」の落下に関する情報について」
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/01/1314966.htm
フォボス・グルントによる被害を回避するため、ロシア宇宙庁は衛星の動きを注意深く監視していると。ロシア国内については、被害を最小に抑えるため、ロシア非常事態省と協力。ロシア宇宙庁。
(これが最新)フォボス・グルントは降下を続けている。米戦略軍による落下予測ウィンドは、日本時間今夜10時26分から明日午前8時2分。今朝5時30分時点の軌道要素によると。
☆だいぶ予想期間が狭まってきた: フォボス・グルント、14日〜16日の間に落下と、ロシア宇宙庁発表。RIAノーボスチ。
なお、フォボス・グルントに何が生じたのか(エンジンが点火しなかった理由)、その公式見解は今月26日に発表と。
ロシア宇宙庁によるプレスリリース: フォボスGの落下は15日プラマイ1日。計算上の突入時刻は15日13時18分モスクワ時刻。日本時間同日18時18分。この時の地点はインド洋。ただし正確な時刻と場所は直前にならないとわからない。
☆フォボス・G運用チームは最後まで諦めていなかった。大気抵抗の増加により姿勢に変化が生じ、コマンドを受け取れる状態になる可能性を期待して、コンタクトの確立を試みると。ただし現実的にはかなり厳しい(一回の交信セッション時間はかなり短い)。
http://www.russianspaceweb.com/phobos_grunt_reentry.html#1_8
☆「車椅子の物理学者」として知られる英国のスティーブン・ホーキング博士(69)が科学誌のインタビューで、宇宙最大のミステリーは「女性」だと答えた。
ホーキング博士は8日に70回目の誕生日を迎えるのを前に、英ニュー・サイエンティスト誌の取材に応じ、これまで犯した最も大きな失敗や近代科学への期待などについて話した。
その中で博士は、最も思考をめぐらすのはどういう問題かと聞かれ、「女性。彼らは完全なるミステリーだ」と語った。
1988年の著書「ホーキング、宇宙を語る」で一躍世界中に知られたホーキング博士は、8日に誕生日を記念してケンブリッジ大学で開かれる公開シンポジウムに参加する予定。【ロイター
01.05】
☆政府は、独立行政法人「宇宙航空研究開発機構」(JAXA)の設置法(JAXA法)を改正し、宇宙開発を平和目的に限定する項目を削除する方針を固めた。安全保障分野での宇宙利用促進が狙い。1月24日召集予定の通常国会に改正案を提出する。ミサイル防衛(MD)の精度向上に向け、偵察衛星や早期警戒衛星の研究開発が可能となり、中国の衛星攻撃兵器(ASAT)開発にも対抗できるようになる。
現JAXA法は、機構の業務を宇宙開発・研究、人工衛星の開発・打ち上げなどと規定するが、いずれも「平和目的に限る」としており、JAXAの活動は大きな制約を受けていた。
改正案では、平和利用規定を削除。宇宙開発の理念を定めた政府の宇宙基本法に合わせ「わが国の安全保障に資するよう行われなければならない」との規定を新たに盛り込む方針。
また、JAXAの所管を文部科学省から、文科省と内閣府の共管に改正。関係省庁が一体となって宇宙開発を進めることができるよう体制を整備する。
改正案提出に合わせ、内閣府に宇宙政策の司令塔となる「宇宙戦略室」や、統括役となる「宇宙審議官」を置くための内閣府設置法改正案も提出する方針。
宇宙開発をめぐり、衆院は昭和44年に全会一致で「わが国における宇宙の開発および利用の基本に関する決議」を採択。これにより、日本の宇宙開発は軍事以外の目的に限定された。
しかし、北朝鮮の核保有や、中国の軍事力増強を受け、日米両国はMDを推進。中国は対抗策としてASATを開発、平成19年1月には自国の人工衛星破壊に成功した。
このような情勢変化を受け、与野党は20年に宇宙基本法を制定。「非軍事」に限ってきた宇宙利用目的を世界標準の「非侵略」と再定義した。【産経 01.03】
☆米航空宇宙局(NASA)の月探査機グレイルが1日までに、月周回軌道に到着した。NASAがツイッター上で明らかにした。
昨年9月に打ち上げられた2機の探査機からなるグレイルは、今年3月から月の引力と斥力を調査する予定。月周回軌道上にある2機の探査機の距離を断続的に調べることで、月の重力分布図を作成することが可能となる。得られたデータは、長い間明らかにされてこなかった月の地下構造を解明するのに役立てられる。
NASAは2機が無事に月周回軌道に乗ったことを示すシグナルを受け取り、「全て順調に進んでいる。今年は良い年になりそうだ」とツイッター上でコメントした。
月は約45億年前に太陽系が作られた直後に、火星ほどの大きさの天体が地球に衝突してできたというのが有力な説だが、月の歴史はこれまで明らかにされてこなかった。特に、月の表と裏でその様子が全く異なっていることについては長年謎とされてきた。【ロイター
01.02】
☆中国人民解放軍の幹部養成機関、国防大学の教材が将来の宇宙分野での軍拡競争を視野に、人工衛星や弾道ミサイルなどを応用する中国軍宇宙部隊の創設構想を明記していることが31日までに分かった。将来的には宇宙兵を養成し、宇宙からレーザーや電波などで敵を攻撃する部隊をつくることを想定しているとみられ、米国に対抗して宇宙軍事大国化を目指す姿勢を明確にしている。
この教材は中国における軍隊建設の歴史や特徴、指導理論などを教える「軍隊建設学」(2008年、国防大学出版社発行)。第14章の「新型部隊建設」で「最前線の課題」の一つとして宇宙部隊を取り上げ、「(同部隊創設が)国際(軍事)競争における新しい戦略要衝を押さえる重要な取り組みとなる」として、宇宙分野で主導権を握る狙いを示している。その目的について「新たな戦略空間において国家利益を拡大し、将来の宇宙資源開発に有利な条件を創出することにある」としている。【共同
12.31】
☆中国政府は、今後5年間の宇宙開発計画を発表し、有人の月探査プロジェクトを本格的に進めていることを明らかにしました。
中国宇宙開発局報道官:「我々は現在、有人の月面着陸を検討している」
中国は、将来の有人での月探査を目指し、今後5年以内に月面着陸などを実施するとしています。有人探査によって、エネルギー源となり得る新たな資源を獲得する狙いがあるとみられます。各国が宇宙開発の規模を縮小するなか、中国はこの5年間に人工衛星や宇宙船など79機の打ち上げを行い、宇宙ステーション計画や中国版「GPS」の試験運用を始めるなど、驚異的な勢いで開発を進めています。【テレ朝ニュース
12.30】
☆「ソユーズフライトログ1967−2011」を手にとって下さいました皆様、どうもありがとうございました。
なお、通販はないのかというお問い合わせがありますが、これまでの前例では、後日通販が出てます(ただ、部数は僅かです)。現時点では通販そのものも何とも言えません。出た場合にはまたご案内させて頂こうと思います。【管理人】
☆ちょっとこのところメモが滞っていましたが、いくつかをこちらへまとめておきます。(古い順です)
フォボス・グルントに関して今のところ続報はなし。
ロシア宇宙庁は、立て続けのロケット打ち上げ失敗を受け、多くの企業体トップを若返らせる方向で動いていると。「クライシスにある。我々は状況を脱する方法を見つけねばならぬ。若い世代にもっと任せようかと。いまが、多くのトップを交代させる機会かも知れない」と。露宇宙庁ポポフキン長官によると、多くの傘下企業体の従業員は60を大きく越える年齢であり、30台は殆どいないと。「中間年齢層が殆どいない。この状況は打開せねばならない」と長官。RIAノーボスチ。
ロシアで、宇宙技術の国外向け輸出入窓口を一本化する動き。ロシア宇宙庁長官、対応企業体創設を示唆と、イズベスチアが報じる。長官によると、ロシアの企業体の競争原理が排除されることはないと。しかしそれ(競争)は対外的には必要の無いものであると。外軍事市場で輸出を一括して担う企業体にRosoboronexportがあり、そのような形を構想しているようである。RIAノーボスチ
先日打ち上げ失敗したソユーズw/メリディアン衛星の破片は、「宇宙飛行士通り」と名付けられた通りに面する民家を直撃。住民Andrei Krivoruchenkoさんは音響を聞いて屋根に上ったが、最初は何が起こったのかわからなかったと。
なお、被害状況調査の上、クリボルチェンコさんには補償が行われるとのこと。RIAノーボスチ。
日本時間29日午前2時9分、バイコヌールよりソユーズロケットw/ Globalstar 打ち上げ。成功。
先日打ち上げ失敗したソユーズロケット w/メリディアン衛星の残骸を専門家が回収。しかし現地は大雪のため火曜日まで動けず、水曜日に帰ると。RIAノーボスチ。
ソユーズの破片が散ったノボシビルスク州オルダでは10個の破片が確認された。うちひとつは民家の屋根を直撃。RIAノーボスチ。残骸の中には2個の燃料タンクが含まれると(直径約1.5m)。中は空だったという。
モスクワ郊外のエネルゴマッシュに複数の部外者が侵入し、5日間にわたって写真の取り放題やらだったと。この間、セキュリティには誰も出くわさなかったと。エネルゴマッシュはロケットエンジンの開発・製造を担う老舗。この件を重く見たロシア宇宙庁は、来月までにセキュリティ対策を講じるよう指示を出したと。なお、侵入者たちは彼らのブログでこれを明かしていると。
ロシア宇宙庁ポポフキン長官は不快感をあらわにし、彼らを「厚かましいネズミども」と呼んだと。なお、エネルゴマッシュ社のフェンスには外部とアクセスできる穴があいているといい、しかもそれをリペアする金がないのだと。
その問題のブログはこちら。すげえ。すっごいボロボロだが現役施設。
http://lana-sator.livejournal.com/160176.html
「雪の上に人の足跡はなかった。代わりに犬のものがあった。その痕跡から、たくさんの犬がいるようだ」と、リンク先のページの説明文にはある。
オホーツク海北部で貨物船「ゴールデンコリマ号」、救難信号。氷山に当たり浸水した模様と。RIAノーボスチ至急電。
ふと。収容所から釈放されたコロリョフは、オホーツク市へ向かい、そこから船で沿海州へ渡る予定だった。しかし12月、彼が市へついたときは最後の便が出た後だった。だが後日聞いたところ、その船は遭難したと。(この事故は日本にも記録が残っている。wikiによる解説こちら)
ロシアのプーチン首相はロシア宇宙庁に対し、2030年そしてそれ以降のロシア宇宙開発ロードマップを50日以内に策定し提出しろと。RIAノーボスチ。
ロシアのドミトリー・ロゴジン副首相はロシア宇宙庁に対し、1月末までに施設警備の不備を補強せよと指示。これは先日の一般人によるエネルゴマッシュ侵入を受けてのもので、同様のことが再度発生したら厳しい処置で臨むと。なお、ロゴジン副首相はロシア宇宙庁の活動を含む政府の防衛を管轄しており、エネルゴマッシュ侵入を「受け入れがたい出来事」として強い懸念を表明している。RIAノーボスチ。
フォボス・グルント、リエントリ解説。わかりやすいアニメーション。Video: Phobos-Grunt Re-Entry Animation
☆宇宙航空研究開発機構は27日、今年度中に予定していたH2A、H2Bロケット計2機の打ち上げを、いずれも来年度前半に延期すると発表した。
H2Aには、宇宙機構の水循環変動観測衛星「しずく(GCOM―W1)」と韓国の多目的実用衛星「KOMPSAT―3」などが搭載される。韓国から衛星製造の遅れを理由に延期の申し出があった。H2Bでは、国際宇宙ステーションに物資を送る無人補給船「こうのとり(HTV)」3号機を打ち上げる。延期は物資輸送計画の見直しによるものだという。
この結果、今年度の国産ロケット打ち上げは、政府の情報収集衛星を搭載した9、12月のH2A2機にとどまった。【読売 12.27】
過去ニュースはこちらです
△TOP