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米航空宇宙局(NASA)は、米東部時間7日午前4時39分(日本時間同日午後6時39分)に予定されていたスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げを、天候不良のため延期した。

新たな打ち上げ予定は8日午前4時14分(同日午後6時14分)だが、NASAはあらためて気象状況を判断するという。

今回のミッションは国際宇宙ステーション(ISS)の組立フライトで、最新の生命維持システムを備えた第3結合部と観測用モジュールを運搬し、ISSに取り付ける。【CNN 02.07】

03〜09年にヒマラヤ山脈やその周辺で、琵琶湖1.7個分に相当する山岳氷河の氷が毎年減少したことが、日置(へき)幸介・北海道大教授(測地学)と大学院生の松尾功二さんの分析で分かった。02年に打ち上げられた米国の人工衛星の軌道データを活用して算出した。過去40年間の現地調査で推定された年間平均減少率の2倍に上るという。ヒマラヤの山岳氷河はアジア南部の貴重な水源で、市民生活への影響が懸念される。15日付のオランダの地球惑星科学誌に発表する。

氷河の面積は航空写真で分かるが、体積や重量の把握は難しい。研究チームは氷河の増減が重力を変動させることに注目。重力の影響を受ける衛星軌道の変化から、アジア中央部の氷河の重量の変化を算出し、毎年470億トンの氷河が減少していることが分かった。この量は海面を年0.13ミリ上昇させる効果がある。

国連環境計画によると、アジア中央部の山岳氷河の面積は約11万4800平方キロで、米アラスカに次いで広い。年470億トンの減少は氷河の厚さが年平均約40センチ薄くなっていることを示す。巨大な氷床のある南極では今のところ、急激な気温上昇がなく、当面の海面上昇を左右するのは山岳氷河になっている。

ヒマラヤの氷河を巡っては、国連の「気候変動に関する政府間パネル」が07年の報告書で、「35年ごろまでに消失する」と記載したが、後に誤りを認める問題が起きている。

日置教授は「数十年で消滅することはないが、温暖化で融解が加速しているのではないか。海面上昇に加え、乾期に下流のガンジス川などの流量が減り、農業に深刻な被害を与える」と話す。【毎日 02.06】

イランは3日、人工衛星搭載可能な国産ロケット「カボシュガル3」の打ち上げに成功したと発表した。同国は「平和目的の宇宙開発」としているが、ロケット技術は長距離弾道ミサイルにも転用可能なため、核兵器開発を疑う米欧諸国との緊張が高まるのは必至だ。

この日は、開発中の人工衛星用の新型ロケットの模型と、偵察衛星を含む国産衛星3種類も公開された。

打ち上げられたロケットには、ネズミやカメなどを乗せたカプセルが搭載されたという。アフマディネジャド大統領は「大きな突破口だ」と打ち上げ成功を称賛し、将来の有人宇宙飛行にも意欲を示した。

イランは2008年に初の本格国産宇宙ロケットの、昨年2月に国産人工衛星の打ち上げにそれぞれ成功したと発表している。【産経 02.04】

1日に発表された2011年度の米予算教書で、現在15年までとされている国際宇宙ステーション(ISS)の運用が5年延長される見通しとなったことについて、宇宙航空研究開発機構の長谷川義幸執行役が2日、取材に応じ、「設計寿命まで、日本実験棟『きぼう』を使い尽くせる」と歓迎の意向を示した。

きぼうの開発段階から計画に加わってきた長谷川執行役は「打ち上げ後10年使える寿命を求められて用意したのに、5年で廃棄されたら投資に対するリターンがない」と指摘。「日本人飛行士の滞在回数も増えるし、実験もいろいろとできる。成果の還元も増え、きぼうを有効に使い尽くせる」と語った。

一方で、NASAは、ブッシュ政権時代に策定された有人月探査計画(コンステレーション計画)を打ち切り、オリオン宇宙船や次世代ロケット「アレス」の開発中止も表明。スペースシャトルについても、予定通り残りの5機打ち上げで退役させるとした。

日本独自の月探査を検討する内閣府の懇談会メンバーも務める長谷川執行役は「20年までに、まず無人探査をしようという議論には影響はあまりないと思う」とした上で、「科学的成果と技術力を早く手に入れるのが第1段階なので、米国の計画に関係なく、進めていかないといけない」と強調した。【時事 02.02】

NASAは土星周回探査機「カッシーニ」の探査ミッションを2017年まで大幅に延長する決定を下した。このために、NASA2011年会計年度で6000万ドル(約55億円弱)が付けられた。

カッシーニは1997年10月に打ち上げられ、2004年6月30日に土星周回軌道へ投入された。その探査と発見は既によく知られている通りで、2008年に当初予定の4年の観測期間を全う。しかし機能になんら問題ないため、2010年9月までの延長が決定され、運用が続けられてきた。(下は昨年8月19日に撮影されたもの。惑星本体にリングの影が一本映り、そのすぐ南側にホクロのようについた点は衛星「エンケラドス」の影。大きいサイズ

   

2008年から10年9月までの現行ミッションは「Cassini Equinox Mission」(カッシーニ平分点ミッション)と呼ばれてきた。これはこの期間に、土星が昼夜平分(春分・秋分)を含むためで、リング面に平行に太陽光が射すなど、科学観測にはまたとない機会となっている。

今後延長されるミッションは「Cassini Solstice Missio」(カッシーニ至点ミッション)と呼ばれる予定。7年は両半球が至点(夏至・当時)に至るまでの期間であり、両半球の季節変化を追うことができる。「この延長ミッションは、外惑星の冬から夏への全行程を追いかける唯一の機会となります。」と語るのは、ジェット推進研究所の研究員であるボブ・パパラード氏。

カッシーニは至点ミッション期間中に土星を155周し、その間にタイタンへのフライバイを54回、エンケラドスへのそれを11回予定している。詳しくはこちらへ【Cassini 02.03】

下は、情報収集衛星(第2世代)の想像図。HP「極楽島宇宙センター」の宮地さんが作成されたものです。【Image: p-island.com

     

「IGS(情報収集衛星)が初めて打ち上げられた時(2003年3月28日のH2A-F5)に、ポンチ絵と松浦さんからの情報で想像図と3Dデータを公開してから7年。IGSも実証型も含めて6機の打ち上げに成功しています。」との書き出しで、昨年11月に打ち上げられた情報収集衛星(第2世代)について、想像図が出来上がるまでの非常に興味深い考察が披露されています。詳しくは次のページへhttp://www.p-island.com/psc/index.php?itemid=50

なお、注意したいのは、あくまで“想像図”ということです。僅かな情報と技術的に最も妥当であろうと思われる推測を基に考察を積み重ねたものであり、正解ではありません。恐らくこのような形が一番近いのではないか、というものです。

ところで、海外情報サイトで興味深い話が出ています。「光学3号は故障を起こしているのではないか」という憶測で…詳しくはこちらへ
【NASAspaceflight.com】

米国防総省のミサイル防衛局は1月31日、太平洋のマーシャル諸島・クワジェリン環礁にある米陸軍ミサイル実験場から発射した長距離弾道ミサイルの迎撃実験を実施したが、失敗したと発表した。

海上に配備されたレーダー機能に不具合が起きたのが原因としている。このレーダーは海上に浮遊する装置の上に設置されているという。

マーシャル諸島から標的のミサイルが発射された6分後、米カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地からの迎撃ミサイルがこれを撃墜する計画だったが失敗した。ただ、両ミサイルの発射は成功したとしている。今回の実験は、北朝鮮の長距離弾道ミサイルなどを想定しているとみられる。【CNN 02.01】

南種子町の種子島宇宙センターにつながる同町中之上の県道茎永上中線上中バイパス(約1.4キロ)開通式が1日あった。地元関係者ら約100人が出席。安全を祈願し、通り初めした。

県道茎永上中線は、同町中心部とセンターを結び、ロケット輸送にも利用される。ただ、狭い道幅、カーブの多さ、急こう配などの難点があったため、1998年度からバイパスを含む1.6キロで工事が進められてきた。総事業費は約20億円。

同センターの坂爪則夫所長は「これからロケットを運ぶのが楽になる。事故のないよう努めたい」と話した。式では、関係者らがテープカットし、町立あおぞら保育園の園児がくす玉を割った。【南日本新聞 02.02】

予算教書には、有人月探査計画の予算は盛り込まれず、計画は事実上、打ち切られることが決まった。深刻な財政、雇用情勢に宇宙計画がのみ込まれた形で、米航空宇宙局(NASA)は今後、民間企業のロケット開発を支援していく。

有人月探査計画は2004年、ブッシュ前大統領が「コンステレーション計画」として打ち出し、NASAは1972年以来となる有人月探査を20年までに実現することを目指していた。だが、オバマ大統領は就任前から「計画を5年遅らせれば、教育予算がまかなえる」と否定的だった。有人宇宙船を運ぶ次世代ロケット「アレス」の開発も併せて打ち切る。

その代わり、宇宙開発関連予算として今後5年間で59億ドル(約5312億円)を計上。NASAはこの予算内で、民間企業によるロケットの開発と打ち上げを支援し、宇宙飛行士を民間ロケットで宇宙へ送り出す計画だ。

ただ、民間への事業委託に対しては、安全性や科学技術の流出、雇用悪化への懸念から、議会を中心に批判が根強い。AP通信は「アンクル・サム(米国)は、タクシーにでも飛び乗るように宇宙飛行士の搭乗料金を支払うことになる」と皮肉っている。

一方、野口聡一さんが滞在する国際宇宙ステーション(ISS)については、20年まで5年間、運用を延長するための予算を確保する。【産経 02.02】

コラムをUPしました。今回は「ぎょしゃ座ε星」に関するまとめです。肉眼で見えるこの星は100年以上も天文学者を悩ませてきました。その不可思議な特徴を説明するために、その時代時代の最先端の天体モデルが動員され、激しい議論の応酬が繰り広げられました。

ご興味あります方はこちらへどうぞ。 ぎょしゃ座ε星 【管理人 02.02】

毎年2月の最初の官報で翌年の暦要項 (れきようこう) が発表されます。今年も2月1日に「平成23 (2011) 年暦要項」が発表されました。

暦要項には国立天文台で計算した翌年の暦 (国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入、日食および月食) が掲載されています。

 平成23年の国民の祝日は以下のとおりです。

      元日      1月 1日
      成人の日    1月10日
      建国記念の日  2月11日
      春分の日    3月21日
      昭和の日    4月29日
      憲法記念日   5月 3日
      みどりの日   5月 4日
      こどもの日   5月 5日
      海の日     7月18日
      敬老の日    9月19日
      秋分の日    9月23日
      体育の日   10月10日
      文化の日   11月 3日
      勤労感謝の日 11月23日
      天皇誕生日  12月23日

平成23年には日食が4回、月食が2回あります。1月4日は部分日食ですが、日本では見ることはできません。6月2日は部分日食、中国地方の一部、近畿地方の一部、中部地方北部、北日本などで見られますが、ほんの少し欠ける程度です。このうち富山県以西では、わずかに欠けた太陽が昇ってくるのを眺めることができます。

6月16日は皆既月食、全国で見ることができますが、月食中に月の入りとなるうえ夜も明けてしまいますから、あまり条件はよくありません。特に北日本では皆既食が始まる前に月の入りとなってしまい、部分食しか見られません。7月1日は部分日食ですが、日本では見ることはできません。11月25日は部分日食ですが、日本では見ることはできません。12月10日から11日にかけては皆既月食、全国で見ることができます。かなり空高く昇った月が欠けていく様子を眺めることになるでしょう。各地の詳しい予報については暦要項のほか、暦計算室ホームページでもお調べいただけます。

…詳しくはこちらへhttp://www.nao.ac.jp/koyomi/
【国立天文台アストロ・トピックス533】

1908年にシベリア・ツングースカ上空で起きた謎の大爆発は、従来の推定より小さい直径30〜50メートルの天体が落下中に爆発した可能性があり、同様の災害が起きる確率は約300年に1回と、予想以上に高いかもしれないことが分かった。米国の科学アカデミーの委員会が31日までに、議会の要請でまとめた小惑星や彗星(すいせい)などの「地球接近天体(NEO)」に関する報告書の中で明らかにした。

この大爆発では、東京都の面積にほぼ匹敵する約2000平方キロの森林がなぎ倒された。都市部の上空で起きた場合は大災害となり、海上の場合は津波を起こす可能性がある。報告書は、NEOの地球への落下や衝突はまれであり、対策にどの程度の予算を充てるべきかは政策判断としながらも、起きた場合の被害は甚大として、国際協力で調査や対策に取り組むことを提言した。

防災策は、まず避難が考えられるとした上で、ロケットや宇宙船を使う三つの方法を検討。NEOの発見から地球衝突まで数十年間ある場合は、軌道を地球からそらすため、宇宙船で押したり、引いたりし続けるほか、米航空宇宙局(NASA)が彗星や月の探査で行ったように、重い衝突体をぶつける方法を示した。

衝突まで余裕がないか、NEOの直径が1キロ以上ある場合は、核爆弾による爆破が最終手段になるという。

報告書は、それ以前に、世界最大の電波望遠鏡(アンテナ直径305メートル)を持つプエルトリコの「アレシボ天文台」などの天文台や、天文・軍事衛星を活用し、NEOの早期発見と詳細な観測に努める必要があると指摘。NASAの探査機「ニア・シューメーカー」が小惑星エロス、日本の「はやぶさ」が同イトカワで行った着陸探査を高く評価し、将来の有人探査にも期待を示した。【時事 01.31】


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